施設野菜類の微小害虫防除に役立つバンカーシートと利用マニュアル
要約 バンカーシートはカブリダニ類にすみか・増殖場所を与え、害虫に対する防除効果を高める天敵増殖資材である。本資材の活用により、イチゴやキュウリ等の施設栽培の野菜類で問題となるハダニ類、アザミウマ類...
要約 飽和水蒸気を熱媒体とする蒸熱処理装置を用いて、イチゴ苗に寄生するうどんこ病、アブラムシ類、ナミハダニを、50°C10分間あるいは52°C5分間の処理で、苗に重大な障害を生じさせずに、病害虫を同時...
要約 ハダニ類などの微小害虫に対する重要な天敵であるカブリダニ類を、効率的で簡便に飼育できる装置を開発した。本装置はカブリダニ類が好む微生息環境を人工的に作りだしており、多くの種に適用可能である。...
要約 性フェロモン剤と顆粒病ウイルス剤の利用と土着天敵の保護活用、および二番茶摘採後のせん枝処理よる病害伝染源の除去を組み入れた茶の病害虫防除体系は、化学合成農薬の使用を半減以下にすることが可能であ...
マメハモグリバエ天敵(ハモグリミドリヒメコバチ)の大量増殖システム
要約 マメハモグリバエの土着天敵の寄生蜂のなかで最も優占度が高く、増殖効率の高いハモグリミドリヒメコバチの大量増殖システムを確立した。沖縄県農業試験場病虫部害虫研究室 背景・ねらい マメハモグリバエは...
Pseudomonas fluorescens W8aによるコムギ立枯病の発病抑制における抗菌物質生産の役割
要約 コムギ立枯病を抑制する根圏細菌菌株(W8a)のトランスホゾン挿入変異株から選抜したピロールニトリン及び蛍光性物質生産欠失株が拮抗作用及び発病抑制効果を低下することから、これら抗菌物質が生物的防除に...
かんしょ圃場における昆虫寄生性線虫の生存環境とコガネムシ類に対する防除効果
要約 昆虫寄生性線虫の Steinernema kushidai は,地温20℃~30℃および土壌水分25%以上の土壌条件で感染態幼虫の生存率が高く,ドウガネブイブイ幼虫に対する殺虫効果が認められた。かんしょ圃場の地温は S.kushidai...