害虫抵抗性誘導物質としてのロリオライドの発見と害虫に対するその防除効果
要約 カロテノイドの一種であるロリオライドに殺虫活性はないが、これをトマトに前処理するとナミハダニやハスモンヨトウの生存率や産卵数が低下する。 キーワード 抵抗性誘導、カロテノイド、害虫防除、ロリオラ...
要約 アミノ酸の一種であるL-ヒスチジンをトマトの根部に処理することにより、難防除病害である青枯病の発病が抑えられる。L-ヒスチジンは青枯病菌に対す...
要約 病傷害に対する植物の防御応答に関わる鍵因子のMAPキナーゼを誘導する物質として新規ジテルペンをタバコから単離した。本物質は病傷害の情報をMAPキナーゼを介して防御遺伝子に伝え、抵抗性反応に導く伝達物...
要約 インゲンマメとその近縁種であるテパリービーンには、阻害特異性の異なる4種のα-アミラーゼインヒビタータンパク質(αAI)分子種が分布している。昆虫種に応じてαAI分子種を使い分けることにより、殺虫性遺...
要約 植物に新たな病害抵抗性を付与するために、昆虫由来の抗菌性ペプチド遺伝子をタバコに導入した。得られた組換え植物は、種々の病原細菌や病原糸状菌の感染に対して抵抗性を示した。 背景・ねらい 病原体感染...
要約 傷害によりそのmRNAが1分以内に増加するMAPキナーゼを単離した。この遺伝子を導入した組換えタバコを用いて、本遺伝子が“傷-ジャスモン酸-傷応答性遺伝子群の発現”という傷シグナル伝達経路の根幹で働...
要約 ニコチンに対する免疫抗体を作製した。免疫抗体は血清学的検出方法を用いて特異的に微量なニコチンを検出可能であった。 背景・ねらい たばこ栽培地区における蚕のニコチン中毒の発生は、蚕作に多大の影響を...