カップ麺製品におけるノシメマダラメイガ混入時期推定のための発育調査
要約 カップ麺製品での本種の発育日数(孵化から成虫まで)は平均37.7日(25°C)であり、生きた幼虫が発見された場合、混入時期推定の目安に利用できる。カップ麺容器内に200個体の孵化幼虫を投入した場合は、明...
侵入害虫バナナコナカイガラムシの検疫に役立つフェロモントラップの開発
要約 沖縄県に侵入し、様々な果樹を加害しつつあるバナナコナカイガラムシを強力に誘引するフェロモン成分の構造を解明し、その発生を簡単に検出できるフェロモントラップを開発しました。分布拡大の防止に向け、...
要約 赤かび病を発症したトウモロコシの穂において、フモニシンの濃度が高いことがある。その穂は、病徴部位は非常に高い濃度のフモニシンが検出されるが、同じ穂でも無病徴部位のフモニシン濃度は低い。 キーワ...
要約 米1kgあたり0.15Lの水しか必要としない超節水型洗米機を用いる無洗米製造工程から排出される濃厚洗米排水に、ギ酸を0.6%添加すると保存性が改善される。乾物あたりの可消化養分総量(TDN)は97.2%と高く、養豚...
堆肥中硝酸態窒素が乾物中0.3%以上になると有機物分解を抑制する
要約 堆肥の腐熟過程で硝酸態窒素が乾物中0.3%以上になると有機物分解を抑制し、腐熟が進行しにくくなる。 キーワード
背景・ねらい 石川県内の家畜糞堆肥の品質を調べると、アンモニア態窒素の多いもの、...
要約 ブタ子宮内膜の免疫組織化学的染色により、ERαは発情期の内膜上皮細胞直下の粘膜固有層に強く局在する。一方、ERβは内膜上皮および腺上皮細胞に強く局在するが、粘膜固有層には局在を認めない。またRT-PCRに...
要約 生分解性ポリ乳酸発泡体を家畜糞堆肥化の副資材に用いると、水分含量が69%以下であれば堆肥化が進む。発泡体の混合量は、漏汁が発生するため、オガクズ量の60%代替が限度である。また、夏期は分解が促進さ...
要約 インゲンマメとその近縁種であるテパリービーンには、阻害特異性の異なる4種のα-アミラーゼインヒビタータンパク質(αAI)分子種が分布している。昆虫種に応じてαAI分子種を使い分けることにより、殺虫性遺...
要約 家畜ふん尿、食品廃棄物を混合し発酵させることにより、ガス発生量は増大する。また鶏糞を発酵させる際、豚ふん、食品廃棄物を混合させることにより発酵が安定する。 キーワード メタン発酵、食品廃棄物、混...
要約 産業用無人ヘリコプターによる大豆カメムシ類の防除は、地上防除とほぼ同等の防除効果が得られ、省力的防除技術としての実用性が高い。 キーワード 大豆カメムシ類、産業用無人ヘリコプター、省力的防除 背...
要約 野生ホンシュウジカ肉の特性は他の家畜に比較して低脂肪で、鉄含量は多く、色調は濃く、褐色化しやすいが、ブルーミング時間は他の食肉とほぼ同じである。 背景・ねらい 近年、生息密度維持のために、ホンシ...
フロルフェニコール耐性を指標としたSalmonella Typhimurium DT104の簡易スクリーニング法
要約 近年欧米において問題化しているSalmonella Typhimuriumファージ型DT104の簡易検出を目的としてDT104に特徴的なフロルフェニコール耐性を利用した検出法を開発したところ,ファージ型別結果との相関性も高く...
ブタ背脂肪厚に関与する遺伝子の存在領域を第7染色体動原体付近に限定した
要約 ミニブタと梅山豚の組み合わせによる3世代256頭からなる実験家系について74マーカーを用いて遺伝子型判定を行い、このうち信頼性が高く十分な情報量を持つ34マーカーを用いて183.5cMにわたる正確な連鎖地図...
要約 屠殺後の牛肉の熟成に関与しているウシカテプシンDのcDNA配列を決定した。多型解析によりcDNAの8部位で変異を検出した。 背景・ねらい カテプシン類はライソゾームに局在する酸性プロテアーゼの総称であり、...
要約 搾乳牛に乳頭炎が発生し,膿疱からパラポックスウイルスが分離された。分離ウイルスを抗原に用いた寒天ゲル内沈降試験により関東地方の牛について疫学調査を行った結果,50%以上が抗体陽性で,年齢ととも...
要約 一括変換方式によるSPF変換事例をもとに洗浄消毒などのSPF変換作業での諸問題を検討した。SPF変換による疾病清浄化および生産性改善の効果を示し、変換に要した費用は短期間で償還できると考えられた。また...
要約 人工授精の普及のため宅配便を利用し、豚液状精液を農家に定期的に供給した結果安定した精液の活力ならびに自然交配と同等の受胎率、産子数が得られた。 背景・ねらい 輸入豚肉の急増と多頭化に伴なう衛生...
要約 豚、牛等についてUNIXマシン上に家畜ゲノムデータベースを構築し、World Wide Web(WWW)および電子メールを用いてインターネット上から検索するシステムを開発した。 背景・ねらい 家畜のゲノムを解析して遺...
豚丹毒菌藤沢株からのノイラミニダーゼ産生遺伝子のクローニングと大腸菌での発現
要約 豚丹毒菌の病原因子の一つと考えられているノイラミニダーゼを産生するための遺伝子を,強嵩株である藤沢株の染色体DNAからクローニングし大腸菌で発現させた。この遺伝子の大きさは約1,400塩基対で,...