要約 機能分子を結合するための「結合の手」(アジド基)が組み込まれたクリッカブルシルクの量産化を実現するため、実用品種との交雑育種を実施する。その結果、クリッカブルシルクの生産量が約3倍に向上するとと...
「つけな中間母本農2号」由来の晩抽性を選抜できるDNAマーカー
要約 「つけな中間母本農2号」の極晩抽性は、花成抑制遺伝子BrFLCの変異に起因すると考えられ、低温にさらされてもBrFLCの発現量は減少せず花成が誘導されない。BrFLC内の多型をマー...
要約 ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子Crr1aは、TIR-NB-LRRモチーフを有するタンパク質をコードし、根の中心柱および皮層周辺において発現する。Crr1aを導入することで、根こぶ病の病原型グループ...
ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子座CRbの詳細遺伝地図および選抜マーカー
要約 根こぶ病病原型グループ3に抵抗性を付与するCRbは、2つのDNAマーカーKB59N07とB1005との間の約140kbのゲノム領域に座乗する。CRb周辺のDNAマーカーを活用することにより、根こぶ病抵抗性...
Brassica rapaの高レベル自家不和合性を制御する遺伝子座
要約 純度の高いF1種子の生産を可能にする高レベル自家不和合性に関与する主要なQTLは、Brassica rapa連鎖地図の2つの連鎖群に検出され、最も作用力の大きなQTLは連鎖群R07に位置する。 キーワ...
小胞子培養によるハクサイと在来カブ交雑系統からの多様な固定系統作出
要約 ハクサイ系統と在来カブの交雑系統を用いて小胞子培養を行うと在来カブの形質が導入された多様な固定系統が作出できる。 キーワード 在来カブ、ハクサイ、小胞子培養、育種、F1 背景・ねらい 三...
要約 根こぶ病抵抗性ハクサイF1品種‘スーパーCRひろ黄’は、根こぶ病菌の病原性判別に利用できる。本品種と既報の‘隆徳’を判別品種に用いることにより、ハクサイ根こぶ病菌を病原性の異なる4グループに分類できる...
ハクサイ根こぶ病抵抗性個体を選抜可能なマイクロサテライトマ−カ−
要約 開発したハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子座に連鎖したマイクロサテライトマーカー2種類は異なる病原菌レースに対応しており、抵抗性個体を効率的に選抜することに利用できる。 キーワード マイクロサテライト...
要約 花粉培養で育成した「DH1」に「改良CR金沢青」を交配したF1品種「CR石川交1号」(仮称)を育成した。この品種は、根色が白の基本色で肩部に鮮やかな緑の補充色を有し、根形は球で、糖度が高く、加...
要約 秋田県在来の‘平良かぶ’を母本にして、根こぶ病抵抗性を付与した‘あきた平良かぶ’を育成した。‘あきた平良かぶ’は‘平良かぶ’とほぼ同等の根形、加工適性を持ち、強い根こぶ病抵抗性を示し連作できる。 背景...
レタス腐敗病細菌(Pseudomonas cichorii)が生産する植物毒素・チコリンの作用機構
要約 腐敗病細菌(Pseudomonas cichorii)に感染したレタス組織では、病原細菌が生産する植物毒素・チコリンによって、自家蛍光物質の蓄積、組織硬化などの生理的反応が誘導される防御反応を乗り越えて、病徴が発...
要約 ‘はくさい中間母本農6号’は欧州の飼料カブなどを用いて育成された晩抽性品種である。わが国のハクサイ品種として最も抽台が遅く、春どりハクサイの実用品種の育種素材として利用できる。 キーワ...
要約 ハクサイ類の根こぶ病抵抗性素材として利用されている飼料用カブが持つ抵抗性遺伝子と連鎖したRAPDマーカーを検索し、幼苗期での早期予備選抜に有効なマーカーを得た。 キーワード 根こぶ病抵抗性素材、...