寒地向け多収・低アミロース米水稲新品種候補系統「北海324号」
要約 「北海324号」は北海道での出穂期が"やや早"に属し、Wx1-1とqAC9.3の2つの低アミロース遺伝子を持つアミロース含有率が約10%の系統である。炊飯米は粘りが強く良食味であり、玄米ご飯やい...
いもち病圃場抵抗性遺伝子 pi21 を持つ極良食味の新品種候補系統「中部125号」
要約 「中部125号」は温暖地東部では中生の早に属する、中間型の水稲粳種である。陸稲「戦捷」からいもち病圃場抵抗性遺伝子 pi21 を導入する際に、 pi21 座と密接に連鎖する不良形質をDNAマーカー選抜によって除...
要約 「北陸183号」は寒冷地南部における熟期が早生の晩で、やや短稈、偏穂重型、大粒、多収の粳種である。白米中の易消化性タンパク質であるグルテリン含量が少ないことからタンパク質摂取制限の必要な慢性腎不...
要約 水稲「佐賀18号」はキヌヒカリ/東北143号(後の「ひとめぼれ」)の組合せから育成されたもので、「日本晴」に比べ、出穂、成熟期が3~4日早い早生種である。稈長はやや長く、穂数は同等の中間型品種である。収...
要約 水稲新品種「柔小町」はアミロース含量が13%前後の半糯品種で、飯米の粘りが強く良食味であり、他品種とのブレンド適性も良好である。「ニシホマレ」と同程度の中生の熟期で、暖地の普通期作に適する。九州...
背景・ねらい 食生活の多様化と消費者の嗜好の変化により、一人あたりの米の消費量が減少しつつある中で、新たな米の需要を掘り起こすためには新しい形質を持ったイネを育成することが必要である。低アミロース品...
要約 水稲「南海糯140号」は、南海糯112号/関東糯148号(後の「モチミノリ」)の組合せから育成された早生・糯系統で、良質・多収である。宮崎県における中山間地に普及している中生の大粒糯品種「ミヤタマモチ」...
要約 「新潟46号」は、新潟県では極早生の中間型に属する粳種である。耐冷性は強く、登熟も良い。品質は上中、食味は上下である。山間地での収量性も安定している。平成9年から新潟県下の山間高冷地で普及に移す...