要約 夏季が高温多照となる温暖地西部において、新規需要米多収品種は一般品種より2~5割の多収を示す。「タカナリ」「北陸193号」は1t/10aの多収能力を示すが、日射条件により籾数や登熟が変動し易い。一方「ミ...
スクミリンゴガイは低温順化や非湛水条件により冬期に耐寒性が高まる
要約 スクミリンゴガイは越冬時に耐寒性が高まる。耐寒性は、非湛水条件や低温順化処理によって高まる。 キーワード スクミリンゴガイ、耐寒性、低温順化 背景・ねらい スクミリンゴガイは西日本を中心にイネの重...
スクミリンゴガイは耐寒性上昇時に体内にグリセロールを蓄積する
要約 スクミリンゴガイは、耐寒性上昇時に体内のグリコーゲンを消費しグリセロール濃度を上昇させる。数種類の遊離アミノ酸濃度も耐寒性上昇に伴い増減する。 キーワード スクミリンゴガイ、耐寒性、グリセロール...
高冷地、中山間地向け、麺の色相が優れた多収小麦新品種「フウセツ」
要約 小麦「フウセツ」は、中生種で耐雪性、耐倒伏性が優れ、穂発芽性難で、多収である。粉の色相は明るい黄白色で、ゆでめんの色相が優れ、滑らかで官能評価が高い。長野県で奨励品種に採用。 キーワード 小麦、...
要約 ウマノアシガタ一重の偶発実生の中から花弁が八重の形状を示す変異個体を選抜し、花茎本数や花数が多く、花壇や畦畔の景観形成に利用できるラナンキュラス「ガーデンスター」を育成した。 キーワード 八重、...
要約 冬期を中心として冬作飼料作物の播種時期を移動すると、10月下旬~11月上旬および年明け3月の播種で乾物収量が高い。11月下旬~翌1月の播種は、エンバクとイタリアンライグラスでは実用的収量が得ら...
要約 小麦「ユメセイキ」は、ゆでうどんの粘弾性が高く、滑らかで食感に優れ、色相が明るい白で官能評価が高い。また、耐倒伏性に優れ、多収、穂発芽性難で、外観品質が優れる。長野県で奨励品種(認定品種)に採...
要約 「キヌヒメ」は良質で、茎立ちが遅く、耐寒性が強い。出穂期、成熟期は「きぬいろは」より遅いが、外観品質は優れ、収量が安定しているので、標高300m以上の中山間地域向き奨励品種として採用した。 キーワ...
要約 六条皮麦で「ミノリムギ」に比べ倒伏に強く、大粒で精麦特性が良好な早生種「ファイバースノウ」を奨励品種に採用する。 背景・ねらい 「ミノリムギ」は、昭和43年に奨励品種に採用されて以来、食用良質大...
要約 「シラネコムギ」よりやや多収で、製粉・製麺性が「シラネコムギ」並みに優れる。倒伏に強く穂発芽性難の早生種「キヌヒメ」を奨励品種に採用する。 背景・ねらい 長野県では良質小麦として実需者の評価が高...
要約 この系統は半数体育種法(bulbosum法)により育成された。播性IVであるが「フクホコムギ」と同じ早生種である。穂発芽性難で、倒伏に強くより多収である。粉色はシラネコムギ並みに白く、ゆでうどんの官能評...
要約 この品種は「アサマムギ」並の早生種である。倒伏に強いもち性の六条皮麦で、精麦白度が高く、麦飯食味の官能評価が高い。 背景・ねらい 北陸、東北、東山地域における六条皮麦の主力品種「ミノリムギ」は、...
新規造成畦畔における数種地被植物の生育特性と雑草の発生に及ぼす影響
要約 畦畔植生の省力管理のために導入する地被植物として、シバザクラ、アークトテカが地被能力が高く最も有望で、導入した地被植物の被度が高いほど雑草の発生量は少ない。 背景・ねらい 急傾斜地における基盤...