要約 ウシの発情持続時間は16-21時間とされるが、黒毛和種繁殖牛の牛群によっては乗駕許容行動の持続時間が1/3~1/2に短縮している可能性がある。授精適期推定には乗駕許容行動の開始時間の把握が重要となる。 キ...
ブタ精子の凍結融解に及ぼす精漿の影響とその利用による人工授精後受胎性向上
要約 耐凍能の低い個体において精漿を除去し、凍結することで精子運動性向上を可能にするが、早期の受精能獲得が誘起され人工授精による受胎率が低い。しかし、融解液に10%精漿を添加する2ステップ凍結融解法を用...
要約 黒毛和種種雄牛検定候補に一次選抜された雄子牛由来の耳真皮組織片から体細胞を分離培養し、1回の継代培養後にドナー細胞として用いた場合、発生した核移植胚からクローン牛が生産できる。 キーワード 体細...
要約 豚胚の非外科的移植における受胎率及び産子数を改善するため、移植胚及び移植液を子宮のより奥へ流入させること目的として傾斜(10~15°)地を利用した移植法を検討した。受胚豚の頭部を低く、臀部を高くし...
要約 生体採取した牛卵子を体外成熟後、発生1日まで無血清培地(IVMD101)で培養し、発生3日または5日まではグルコースを含まない血清添加修正199培地、その後は血清添加199培地で培養するすることで、効率よく良...
要約 ウシ透明帯脱出胚の長期培養により、妊娠シグナル産生細胞である栄養膜細胞の長期大量培養に成功した。この細胞は、胚盤胞と同様に腔胞形成能を有すると共にインターフェロンの発現能も有している。 背景・...
要約 過排卵処理による胚採取成績に及ぼす要因としては、産次、反復過排卵処理等の影響が認められ、5~6産の産次の胚採取成績が最も優れる。 背景・ねらい 黒毛和種供胚牛に過排卵処理を行う上での問題点は、...
要約 雌牛にリコンビナントのインヒビンα鎖を抗原として能動免疫することによってインヒビンに対する抗体価が上昇し、2回目の追加免疫後に複数排卵が誘起される。 背景・ねらい 九州地域には全国の肉牛の約30%が...