要約 「ほしじるし」は中生の多収の粳種で、炊飯米は「コシヒカリ」よりわずかに硬く、粒がしっかりとして良食味である。「とよめき」は早生の極多収の粳種で、炊飯米は硬く、粘りすぎないことから冷凍チャーハン...
カドミウム低吸収性の多収・良食味米品種「あきだわら環1号」、「ほしじるし環1号」
要約 「あきだわら環1号」および「ほしじるし環1号」は、やや晩生の多収・良食味米品種「あきだわら」および「ほしじるし」のカドミウム(Cd)低吸収性同質遺伝子系統である。両品種により、Cd低吸収性品種の適応地...
カドミウム低吸収性の水稲品種「きぬむすめ環1号」、「にこまる環1号」および「たちはるか環1号」
要約 「きぬむすめ環1号」、「にこまる環1号」および「たちはるか環1号」は、各々「きぬむすめ」、「にこまる」および「たちはるか」のカドミウム(Cd)低吸収性同質遺伝子系統である。各々の品種により、Cd低吸収...
Stvb-iによるイネ縞葉枯病抵抗性の持続性は分裂組織の生育安定性により担保される
要約 イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-iは、ATP結合ドメインを有する未知のタンパク質をコードし、イネの分裂組織で特異的に発現し、生育安定性に貢献する。そのメカニズムにより、分裂細胞での縞葉枯ウイルスの増...
餅等の硬化が遅く、いもち病、イネ縞葉枯病に強い水稲糯新品種「愛知糯126号」
要約 「愛知糯126号」は、愛知県と農研機構が共同で開発したコシヒカリ熟期のいもち病、イネ縞葉枯病に抵抗性を持つ水稲糯品種である。生餅や大福等の餅菓子、米粉ブレンドパン等の柔らかさ保持性に優れるため、...
要約 イネ縞葉枯ウイルスに感染したイネ組織中のウイルス濃度は、リアルタイムPCRのCt値を用いた比較Ct法により推定できる。発病株のウイルス濃度と病徴との関係に基づき新たに考案された発病指数を用いて従来法...
イネ縞葉枯病の総合防除技術および防除体系の構築を支援するマニュアル
要約 イネ縞葉枯病を効果的に防除するためには、媒介虫を対象とした薬剤防除、抵抗性品種の利用、圃場管理を産地の特徴に応じて組み合わせることが重要である。技術を取りまとめたイネ縞葉枯病の総合防除マニュア...
要約 「亜細亜のかおり」は、多収の高アミロース品種である。現在普及している「越のかおり」と同等の米麺加工適性を持ち、収量が3割程度多い。寒冷地南部では晩生に分類され、中生の主力品種「コシヒカリ」との...
"やや早"熟期で高温登熟耐性が優れる多収水稲新品種候補系統「西海291号」
要約 「西海291号」は「きぬむすめ」、「日本晴」よりやや遅い熟期の"やや早"に属するうるち種である。「きぬむすめ」より約7%多収で、高温登熟耐性に優れ、倒伏に強い。炊飯米はやや硬く、炊飯米の食味は良好で...
要約 「えみだわら」は、温暖地東部では出穂期、成熟期ともに"中"の粳系統で、業務・加工用品種「やまだわら」よりも登熟期間が短い。玄米収量が高く、玄米品質に優れる。炊飯米は粘りが弱いため、業務・加工用と...
やや晩生で多収・良食味の業務・加工用水稲新品種「 恋初めし」
要約 「恋初めし」は温暖地西部においてやや晩生に属する多収の粳種である。縞葉枯病に抵抗性で、穂いもちにも強い。やや大粒で良食味であり、業務・加工用としての利用が期待される。 キーワード イネ、業務・加...
要約 「あきあかね」は、食味が優れる水稲粳系統である。収量性に優れ、大粒で炊飯米の外観、なめらかさ、粘りにすぐれるため、中食・外食などへの利用が期待される。寒冷地南部では晩生に分類され、中生の主力品...
要約 「つきことか」は温暖地西部において"極晩"熟期に属する水稲粳種で、極長稈で茎葉乾物収量が極めて高いイネWCS用品種である。晩植でも穂重割合が小さいため、茎葉重割合が高いイネWCSの生産が可能である。 ...
高温登熟性および耐倒伏性に優れ、多収で縞葉枯病抵抗性の水稲新品種「にじのきらめき」
要約 「にじのきらめき」は、コシヒカリ熟期の良食味水稲粳品種である。高温登熟性、耐倒伏性に優れ、多収で縞葉枯病に抵抗性であるため、麦作地帯を含む地域において、特に大規模経営農家を対象に中食・外食向け...
経卵伝染したイネ縞葉枯ウイルスのヒメトビウンカ体内量と保毒虫率
要約 イネ縞葉枯ウイルスを経卵保毒するヒメトビウンカ幼虫体内の相対ウイルス量は、発育期間中ほとんど変化しないが、雄成虫では雌に比べ約2倍である。また、縞葉枯病抵抗性品種上で発育したヒメトビウンカの保...
早生で良食味、多収の暖地・温暖地向け水稲新品種候補系統「西海289号」
要約 「西海289号」は「キヌヒカリ」と同熟期の"かなり早"に属するうるち種である。「キヌヒカリ」より約10%多収である。玄米の外観品質が優れ、食味は良好である。関東以西での栽培に適する。 キーワード イネ、...
縞葉枯病抵抗性で糖含量が高い稲発酵粗飼料専用品種「つきすずか」
要約 「つきすずか」は、「たちすずか」と同様に牛に消化されやすい茎葉の割合が高く、サイレージ発酵に必要な糖含量が高い。縞葉枯病に抵抗性であるため、稲麦二毛作地帯などの縞葉枯病が発生しやすい地域での稲...
縞葉枯病抵抗性で良質良食味の水稲新品種候補系統「中国209号」
要約 「中国209号」は、温暖地西部では"やや早"熟期の粳系統である。「朝の光」よりも高温登熟性に優れ、良食味・多収であり、縞葉枯病に抵抗性である。群馬県の二毛作地帯を中心に主食用品種として作付けされる...
複数病虫害抵抗性を持ち高温耐性が優れる水稲新品種候補系統「西海297号」
要約 「西海297号」は「ヒノヒカリ」と同熟期の"中生"に属するうるち種である。「ヒノヒカリ」より約15%多収で、高温登熟耐性に優れ、倒伏に強い。いもち...
要約 「くらのぬし」は、温暖地東部において出穂期が"やや晩"、成熟期が"晩"に属する粳系統で、温暖地東部の主食用品種との作期分散が可能である。粗玄米収量が高く、葉いもちに強いため、飼料用米の低コスト安定...