摘要 野菜・花きの重要害虫であるミカンキイロアザミウマの生物的防除法を確立するには、天敵の放飼技術の開発が重要である。そこでまず、放飼のためのシミュレーションモデル構築の基礎的知見を得るために、8年...
摘要 7年にハリクチブトカメムシの乾燥粉末飼料として良好であった雄蜂児粉末について、飼育容器内での保存性を検討した。餌交換の間隔を1日、5日、10日、無交換として2齢幼虫を成虫まで飼育したところ、5...
摘要 捕食性天敵であるハリクチブトカメムシの実用化のための基礎的知見を得るため、その集合性について調べた。室内試験では2齡幼虫で脱皮時及び捕食中の個体に強い集合性がみられたが、5齡幼虫および成虫は摂...
摘要 天敵微生物、なかでも昆虫病原性糸状菌は優れた環境調和型の害虫防除素材であり、その利用技術の早急な確立が望まれている。そこで、農作物全般の重要害虫であり、また、化学農薬による防除が困難になってい...
摘要 薬剤による防除が困難なカメムシ類の生物的防除の手段として卵寄生蜂が有望である。これら卵寄生蜂は寄主範囲の広いものが多く、寄主カメムシと卵寄生蜂の寄主・寄生者関係は極めて複雑である。この寄主・寄...
天敵昆虫(卵寄生蜂)の利用による大豆害虫カメムシ類の防除技術(239)
摘要 九州地域でのダイズ栽培にとって問題とされているイチモンジカメムシについて、その天敵の働きを明らかにした。イチモンジカメムシの卵期の最大の死亡要因は卵寄生蜂 Telenomus triptus ...
摘要 果樹害虫の微生物的防除に有効な昆虫病原細菌の探索を行った。現有のBacillus thuringiensis(Bt)の32菌株についてキボシカミキリに対する影響を調べた結果、カなどの双翅目昆虫...
摘要 ハリクチブトカメムシなど捕食性の天敵カメムシは、作物害虫の生物的防除法への利用が有望とみられている。しかし、人工増殖に用いられている飼料は生の餌昆虫あるいは動物組織など水分を多量に含むものであ...
摘要 原生動物は多くの目の昆虫に感染するが、他の病原体に比較すると病原性は弱いものが多いので害虫防除への応用は極めて少ない。しかし微胞子虫類は一般に病原性が強く、微生物的防除の有力な候補者の一つとさ...
摘要 熱帯・亜熱帯において持続的農業生産を目指すには害虫類の生物的防除を積極的に取り入れる必要がある。本課題ではこのうち、捕食性のカメムシ類を生物学的防除体系に組み入れる場合の技術的な問題を抽出し、...