摘要 本研究は水田害虫の総合的管理を実現するために卵寄生蜂を生物的防除に活用する上で必要な情報を得ることを目的とした。まず野外でツマグロヨコバイの卵寄生蜂を調査し、2科6種を同定した。優占種は、Parace...
天敵を利用した野菜重要害虫アブラムシ類の防除法確立に関する研究(145)
摘要 天敵を用いた野菜害虫アブラムシ類の生物的防除技術を確立するため,我が国在来の寄生蜂2種ミカンノアブラバチ(Lysiplebus japonicus)及びギフアブラバチ(Aphidius gifuensis)について,それぞれワタアブラ...
摘要 虫害研究室では卵寄生蜂を利用した野菜の重要害虫コナガの生物的防除法の開発を進めている。しかし、農業生態系を考慮すれば特定の防除手段にたよるのではなく、害虫個体群-作物個体群を中心として複雑な生...
摘要 イネ苗立枯細菌病の伝染経路として、育苗用水からの感染、出穂期に田面水から風雨により籾に感染の2種の系が明らかになった。ため池の周辺に自生するイネ科雑草の根でイネ苗立枯細菌病菌は越冬し、水の攪拌...
摘要 9種類の粉末飼料を用いてハリクチブトカメムシの発育、増殖を検討した結果、雄蜂児粉末が最も好適な飼料であった。この雄蜂児粉末は5日に1回の餌交換で飼料の劣化による発育への影響は少なかった。また雄...
摘要 ハリクチブトカメムシの乾燥粉末飼料の保存性を増すために、防腐剤p-ヒドロキシ安息香酸メチル及びソルビン酸を雄蜂児粉末に重量比でそれぞれ0.25、0.5、1、2、4%添加し、5日に1度の餌交換で...
卵寄生蜂によるコナガの生物的防除法の確立に関する研究(55)
摘要 野菜害虫コナガに対する天敵放飼実験において、ガラス室のキャベツに羽化直後のコナガ雌成虫を株当たり1頭放し、次に放飼1日後から10日後、及び1か月後から40日後までの間の約37、000頭のメアカ...
摘要 7年にハリクチブトカメムシの乾燥粉末飼料として良好であった雄蜂児粉末について、飼育容器内での保存性を検討した。餌交換の間隔を1日、5日、10日、無交換として2齢幼虫を成虫まで飼育したところ、5...
ホウレンソウ土壌病害の生物的・物理的制御による生産安定技術の確立(159)
摘要 岐阜県の雨よけハウスを中心とするホウレンソウ土壌病害防除のため、熱水土壌消毒と生物的防除を組み合わせた防除体系の確立のための試験を行った。その結果、熱水土壌消毒は乾燥した土壌では湿った土壌より...
摘要 ハリクチブトカメムシなど捕食性の天敵カメムシは、作物害虫の生物的防除法への利用が有望とみられている。しかし、人工増殖に用いられている飼料は生の餌昆虫あるいは動物組織など水分を多量に含むものであ...