改良部分耕と表土被覆の組み合わせによる環境保全型タロイモ栽培技術
要約 傾斜地において、携帯型深穴掘り器や深溝掘り機を用いた部分耕と有機物マルチを組み合わせてタロイモを等高線栽培すると、慣行(全面耕起、マルチ無し)に比べて土壌侵食量が80~91%減少し、タロイモが3倍程...
新規カドミウム浄化専用イネ品種による水田のファイトレメディエーション
要約 新規カドミウム浄化専用品種「ファイレメCD2号」を用いたカドミウム汚染水田のファイトレメディエーション(植物浄化)技術は、従来品種を用いた同技術より効率的な植物浄化が可能である。 キーワード ファイ...
要約 16県228地点456の水田転換畑圃場で行われた広域調査の結果では、ダイズの収量に土壌の交換性塩基が強く関わっている可能性が認められる。特に、交換性Mgの交換性CaおよびKに対する比率でMg割合が高まると、...
水田輪作体系乾田直播栽培における収量マップを用いた基肥可変の施肥増収効果
要約 大区画圃場の水田輪作体系乾田直播栽培において収穫情報マッピングシステムの収量マップを利用して基肥窒素を可変施肥することにより水稲収量が7~17%増収する。基肥窒素の可変施肥による単収の増加により60...
光源をもつ携帯型NDVIセンサによる秋まき小麦「きたほなみ」の茎数推定法
要約 光源をもち安価でかつ安定した測定が可能な携帯型NDVI(正規化植生指数)センサによる秋まき小麦品種「きたほなみ」の茎数の推定法を考案した。本手法により、これまで負担の大きかった初冬、融雪時の人力によ...
要約 水田土壌から大気中に二酸化炭素(CO2 )が放出される。湛水期間の CO2 放出量は僅かであるが、夏期の中干しから水稲収穫までの期間に多くの CO2 が放出され、この期間の...
要約 水稲「みやびもち」は寒冷地南部では早生に属し、短稈で耐倒伏性が強く多収の糯系統である。良質で、搗き餅、おこわなどへの利用が期待できる。 キーワード イネ、糯、早生、多収、短稈、みやびもち 背景・...
要約 水稲「楽風舞」は寒冷地南部では早生に属し、高度精米耐性を有する酒造用品種である。製造酒の酒質は、清酒では淡麗、泡盛では軽快で華やかに仕上がる。 キーワード イネ、酒米、高度精米耐性、清酒、泡盛、...
要約 「ゆめさかり」は寒冷地南部での出穂期が早生の晩に属する粳種である。大粒で玄米収量が多く、バイオエタノール用、飼料用等の新規需要米としての利用が期待できる。 キーワード イネ、バイオエタノール、飼...
西アフリカ・サヘル地域の農村における農地-集落系の窒素フローの評価
要約 西アフリカ・サヘル地域では、農地から村に持ち込まれる収穫窒素物の66%は粗放管理畑に依存しているが、粗放管理畑への窒素供給は風成塵のみであり、窒素投入量から窒素持ち出し量を差し引いた値はマイナス...
大豆作付け回数が多くなると、土壌の理化学性が悪化し、大豆の収量が低下する
要約 暖地の二毛作水田において、「稲麦稲麦」体系に比べて、「稲麦豆麦」や「豆麦豆麦」体系では、土壌の容積重が重く、孔隙率が低い。また、全窒素、全炭素及び可給態窒素量も低い。さらに、大豆作付けの頻度が...
ダイズ・コムギ作での浅耕栽培の継続が水田転換畑作土層の理化学性に及ぼす影響
要約 水田転換畑のダイズ・コムギ栽培において、小明渠作溝同時浅耕施肥播種と無中耕無培土管理を連続して行うことにより、浅耕部分の全炭素、全窒素含有量、交換性カリ、有効態リン酸含量が増加する。 キーワ...
西アフリカ・サヘル帯における作物残渣還元と化学肥料施用およびササゲとの輪作によるトウジンビエ生産量と土壌有機物の持続的向上
要約 西アフリカ・サヘル帯においては、トウジンビエ残渣還元と化学肥料施用を組み合わせた肥培管理を行うことにより、砂質土壌に有機物が蓄積し、トウジンビエの生産量が増加する。また、家畜飼料として利用され...
要約 だいず「中育52号」は、百粒重が60g以上と「ユウヅル」よりかなり重く、裂皮の少ない晩生の白目極大粒系統である。加工適性は、納豆に好適で、煮豆等に適する。 キーワード ダイズ、極大粒、煮豆、納豆、煎...
耐倒伏性で加工適性に優れるだいず新品種候補系統「東山199号」
要約 大豆「東山199号」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生系統である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
要約 大豆「タチホマレ」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生品種である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
ダイズの無中耕無培土栽培における窒素固定能の変動要因と生育、収量との関係
要約 ダイズの窒素固定能は播種時期の早晩による影響を大きく受け、7月上旬播種で窒素固定能が高く、栽植密度の影響は認められない。また倒伏すると窒素固定能は低下し、窒素固定能と収量および地上部乾物重との...
要約 「トヨコマチ」並の熟期の白目中粒である。イソフラボン含量が「トヨコマチ」より1.5倍程度高い。低温抵抗性が強い。臍および臍周辺着色抵抗性が強く外観品質に優れる。遊離型全糖含量がやや低く、こく、甘...
中山間地域における「サチユタカ」の麦跡不耕起密条播種による晩播栽培
要約 麦跡不耕起密条播種法は、麦作の明渠を利用し、条間30cmの不耕起播種を行うことで梅雨期に苗立ちを確保する無中耕・無培土の栽培法である。中山間地域で「サチユタカ」を7月上旬の晩播で苗立ち数を平方メー...
エダマメ‘秘伝’の収量、食味に対する被覆尿素および加里の培土期追肥の効果
要約 エダマメ‘秘伝’に被覆尿素または加里を培土期追肥することにより、総莢数や商品莢数が増加し増収する。さらに、食味も向上する傾向にある。 キーワード エダマメ‘秘伝’、追肥、被覆尿素、加里、食味 背景・...