水利システム・人工衛星データによる代かき時の水利用実態調査手法とその適用
要約 水利システムの水田区画等のGISデータ、取水量データ、人工衛星データを組み合わせて利用することで、水利用実態を推察することができる。筑後川およびその関連流域では、一週間程度、下流域が先行して代か...
ベトナム南部メコンデルタにおけるトビイロウンカの発生量変動と移動実態
要約 メコンデルタのトビイロウンカ発生量はイネの収穫期面積と同期して周期的に変動している。2009年7月末の移動事例では、西からの季節風により収穫期の水田から移出したトビイロウンカが3時間、約100km移動し...
要約 高解像度衛星データと水田区画データ(水土里情報)を用いて、画像分類と目視判読を組み合わせて水田の土地被覆(稲、雑草等)を判別する手法である。目視判読だけでは判別が困難な場合でも水田の土地被覆を高精...
要約 河川の溢水・氾濫を表現する氾濫モデルと、それを導入した流域水循環モデルの構築手法である。氾濫過程を導入した流域水循環モデルにより、大規模で長期間におよぶ氾濫の全体像が把握でき、出水のピーク流量...
衛星画像データに基づく土壌の母材を考慮した畑地土壌の炭素貯留量の推定
要約 衛星画像の輝度データと表層土壌炭素濃度の間には、母材毎に有意な相関関係がある。また、土壌炭素貯留量は、表層土壌炭素濃度と有意な相関関係があり、土壌炭素濃度を土壌炭素貯留量に変換することで、広域...
ALOS衛星AVNIR-2データと水田区画データを用いた水稲作付け判別手法
要約 教師なし分類法で衛星画像の各画素を40クラスに分類後、水稲作に対応するクラスを選択・統合して水稲作か否かの2クラスの画像を作成し、それに水田区画データを重ねて、水稲作の画素が過半数を占める区画を...
作物からの分光反射率画像を長期間自動的に記録し生育状態を追跡するシステム
要約 水田や畑の農作物の画像を栽培期間中、天候にかかわらず常に撮影し記録する装置を開発しました。通常のカラー写真とは異なり、特定の波長ごとの反射率(分光反射率)画像を観測しますので、作物の生育量や栄...
要約 天候に左右されずに観測できるALOS/PALSARデータを複数重ね合わせ処理を行うことにより農地の被災状況把握が可能である。また、光学センサーデータを含めて、過去の同時期に観測された衛星データを併用する...
群落光吸収率・光利用効率の遠隔評価のための新反射スペクトル指数
要約 反射スペクトルデータから群落光合成パラメータを精度よく安定的に評価するための新規指数を策定しました。リモートセンシングによって作物群落や陸域生態系のバイオマス生産量・CO2フラックスを広域的に評...
要約 撮影画角が大きい航空機リモートセンシングで、撮影対象と太陽、センサー上の結像部位の相対的角度関係に対応して生じる大きな輝度むらを、水稲栽培圃場を校正に利用して補正する方法である。 キーワード ...
航空機リモートセンシングによる水稲玄米中タンパク質含有率の推定
要約 広域圃場でのキヌヒカリ、ヒノヒカリの水稲玄米中タンパク質含有率は、水稲の穂揃い期から 出穂後25日目頃までに航空機で撮影されたハイパースペクトル画像から、620nmと593nmのバンドのNDVI画像を 作ること...
要約 2003年の穂いもち多発要因の一つとして,転作復元圃場における穂いもち発生の危険性が明らかとなった。大豆作からの転作復元初年目では穂いもち多発の危険性が極めて高く,2年目以降になると,その危険性は...
要約 穂いもちの多発した水田圃場を航空機搭載ハイパースペクトラルセンサ(HSS)で計測することにより、506.44±8.56 nm と708.57±8.88 nmバンドの比演算値から穂いもち被害度を精度良く評価できる。また、航空写真...
水稲作付地を衛星搭載レーダと地理情報を用いて確実に精度良く検出する技術
要約 田植期と水稲生長期の衛星搭載レーダ(SAR)画像から水稲作付地を抽出し,さらに,非水田域を示す地理情報を重ねてSARによる誤抽出を取り除く。この技術では,天候によらず結果が得られ,「調整水田」を除外で...
衛星データと地理情報システムを用いた高精度な水田圃場図の作成法
要約 衛星データから作成した水田圃場図は、圃場レベルでの水田把握には限界があるが、市町村レベル水田の地理的分布を把握する情報として有効である。さらにGISを組み合わせることで高精度な水田圃場図の作成と...
要約 穂いもちの多発した水田圃場を航空機搭載ハイパースペクトラルセンサ(HSS)で計測することにより、506.44±8.56 nm と708.57±8.88 nmバンドの比演算値から穂いもち被害度を精度良く評価できる。また、航空写真...
多周波マイクロ波は全天候下で作物群落特性のリモートセンシングを可能にする
要約 雲を透過し天候に左右されずに作物生育を観測できるマイクロ波領域のうち,Lバンドがバイオマスの,Cバンドが葉面積指数の,Xバンドが茎数密度の,Ka・Kuバンドが穂重量の推定にきわめて有効である。 背景・...
水稲単作田の熱収支とCO2フラックスの通年データセットの構築
要約 FLUXNETの標準的な手法を用いた観測結果に基づき,水稲単作田のフラックスデータセットを構築した。非耕作期間を含む通年の熱収支諸項や,CO2フラックス,気象要素の30分値が,一定の基準による品質管理を施...
要約 地上分解能1.0mの航空機多波長域走査センサを搭載した航空機で、葉いもちの発生した圃場を計測した。バンド3(543.9-558.5nm:緑色)とバンド6(663.3-680.4nm:赤色)の比演算値により、葉いもちの発病程度...
要約 農耕地生態系を中低高度からリモートセンシングするための新たな分光デジタル画像計測システムを試作開発した。スチル写真やビデオ観測では不可能であった可視~熱赤外域の波長別画像を高精度で連続的に取得...