生きたままの経時的な観察により牛体外受精胚の核や染色体分配の異常を検出する技術
要約 牛体外受精胚の核や染色体分配の異常を生きたまま経時的に観察できるライブセルイメージングにより高品質な牛胚を選別する技術である。形態観察のみの一般的な胚の評価法に比べてより客観的に良好胚を選別し...
要約 発情後17~19日にオキシトシン負荷試験を実施し、負荷後0~90分までの血中プロスタグランジン代謝産物の推移を調べることにより、次の発情予定日までに黒毛和種雌牛の受胎性評価および受胎性の高い個体の選...
要約 体外成熟・受精・培養によって得られたウシ拡張胚盤胞を実体顕微鏡下で切断2分離して作製した栄養膜小胞4個を発情周期7日目の未経産牛の黄体側子宮角内に投与することにより、半数程度の個体で黄体退行の抑...
要約 牛雌雄判別胚の保存に80%VSEDをガラス化液に用いた超急速ガラス化法を行うと、従来の緩慢凍結法やガラス化法に比べ、保存後の生存性が高くなり、移植受胎率が向上する。 キーワード 雌雄判別胚、超急速ガラ...
ホスホエノールピルビン酸利用によるウシバイオプシー胚の修復効果
要約 性判別のために胚の一部を切断したウシバイオプシー胚を、ホスホエノールピルビン酸を添加した培地で培養すると、胚の形態回復が良好となり、移植後の受胎率が改善する。 キーワード ホスホエノールピルビン...
要約 活性化刺激にCaイオノフォアおよび6-ジメチルアミノプリン(6-DMAP)を用いることで、体外受精卵と同等な胚盤胞期への発生率でウシ単為発生卵を作出できる。 キーワード 受胎率、単為発生卵、妊娠認識物質 ...
要約 受胚牛(乳用種経産牛)のふん便検査成績と胚移植成績には関係があり、ふん便軟度(正常、軟便、下痢)が、正常の受胚牛は下痢の受胚牛に比べて受胎率が高い。 キーワード 受胚牛、乳用経産牛、胚移植、ふん...
黒毛和種受胚牛への卵胞刺激ホルモン投与による誘起複数黄体の効果
要約 黒毛和種受胚牛への低単位卵胞刺激ホルモン投与により、6割の受胚牛に複数黄体が誘起される。複数黄体誘起牛は無処理牛より血液中黄体ホルモン濃度が高く、受胎率も高くなる傾向を示す。また、複数黄体誘起...
胚移植および人工授精における栄養膜小胞を利用した受胎率向上技術
要約 性判別体外胚の移植時に、栄養膜小胞を共移植すると受胎率向上が期待できる。また、長期不受胎牛の人工授精後に栄養膜小胞を子宮内に注入すると、受胎率向上が期待できる。 キーワード 牛、栄養膜小胞、性判...
ウシ胚移植後の膣内留置型黄体ホルモン製剤挿入が受胎に及ぼす影響
要約 ウシ胚移植の受胎率向上を目的とし、膣内留置型黄体ホルモン製剤(CIDR)を移植後7日間、12日間、 または移植5日後から7日間挿入・留置した。CIDR留置期間中は無処置の区に比べ血中プロジェステロン値は ...
牛体外受精胚の日齢及びストロ-内保存は透明帯脱出率に影響する
要約 優良な胚盤胞に発育した時点の日齢および移植用ストロ-内での保存日数は牛体外受精胚の透明帯脱出率に影響を及ぼす。成熟前の卵子の形態の違いは、胚盤胞まで発生すればその後の透明帯脱出率に影響を及ぼさ...
ホルスタイン育成牛への黄体ホルモン製剤(CIDR)の利用による受胎率向上
要約 ホルスタイン種育成牛への受精卵移植直後に、CIDRを7日間挿入すると受胎率が有意に高まる。 キーワード ウシ、受精卵移植、受卵牛、受胎率向上、CIDR 背景・ねらい ホルスタイン種育成牛は経産牛に比べ子宮...
ウシ低ランク胚における透明帯切開と2胚新鮮移植による子牛生産効率の向上
要約 ウシ低ランク胚の有効活用のために、透明帯切開と2胚移植を組み合わせることで受胎率が向上する。さらに2胚移植は流産がやや増加するが、双子生産によりその子牛生産効率は向上する。 キーワード ウシ、低ラ...
要約 妊娠認識のシグナルとして知られているウシインターフェロン(bIFN)τならびに特異抗体を作製し、測定系を確立した。類縁物質と交差反応が無く、bIFNτを特異的に検出し測定することができる。 キーワード 家...
生体由来ウシ子宮内膜のオキシトシン感受性試験を利用した子宮機能の評価
要約 生体より採取した子宮内膜は培養してオキシトシン感受性試験が可能であり、オキシトシンに対するプロスタグランジンF2α産生能の差異は子宮内膜の生理的機能評価の参考となる。また、子宮内膜の採取が卵巣機...
要約 性腺刺激ホルモンを投与して発情を誘起した雌豚にhCGを投与して、40時間後に凍結精液の人工授精(注入精子数25億)を行うと、活力が良好な精液を用いた場合、高い受胎率が得られる。 キーワード 豚凍結精液、...
要約 黄体ランクExcellent及びGoodの受卵牛に対し、移植当日に人絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)を投与することで受胎率は向上する。黄体ランクFairに対しては、発情後5~6日または、発情後14日目にhCGを投...
ウシの新鮮胚移植におけるカッティングニードルを用いた容易な透明帯切開方法
要約 ウシ低ランク胚の新鮮移植において、マイクロマニピュレーターを用いホールディングピペットとカッティングニードルにより容易に透明帯切開ができ、透明帯切開により受胎率が向上する。 キーワード ウシ、低...
要約 受胚牛の子宮頚管通過操作を容易にし、器具の反復利用を簡便、低コストで使用可能、ストローの着脱容易なステンレス製胚移植器を開発したことにより移植操作時間の短縮と受胎率の向上が期待できる。 キーワ...
ウシ栄養膜小胞は発情周期を延長させ胚と共移植すると受胎率が向上する
要約 ウシ栄養膜小胞を子宮内に注入すると、発情回帰が遅延し、血中プロジェステロン濃度が発情後25日目まで平均で1ng/mlを維持して黄体退行抑制が推察された。また、胚との共移植では、受胎率が50%以上になり...