気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API
背景・ねらい 近年の地球温暖化にともなう水稲の高温障害などの農業気象災害、年々変動する気象によって生じる栽培暦の変動、さらに国内の農業で急速に進行している経営規模の拡大に対応するため、複雑化している...
要約 土壌の無機態窒素量と窒素固定速度からダイズへの窒素供給量を算出し、乾物生産量と窒素蓄積量とのバランスに基づいてダイズの生育・収量を推定するモデルである。国内ダイズ品種および水田転換畑に適用可能...
要約 ユーザーが入力する土壌情報と栽培情報、および1kmメッシュ農業気象データシステムの気象情報から、土壌の体積含水率を推定し、ダイズの乾燥ストレスを日単位で表示するシステムである。10日先の予測や過去...
スーダンサバンナにおけるササゲ生産を広範囲で改善するための品種選抜法
要約 ササゲの収量は狭い地域内でも場所や年によって大きく変動するが、土壌型と降水量によって栽培環境を分類し、環境間の収量安定性にもとづいて品種を選抜することで、広範囲における平均収量の改善に向けた効...
改良部分耕と表土被覆の組み合わせによる環境保全型タロイモ栽培技術
要約 傾斜地において、携帯型深穴掘り器や深溝掘り機を用いた部分耕と有機物マルチを組み合わせてタロイモを等高線栽培すると、慣行(全面耕起、マルチ無し)に比べて土壌侵食量が80~91%減少し、タロイモが3倍程...
感染単位密度を指標とした土壌中のアーバスキュラー菌根菌感染ポテンシャルの定量法
要約 対象土壌で短期間栽培した検定植物の根に形成されるアーバスキュラー菌根菌の感染単位密度により、土壌中のアーバスキュラー菌根菌の感染ポテンシャルを定量的に評価できる。 キーワード アーバスキュラー菌...
予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システム
要約 気象情報と利用者が登録した作付け情報から、発育ステージを予測するとともに、適切な追肥量や施用時期、病害の予測情報等の栽培管理支援情報をインターネット経由で届ける農業情報システムである。農業気象...
ダイズ品種「里のほほえみ」における不定形裂皮粒の発生量と開花時期の関係
要約 「里のほほえみ」の裂皮粒は不定形裂皮粒と線形裂皮粒に大別され、不定形裂皮粒が主要部分を占める。不定形裂皮粒の発生量と開花時期の間には高い負の相関が認められ、開花時期は「里のほほえみ」の不定形裂...
FOEAS導入圃場では狭畦と不耕起の組み合わせがダイズの省力化、増収に貢献
要約 関東地域のFOEAS導入現地圃場のダイズでは、苗立ち数、全乾物重、収量は、不耕起播種狭畦栽培、ロータリ播種狭畦栽培、慣行ロータリ播種栽培の順で高く、特にFOEASと不耕起播種狭畦栽培の組み合わせはダイズ...
要約 赤外光を利用してササゲ子実の粉体サンプルの窒素含有量を推定し、これをタンパク質含有量に換算することにより、育種過程で利用可能な子実タンパク...
苦土石灰のうね内部分施用と低吸収性ダイズ品種による子実カドミウム濃度低減
要約 深さ20 cmまでの平均カドミウム濃度が1.4 mg kg-1と高い水田転換畑の場合、土壌pHが6.5に近づくように全面施用の苦土石灰量の50%をうね内に部分施用とし、低吸収性ダイズ品種・系統を用いれば、子実カドミウ...
要約 支柱を用いてテグスを圃場上面1mの高さに1m間隔で平行に張り、側面は25cm間隔で4段のテグスで囲むことで、カラスの侵入を効果的に抑えられる。短時間で簡易に設置と撤去ができ、作付ごとに圃場を移す畑作物...
関東地域のダイズ有機栽培には「フクユタカ」の7月上~中旬播種が適している
要約 関東地域におけるダイズ有機栽培には、中~晩生の品種が適している。「フクユタカ」は関東地域の一般的な標準播種期よりやや遅い7月上~中旬に播種することで、カメムシ等による吸汁害が軽減され、200kg/10a...
要約 現在の大気CO2濃度(400ppm)から200ppmの上昇によって、ダイズの地上部重や稔実莢数が増加し、収量が増加する。その収量の品種間差は稔実莢数の増加率で主に説明され、早晩性や伸育型では説明され...
要約 地下水位制御システム(FOEAS)は、幹線パイプの埋設下部の漏水が少ない圃場への導入が好適で、麦類は排水機能活用、大豆は排水と地下灌漑の両機能の利用で増収するなど、活用指針に従った利用方法により水田...
要約 農環研が開発した広域の作物収量予測モデル(PRYSBI-2)を利用して、ダイズの主要生産国における過去の収量変化の要因解析を行いました。アメリカ合衆国や中国では気温上昇で負の影響を受けていましたが、二...
要約 デジタルカメラ画像を用いて作物群落の形態的特徴(葉面積指数・地上部乾物重)の季節変化を把握できる植生指数を考案し、デジタルカメラを活用した作物生育モニタリング手法を開発しました。 背景・ねらい ...
夏作ホウレンソウ前作物としての春作エダマメの栽培時期の早期限界
要約 春作エダマメの2粒以上莢重100 kg/a以上を得るためには無加温ハウスへ定植後から開花最盛期までの栄養生長量の確保が重要で、ハウス内平均気温19℃以上が必要と計算される。近畿地方北部では、4月初旬以降の...
寒冷地における水稲品種「萌えみのり」の鉄コーティング種子湛水散播栽培
要約 寒冷地において直播向き水稲品種「萌えみのり」種子を鉄コーティングして湛水散播栽培することにより、一般品種の移植栽培並の収量、品質、食味となる。玄米60kg当たり費用は2009年度統計値の約80%となる。 ...