FOEAS導入圃場では狭畦と不耕起の組み合わせがダイズの省力化、増収に貢献
要約 関東地域のFOEAS導入現地圃場のダイズでは、苗立ち数、全乾物重、収量は、不耕起播種狭畦栽培、ロータリ播種狭畦栽培、慣行ロータリ播種栽培の順で高く、特にFOEASと不耕起播種狭畦栽培の組み合わせはダイズ...
要約 北陸地方の重粘土水田において、FOEAS整備後に転作を優先した圃場では排水が促され、施工10年後でも地下排水機能が維持される。また、RTK-GPSを用いると弾丸暗渠の位置をより正確に特定でき、維持管理に利用...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
難防除雑草マルバルコウ防除のための大豆品種「あきまろ」狭畦晩播栽培体系
要約 マルバルコウ多発圃場でも晩播適性大豆品種「あきまろ」の30cm狭畦の晩播栽培を行い、FOEASにより苗立ちを確保し、適期に土壌処理剤、選択性茎葉処理剤の全面散布、非選択性茎葉処理剤の畦間株間散布を実施...
多雪重粘土地帯の地下水位制御システム圃場における水・養分流出
要約 多雪重粘土地帯の水稲-大麦-大豆2年3作の地下水位制御システム圃場では、水位制御により暗渠排水性は低下し、全窒素・硝酸態窒素及び懸濁物質流出量は減少、全リン流出量は増加する。また、大麦期が作付期間...
要約 播種から収穫まで耕起しない狭畦不耕起栽培は、慣行の耕起播種・中耕培土栽培と比較して、ダイズ白絹病の発生を減少させる。狭畦不耕起栽培による白絹病の抑制は中耕培土前の段階でも認められる。 キーワー...
要約 地下水位制御システム(FOEAS)は、幹線パイプの埋設下部の漏水が少ない圃場への導入が好適で、麦類は排水機能活用、大豆は排水と地下灌漑の両機能の利用で増収するなど、活用指針に従った利用方法により水田...
多雪重粘土地域の地下水位制御システムにおける新技術導入効果の実証
要約 地下水位制御システムは、日本海側の多雪重粘土地域における水稲乾田直播や2年3作体系の導入を容易にし、単収が高く、作業競合の軽減と耕地利用率2割向上が図られる。費用合計は水稲で約3割、大麦で約2割、...
要約 地下水位制御システムを導入した一筆水田の水稲栽培時用水量は100~400mm程度の節水となり、水田群の用水量も同様の傾向になる。また、大豆栽培時は118~222mmの地下灌漑用水量が新たに発生するが、同一地区...
要約 「FOEAS」設置の償却費は施工面積1haで約23千円/10aである。50ha規模の水田作経営が排水不良田に「FOEAS」を設置し収益向上を図るには、麦・大豆の二毛作を行い、未設置水田よりも大麦で46kg/10a以上、大豆...
地下水位制御システム(FOEAS)を利用した大豆の梅雨明け後播種栽培
要約 FOEASによる土壌水分制御は大豆の梅雨期と梅雨明け後播種の両方で出芽率を向上させる。梅雨明け後播種では、播種数日前に水位を一時的に高めると69~87%の出芽率が期待でき、7月下旬播種した場合では300g/㎡...
地下水位制御システムFOEASによる転作大豆の地下かんがい用水量
要約 鹿児島県内のFOEASを導入した灰色台地土の水田で転作大豆栽培を行う場合、地下かんがい実施日における用水量は、気象条件に対応して1~14mm/dayであり、無かんがいの対照ほ場に比べ、かんがいと排水の効果に...
要約 地下水位制御システムは大豆の出芽苗立ちの安定化や雑草生育抑制に有効であり、排水不良な粘質な土壌や土壌水分変動が著しい条件下で増収効果が高く、不耕起栽培にも適する。 キーワード 大豆、出芽苗立ち、...
要約 暗渠内水位の設定を作土内とし、暗渠内に用水を供給することにより、圃場全体の作土中の土壌水分を増加させることができ、大豆の出芽が良好になる。生育期間中に暗渠内水位を地表面下30cmに維持することで、...
砂質圃場のダイズ栽培におけるFOEAS(地下灌漑システム)の収量向上効果
要約 夏の干ばつ条件下の砂質圃場において、地下灌漑システムであるFOEASを用いることにより、土壌水分の変動は小さくなる。その結果、稔実莢数や稔実粒数の確保により収量を向上することができる。 背景・ねらい...
地下水位調節システムと畦畔漏水防止対策による転作作物の安定栽培
要約 大雨時には長時間湛水が発生し、無降雨時は地下水位低下が著しい転換畑において、地下水位調節システムの導入と排水路側や下流側畦畔からの地下灌漑水の漏水防止対策を行うことで、栽培作物に適した地下水...
FOEASの地下水位制御は大豆の根粒窒素固定、光合成を高めて増収させる
要約 新規地下灌漑システム(FOEAS)による地下水位制御により、大豆の出芽苗立ち、光合成が向上するとともに、根粒窒素固定量は大幅に高まる。その結果、地力窒素が乏しい圃場においても増収が期待できる。 キー...
要約 代かきローター(なたづめ)を用いた播種機で高さ10cm程度の小さな畦を立てて大豆を栽培することにより、水田での梅雨期の湿害が回避でき、初期生育が旺盛となり収量が安定する。 キーワード ダイズ、湿害...