摘要 プログラムB「熱帯等の不良環境における農産物の安定生産技術の開発」(農産物安定生産研究業務セグメント)では、食料増産の推進とアフリカをはじめとする世界の栄養改善に向けて、低肥沃度や乾燥等の不良...
h.暖地における長距離移動性、新規発生等難防除害虫の発生メカニズムの解明と総合防除技術の開発
摘要 1)長距離移動性イネウンカ類については、トビイロウンカとセジロウンカに適応可能な簡易な微量局所施用装置を用いた薬剤抵抗性検定法を開発した。また、イネウンカ類の飛来源地域における5年間のモニタリ...
(4)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 ・ メコンデルタ地域におけるミカン園の多数事例について、新植園地のグリーニング病の被害発生に影響する各種要因を定量的に解析・評価し、その結果に基づき圃場条件と耕種概要から農家のミカン栽培開始意...
h.暖地における長距離移動性、新規発生等難防除害虫の発生メカニズムの解明と総合防除技術の開発
摘要 1)平成20年6月に西日本に飛来したヒメトビウンカは、薬剤感受性や保毒虫率が国内土着個体群の特性と明確に異なることから、中国江蘇省を飛来源とした海外移動であることを明らかにした。また、これが契機...
(4)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 ・ カンキツのグリーニング病の感染拡大リスクと防除技術の評価に有用な、作物病害の拡散動態を予測する個体ベースモデルの骨格部分を構築し、解析を開始した。・ 防除意志決定に意味を持つ感染リスクの季節...
(4)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 メコンデルタ地域でのミカンキジラミ成虫の発生は、乾季後半~雨季前半に高まり、その後低下する。一方、グリーニング病の病勢進展は、ミカンキジラミ発生に3~5カ月遅れる。そこで、雨季後半に無病苗を定植...
3)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 本中課題は、年度計画に沿って順調に進捗している。「グリーニング病」プロジェクトでは、ベトナム南部果樹研究所との共同研究が円滑に進められている。「ココヤシ害虫」プロジェクトでは、ハムシの人工飼育...
h.暖地における長距離移動性、新規発生等難防除害虫の発生メカニズムの解明と総合防除技術の開発
摘要 1)イネウンカ類の東~東南アジア地域個体群を各種20系統以上採集して薬剤感受性と抵抗性品種加害性を検定し、これらの特性は、地域によって明確な差違があることを明らかにした。フタテンチビヨコバイは、...
3)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 1) カンキツグリーニング病の実際の伝搬過程を閉鎖系で再現するために、ガラス室内の罹病樹上に産卵させた卵から羽化したグリーニング病細菌保毒ミカンキジラミ成虫の育成に成功した。2) ミカンキジラミを...
モモシンクイガ等土壌接触性害虫に対する昆虫病原糸状菌の効果的施用技術の開発
摘要 i)亜熱帯地域において昆虫病原糸状菌の収集を行い、11種183菌株の菌を分離した。これらから、ナシ主要害虫モモシンクイガ及びナシヒメシンクイに対して病原性が強く、32℃の高温培養条件下でも生育可能な菌株...
摘要 カンキツグリーニング病の病原体に由来する外膜タンパク質遺伝子の獲得が困難であることから発現タンパク質に対する抗血清作製は遅れている。新規遺伝子診断法であるLAMP法の有用性はベトナムの広範囲のカン...
摘要 標識したミカンキジラミ成虫の移動分散やゲッキツ圃場内での飛翔行動を明らかにした。またベトナムでのカンキツグリーニング病防除対策に資する有益な知見、情報を得るなど業務は順調に進捗した。
摘要 カンキツグリーニング病の病原細菌に由来する外膜タンパク質遺伝子(OMP1)の一部塩基配列およびアミノ酸配列を決定し、既報の類似細菌が有するOMP1 との相同性を確認した。本病の病徴発現と病原体増殖との...
摘要 今年度からベトナムにおいてカンキツグリーニング病防除プロジェクトを開始し、現地における研究態勢の整備と研究開始に向けた準備を進めた。蛍光顔料粉末を用いてミカンキジラミを標識し、標識直後の個体の...
摘要 カンキツグリーニング病病原体が属するグラム陰性細菌の外膜タンパク質遺伝子に由来するプライマーを作製し、感染植物特異的な複数のPCR産物を得た。これらのシークエンシングの結果、病原体が分類上、Ag...
摘要 カンキツグリーニング病を媒介するミカンキジラミのモニタリングに使用するため、5種類の蛍光色素を吸収させたゲッキツの吸汁によるミカンキジラミのマーキングを試みたが、マーク虫は早期に死亡し、他の方...
亜熱帯地域における性フェロモン等を活用した安定生産技術の開発
摘要 甲虫目に属するクシコメツキにおいて、環境に優しい性フェロモンを利用した防除技術を開発する。 サトウキビ害虫に有望な土着天敵の生態を解明し、防除に利用する技術を開発する。 研究対象 サトウキビ 戦...
摘要 高力価抗血清作成のため、定法のPhytoplasma純化法を適用し、パーコール密度勾配遠心により病原体の純化を試みたが、本法では夾雑物が多く、健病試料間の差は見出せなかった。一方、植物体内の病原体濃度の...
ミカンキジラミ等及びそれらの天敵生物の生理生態的特性の解明(741)
摘要 ミカンキジラミの捕食性天敵としてコミドリチビトビカスミカメおよびアリガタシマアザミウマを新たに記録し、ミカンキジラミの発育特性を明らかにした。ミカンキジラミの移動能力を予測するための調査法の検...
所蔵タイプ標本等のデータベース化及びインベントリーのためのフレームの構築
摘要 3種のヤガ科新害虫の九州以北における発生を確認し、かつては亜熱帯・熱帯に分布、または、九州以北では害虫とは認識されていなかった種と同定できた。地球温暖化に伴って亜熱帯等原産の昆虫が九州以北で害...