自給粗飼料による肉用牛生産システム導入で環境影響を低減できる
要約 放牧を含む自給粗飼料による肉用牛生産で生じる環境への影響は、気候変動、酸性化、富栄養化およびエネルギー消費の各評価項目で、輸入濃厚飼料に依存する慣行生産システムでの値を概ね下回る。草地への化学...
たちすずかWCS給与による適度な脂肪交雑で良質な肉生産のための肉用牛肥育
要約 WCS調製した高糖分飼料イネ「たちすずか」を黒毛和種去勢牛に対して濃厚飼料から代替給与することで、肉質3等級程度の牛肉の生産が可能となり、また、牛肉内のビタミン含量が増加し、保水性の向上が期待でき...
要約 稲発酵粗飼料(イネWCS)を収穫圃場周囲で冬季に、電気牧柵を利用して牛の採食行動を制限して給与することにより、残飼は10%程度に抑えられ、イネWCSを牛舎へ運搬給与する場合と比べて経費は約50%削減さ...
良質な飼料イネサイレージを給与すると黒毛和種子牛は良好な発育を示す
要約 TDN含量50%以上の良質な飼料イネサイレージを利用すると、黒毛和種子牛は良好な発育を示す。また、飼料イネサイレージを多給し育成を行う場合は、タンパク水準を高めた濃厚飼料を給与することにより良好な発...
各種有機質肥料のδ15N値とコマツナ、キュウリのδ15N値の特徴
要約 有機質肥料のδ15Nは、大豆粕のようにマイナスの値のものから家畜ふん堆肥の一部のように15以上の値を示すものまで広範囲にわたり、コマツナとキュウリのδ15N値は、使用した有機質肥料のδ15N値の直...
飼料中のカルシウム・マグネシウム・カリウム含量を、目視で判定する
要約 飼料中のカルシウム(Ca)・マグネシウム(Mg)・カリウム(K)含量は、1%塩酸抽出法と比色法を組み合わせることにより、1時間以内で測定が可能である。あらかじめ含量が判っている飼料と並行して処理すれ...
要約 茶園でよく用いられる有機質肥料(菜種油粕、大豆粕、肉骨粉、魚粉)の黒ボク土茶園における可分解性窒素量は全窒素含量の59~89%で、地温摂氏25度では可分解性窒素量の90%が8~12日で無機化する。無機化速...
肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与と子牛生産性
要約 肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与は哺乳量および分娩後の子牛発育には影響はないが、胎子発育および分娩後の繁殖機能(発情回帰、受胎性等)に悪影響を及ぼすので、単味給与する場合...
肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与と子牛生産性
要約 肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与は哺乳量および分娩後の子牛発育には影響はないが、胎子発育および分娩後の繁殖機能(発情回帰、受胎性等)に悪影響を及ぼすので、単味給与する場合...
要約 肥育前期にDIPが高い濃厚飼料を定量給与すると、粗飼料の採食量が増加し増体性が向上するともに、肥育後期にDIP及びNFC割合を高めると、増体量が多く、枝肉重量が増加し、脂肪交雑が向上する傾向を示す。 キ...
肥育前期における卵巣除去した黒毛和種雌牛の高CP濃厚飼料定量給与の効果
要約 卵巣除去した黒毛和種雌牛に、大豆粕を主体にCP水準を高めた濃厚飼料を定量給与すると、BUN、第一胃内NH3-Nは高くなるが、粗飼料の採食量が増加し、第一胃におけるVFA生産量が多く、良好な増体を示す。長崎...
要約 本病汚染土壌にフスマまたは米糠を1t/10a混和し、100~150㎜の潅水と土壌表面被覆・ハウス密閉により、ほ場容水量以上の水分と平均30℃以上の地温を維持する。これにより土壌の酸化還元電位が低下し、20日間...
全量有機質肥料(乾燥鶏糞・大豆粕)による早期栽培コシヒカリの施肥技術
要約 早期栽培コシヒカリにおいて、乾燥鶏糞と大豆粕の全量有機質肥料の施用によって化成肥料による慣行と同等の収量が得られる。基肥窒素は、大豆粕では化成より1kg/10a増肥、乾燥鶏糞では化成並に施用し、穂肥...