ダイズ調湿種子と殺菌剤種子粉衣の併用による冠水時の出芽安定化
要約 圃場の冠水時に出芽向上効果をもつダイズ種子の調湿処理は、高地温や冠水の長期化に伴い雑菌の影響を受けやすくなりその効果が低下する。そのため、調湿種子に殺菌剤を種子粉衣することにより出芽の安定化が...
要約 関東北部のナタネ後ヒマワリの播種期は6月下旬となる。播種時期が梅雨にあたるため,転換畑では、小明渠浅耕播種機で地表排水を図る。播種後約1ヶ月の追肥は収量確保に有効である。機械収穫は、花床・茎水分...
要約 早晩性を異にするエダマメ4品種(「福成」、「湯あがり娘」、「新潟茶豆」、「庄内5号」)について、作成した温度と日長の多項式で表されるDVR(発育速度)推定式を用いて、直播栽培での出芽日、開花日お...
耕うん同時畝立て播種作業機の汎用利用によるムギ・ソバの湿害軽減技術
要約 ダイズ用に開発した耕うん同時畝立て播種作業機の耕うん爪配列を変更し、平高畝を作りながら同時にムギやソバを播種する作業技術である。一工程で耕うんと同時に畝立て、施肥、播種作業を行い、畝立てによ...
出芽期を多湿条件で経過した大豆の生育とちりめんじわ粒発生の特徴
要約 大豆の出芽期に湿害を受けると、開花期頃までの主根長は短くなり、根乾物重の増加が停滞するとともに子実肥大期頃までの地上部窒素含量が少なくなる。その結果、登熟後半の葉色の低下および落葉時期が早くな...
要約 トラクタのロータリ整地板に取り付け、ロータリ両端に市販の培土板を装着することにより、畦立同時播種を良好に行うことが可能で、排水効果が高く、大豆の出芽安定に寄与できる簡易畦立機を開発した。 キー...
要約 湛水条件下でダイズの茎に形成される二次通気組織はシュノーケルの様な機能を果たし、その組織を通じて大気中の酸素が地下部に供給され、大気とのガス交換は瞬時に行われる。 キーワード ダイズ、通気組織...
ベンタゾン液剤によるダイズ「サチユタカ」への薬害発生に及ぼす有機リン系殺虫剤および過湿処理の影響
要約 エチルチオメトン粒剤を播種時処理したダイズ「サチユタカ」は、ベンタゾンによる薬害が助長され、落葉や褐変などの重大な症状が多発する。その後の地上部生育が顕著に抑制され、薬害からの回復が遅れる。薬...
麦跡転換畑における浅耕うね立て同時播種技術による大豆の苗立ち・初期生育の安定化
要約 麦跡転換畑の大豆栽培において、一工程で浅く耕耘するとともにうねを立てながら播種する「浅耕うね立て同時播種技術」により、湿害が回避され、出芽が安定し初期生育も確保される。 キーワード ダイズ、播種...
要約 耕地土壌図の土壌統名を土地改良事業計画で規定する暗渠区分に対応させ、ほ場毎の排水性の良否から排水対策を選択できる。 キーワード 水田転換畑、排水対策、耕地土壌図 背景・ねらい 水田転換畑における麦...
要約 代かきローター(なたづめ)を用いた播種機で高さ10cm程度の小さな畦を立てて大豆を栽培することにより、水田での梅雨期の湿害が回避でき、初期生育が旺盛となり収量が安定する。 キーワード ダイズ、湿害...
中山間地域における「サチユタカ」の麦跡不耕起密条播種による晩播栽培
要約 麦跡不耕起密条播種法は、麦作の明渠を利用し、条間30cmの不耕起播種を行うことで梅雨期に苗立ちを確保する無中耕・無培土の栽培法である。中山間地域で「サチユタカ」を7月上旬の晩播で苗立ち数を平方メー...
野菜予冷庫で網袋と通気用パイプを用いた大豆種子水分の調節方法
要約 大豆種子30kgを詰めた籾運搬用網袋の中に通気を促す多孔パイプを挿入し、温度10℃・湿度95%程度の野菜予冷庫に約4週間貯蔵することで、種子水分を15%程度の適水分にまで均一に高めることができる。 背景・...
要約 大豆種子を水に数秒浸漬する処理を播種の前日に行うことで、種子水分を3~6%高めることができる。浸漬処理で水分を調節した種子の苗立率は、無処理の種子に比べて向上する。 背景・ねらい 大豆の発芽時の湿...
要約 温度と湿度を調節して種子水分15%前後に調整することで播種時における子葉の裂けとカビの繁殖が抑えられ、湿害時に出芽率を最も高めることができる。また温度35℃、相対湿度95%として処理速度を速めても出...
小明渠作溝同時浅耕播種と耐倒伏性品種を基軸としたダイズの浅耕栽培法
要約 小明渠作溝同時浅耕播種機によるコムギ跡ダイズの1工程播種と耐倒伏性ダイズ品種との組み合わせによって、大幅な作業効率の向上と燃料消費の節減が図られるとともに、7月上~中旬播種でも狭畦、無中耕無培...
ダイズ種子含水率調節は品種にかかわらず冠水障害軽減に有効である
要約 ダイズ種子を水に浸漬すると、発芽および発芽後の生育が大きな阻害を受ける。播種前の種子の新鮮重あたり含水率を15%程度まで高めることによって、冠水障害の発生は大幅に軽減され、この効果は品種に関係な...
ダイズ種子含水率調節は品種にかかわらず冠水傷害軽減に有効である。
要約 ダイズ種子を水に浸漬すると、発芽および発芽後の生育が大きな阻害を受ける。播種前の種子の新鮮重あたり含水率を15%程度まで高めることによって、冠水障害の発生は大幅に軽減され、この効果は品種に関係な...
重埴土に限らず砂壌土まで湿害回避ができるダイズ耕うん同時畝立て播種技術
要約 耕うん同時畝立て播種技術は埴土から砂壌土まで適用拡大できる。重埴土や軽埴土に加えて砂壌土までの幅広い土性の湿潤条件の現地営農規模で改良型アップカットロータリによる耕うん同時畝立て播種技術を実施...
市販ロータリーを用いた有芯部分耕による転作畑大豆作の収量性向上
要約 市販ロータリ耕起爪の一部の取り外しや付け替えにより、播種条直下に不耕起部分を残した有芯部分耕が可能となる。水稲後作の大豆作では、不耕起部の土壌含水率の変動が小さいために過湿や過乾燥になりにくく...