石礫のある条件でも利用可能なV字刃本暗渠機「カットドレーナー」
要約 V字刃本暗渠機「カットドレーナー」は、V字刃の土塊の持上げ・破砕作用で圃場内の石礫の直径が30cm未満であれば、深さ80cm程度までに、最大60cm幅の破砕溝とその側方に7cm幅の開削溝を作り、内径50mm暗渠管...
直列2本刃の切断・開削作用によりトラクタで利用できる本暗渠機「カットドレーナー」
要約 直列2本刃を有する本暗渠機「カットドレーナー」は、前の切断刃により深さ70cm以深までの土壌を幅3cmで切断、その後にある直列配置された開削刃で深さ70cmまでに幅7cmの溝を開削、リール巻暗渠管とモミガラ...
要約 畝立て直播は、表面が硬い台形断面状の播種畝を成形しながら畝の天面に播種することで、圃場の漏水防止、降雨・滞水に伴う種子の酸欠やスクミリンゴガイの食害回避を図る技術である。高水分条件でも所要動力...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
多雪重粘地における乾田直播水稲-大麦-大豆2年3作での作土の孔隙特性の変化
要約 多雪重粘地における乾田直播水稲-大麦-大豆2年3作では、2年に1度水稲栽培を行っても畑地土壌の性質は失われず、作土中の排水性に関与する粗孔隙および作物が利用する水を保持する易有効水分孔隙は増加、乾燥...
感染単位密度を指標とした土壌中のアーバスキュラー菌根菌感染ポテンシャルの定量法
要約 対象土壌で短期間栽培した検定植物の根に形成されるアーバスキュラー菌根菌の感染単位密度により、土壌中のアーバスキュラー菌根菌の感染ポテンシャルを定量的に評価できる。 キーワード アーバスキュラー菌...
本暗渠未整備の水田転換畑のチゼルプラウ耕は排水性を改善しダイズの収量を改善する
要約 本暗渠未整備の水田転換畑圃場においてダイズ播種前にチゼルプラウ耕を行うと圃場の排水性が改善され、ダイズの苗立ち率が高まり、収量が向上する。 キーワード ダイズ、チゼルプラウ、転換畑、排水対策 背...
逆転ロータリとサイドディスクを活用した大豆の畝立て一工程浅耕播種技術
要約 逆転ロータリの爪配列を平高畝仕様に変更し、前方にサイドディスクを取り付け、畝立て、排水溝の作成、前作麦稈のすき込み、大豆の浅耕播種を一工程で実施できる技術である。浅耕により排水性を確保しながら...
要約 水稲乾田直播栽培の前年整地体系は、小麦収穫後・積雪までに整地(耕起・均平)し、春作業を省力化する。泥炭土における輪作のモデルケースでは、慣行体系に比べて春の整地...
要約 北陸地方の重粘土水田において、FOEAS整備後に転作を優先した圃場では排水が促され、施工10年後でも地下排水機能が維持される。また、RTK-GPSを用いると弾丸暗渠の位置をより正確に特定でき、維持管理に利用...
多雪重粘土地帯の地下水位制御システム圃場における水・養分流出
要約 多雪重粘土地帯の水稲-大麦-大豆2年3作の地下水位制御システム圃場では、水位制御により暗渠排水性は低下し、全窒素・硝酸態窒素及び懸濁物質流出量は減少、全リン流出量は増加する。また、大麦期が作付期間...
要約 地下水位制御システム(FOEAS)は、幹線パイプの埋設下部の漏水が少ない圃場への導入が好適で、麦類は排水機能活用、大豆は排水と地下灌漑の両機能の利用で増収するなど、活用指針に従った利用方法により水田...
小明渠浅耕播種機を用いて生産費を43%削減する2年3作輪作体系
要約 作溝・畦成形ユニットを装着した小明渠浅耕播種機による水稲-小麦-大豆の2年3作輪作体系では、慣行体系に比べて、作業時間を57%、生産物60kg当たり費用を43%削減できる。小明渠浅耕栽培で湿害を軽減できるこ...
要約 直径45cmの円筒を下層土に達するまで打ち込んで測定した湛水開始60分後のインテークレートと、同測定の24時間後に測定した円筒内の作土の土壌水分張力との組み合わせを評価指標にして、転換畑の排水性を評価...
圃場排水性を改善して施肥・播種を1工程で行うチゼル式不耕起播種機
要約 条毎にチゼルで排水溝を作溝し、同時に施肥・播種を行うトラクタ直装式の不耕起播種機で、降雨後の排水が促進され、大豆収量は1割程度向上する。作業幅は1.5~2.4mで、条間は30~80cmまで変更でき、30kW(40P...
要約 大分県農耕地土壌図をGISソフトを用いてデジタル化し、大豆栽培支援に関する新たな属性データを結合することにより、県下一円の大豆栽培支援マップを作成することができ、生産環境の現況および改善方策の提...
耕うん同時畝立て播種機を利用した飼料用トウモロコシの湿害軽減技術
要約 飼料用トウモロコシは、生育期間中の地下水位が-40cm以上になる日数割合が増加すると収量が低下する。耕うん同時畝立て播種機で畝立て栽培を行うと、土壌水分が低下し、収量が増加する。湿害を受けて低収量...
要約 地下水位制御システムは大豆の出芽苗立ちの安定化や雑草生育抑制に有効であり、排水不良な粘質な土壌や土壌水分変動が著しい条件下で増収効果が高く、不耕起栽培にも適する。 キーワード 大豆、出芽苗立ち、...
要約 小畦立て播種栽培は、水田大豆の湿害を軽減し、慣行平畦栽培に比べて概ね10 %増収する。小畦立て播種機は、代かきローターをベースに簡単に組み立てることができ、1行程で3~4条の施肥・播種作業が高能...
大麦によるリビングマルチと狭畦密植栽培を組み合わせた大豆の雑草防除技術
要約 秋播き性の高い大麦によるリビングマルチと大豆の狭畦密植栽培を組み合わせることで、地表面の光量子密度の低下が早まることから、無中耕・無除草剤でも雑草防除が可能である。リビングマルチの有無は大豆...