害虫抵抗性誘導物質としてのロリオライドの発見と害虫に対するその防除効果
要約 カロテノイドの一種であるロリオライドに殺虫活性はないが、これをトマトに前処理するとナミハダニやハスモンヨトウの生存率や産卵数が低下する。 キーワード 抵抗性誘導、カロテノイド、害虫防除、ロリオラ...
新たに牛から分離されたFacklamia sourekii性状
要約 Facklamia は近年、新菌種として分類されたグラム陽性菌で、由来の明らかな本菌の分離例は全てヒトの臨床材料からである。今回、我々は泌乳牛の血尿材料からF. sourekii を分離した。これはヒト以外の動物...
要約 幼虫1頭からDNAを抽出し、rDNA-ITS領域をPCRで増幅後、制限酵素Alu IとHinfIで別々に切断した電気泳動像から、ジャガイモシストセンチュウと同属近縁の3種線虫を識別できる。 キーワード ジャガイモシスト...
要約 インゲンマメとその近縁種であるテパリービーンには、阻害特異性の異なる4種のα-アミラーゼインヒビタータンパク質(αAI)分子種が分布している。昆虫種に応じてαAI分子種を使い分けることにより、殺虫性遺...
要約 タバコシストセンチュウはナス台木'トルバム・ビガー'やピーマンでは増殖できず、シスト内卵・幼虫は、40℃で72時間以上、42℃以上では24時間以上で死滅する。また、有効な防除薬剤はD-D剤、ホスチアゼート...
要約 フェネチルアルコールと酢酸ゲラニルを成分とする芳香剤は,アシナガコガネ成虫に対して強い誘引効果を示し,この芳香剤を取り付けたトラップで成虫を大量に捕獲することができ,白色湿式トラップとの併用でさ...
要約 植物に新たな病害抵抗性を付与するために、昆虫由来の抗菌性ペプチド遺伝子をタバコに導入した。得られた組換え植物は、種々の病原細菌や病原糸状菌の感染に対して抵抗性を示した。 背景・ねらい 病原体感染...
要約 キュウリのアスコルビン酸オキシダーゼ遺伝子のプロモーターをタバコの培養細胞を用いたトランジェントアッセイと形質転換タバコで解析して傷害誘導に係わるシス領域を決定し、さらにサウスウェスタン法を用...
要約 昆虫由来の抗菌活性ペプチドであるザルコトキシンIAは広い範囲の植物病原細菌に対し抗菌活性を示し、しかも植物細胞の増殖を阻害しない。このペプチド遺伝子をタバコに導入し発現させたところ、細菌病抵抗...