タイトル | 多収で主要な縞萎縮ウイルス系統に抵抗性の二条大麦新品種「はるか二条」 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 1998~2012 |
研究担当者 |
河田尚之 藤田雅也 八田浩一 松中 仁 久保堅司 荒木 均 田谷省三 小田俊介 塔野岡卓司 堤 忠宏 関 昌子 平 将人 波多野哲也 |
発行年度 | 2012 |
要約 | 二条大麦新品種「はるか二条」は、早生、短強稈で倒伏に強く、穂数が多く多収である。主要なオオムギ縞萎縮ウイルス(BaYMV)系統とうどんこ病に複合抵抗性で、穂発芽耐性が強い。整粒歩合は高く整粒収量が極めて多く、外観及び精麦品質が良い。 |
キーワード | オオムギ、新品種、多収、穂発芽耐性、オオムギ縞萎縮ウイルス抵抗性 |
背景・ねらい | 暖地の精麦用二条大麦品種「ニシノホシ」は、食用及び焼酎醸造用として品質が良く実需者から高い評価を得ている多収品種で、約7,000ha栽培されている。しかし、「ニシノホシ」は発生が拡大しているオオムギ縞萎縮ウイルスⅢ型系統に罹病し、穂発芽性がやや易であること、多肥栽培では細粒が出やすく整粒収量が低下するなどの欠点が明らかになってきた。そこで、「ニシノホシ」並の精麦及び醸造品質を持ち、主要なオオムギ縞萎縮病ウイルス系統とうどんこ病に対する複合抵抗性を持ち、穂発芽耐性が強く、短強稈で倒伏に強く多収で、「ニシノホシ」に替わる二条大麦基幹品種を育成する。 |
成果の内容・特徴 | 「はるか二条」は、1998年度(1999年4月)に九州農業試験場において、低ポリフェノールで多収の食用品種を育種目標とし、プロアントシアニジンフリーで短強稈の「羽系B0080」に、短稈、多収でオオムギ縞萎縮ウイルスⅢ型系統に抵抗性の「西海皮59号」を交配し、派生系統育種法により選抜固定を図ってきたもので、2011年度の世代はF13である。なお、本品種は当初の育種目標であるプロアントシアニジンフリーではない。
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2012/112e0_01_07.html |
カテゴリ | 育種 萎縮病 うどんこ病 大麦 加工 新品種 抵抗性 品種 |