収穫直後から高糖度で粘質の良食味サツマイモ新品種「あまはづき」
要約 「あまはづき」は、収穫直後から肉質が粘質で糖度が高い、多収の良食味サツマイモ品種である。サツマイモネコブセンチュウに"強"、つる割病および黒斑病に"やや強"の複合病虫害抵抗性で...
橙色のチップ加工等に適したカロテン含有サツマイモ新品種「あかねみのり」
要約 「あかねみのり」は、カロテンを含むため、サツマイモ加工品の原料に使うと、品質が優れ、橙色の良好な仕上がりとなる。いもの形状が整っているため加工しやすく、既存の加工用品種「ベニハヤト」等に比べて...
橙色を帯びた干しいもが加工できるサツマイモ新品種「ほしあかね」
要約 「ほしあかね」はカロテンを含み、干しいもが淡橙色で透明感のある美しい仕上がりとなる。既存品種「ヒタチレッド」に比べ、いもの裂開が少なく形状が整っているため、加工作業が容易である。干しいもは、シ...
要約 カンショ品種「ちゅらかなさ」は、主力品種「ちゅら恋紅」と比べて沖縄での春植え栽培では収量が同程度、秋植え栽培では多く、ペースト加工原料に適する。アントシアニン含量を示す色価は「ちゅら恋紅」より...
アントシアニン含量の高いパウダー向け紫肉カンショ新品種「むらさきほまれ」
要約 カンショ「むらさきほまれ」は、塊根にアントシアニンを含有する紫肉カンショ品種である。普及対象地域の沖縄において、「むらさきほまれ」は主要紅イモ品種「ちゅら恋紅」よりアントシアニン含量が高く、パ...
サツマイモ品種「べにはるか」の容器苗移植栽培における収量向上といもの小型化
要約 容器苗移植栽培法をサツマイモ品種「べにはるか」に適用すると、親いも肥大は抑制され、挿苗栽培に比べて子いも収量が向上する。面積当たり子いも個数は挿苗栽培と比べて大幅に増加し、50g~200g の子いもの...
色素用の高アントシアニンカンショ新品種候補系統「九州180号」
要約 カンショ系統「九州180号」は「アヤムラサキ」よりアントシアニン色素の含量および安定性が高く、いもの外観や線虫抵抗性に優れており、色素原料用として利用できる。 キーワード サツマイモ、アントシアニ...
要約 「あいこまち」の食味は「ベニアズマ」並みに優れ、調理後の黒変が少なく、糖度が高い。いもの条溝がなく、外観が良い。サツマイモネコブセンチュウと黒斑病に強く、つる割病と立枯病に中程度の抵抗性を持つ...
収量性が高く品質の良い蒸切干加工用カンショ新品種「ほしこがね」
要約 カンショ「ほしこがね」は、「シロタ」障害の発生がほぼみられず、蒸切干の外観・食味が良好な蒸切干加工用品種で、多収性品種「タマユタカ」に近い収量性を有する。 キーワード サツマイモ、加工用、蒸切干...
要約 萌芽性の劣る「タマアカネ」の直播栽培では、種いもの萌芽処理で初期生育を促進できる。また、挿苗栽培より劣る上いも率および上いも1個重の確保には疎植が有効であり、収量向上にはマルチ栽培が有利である...
黒毛和種肥育牛の仕上げ期における玄米と食品残さによる配合飼料代替給与法
要約 玄米、カンショ焼酎粕濃縮液、乾燥豆腐粕などを混合した発酵飼料を大型の黒毛和種去勢牛の仕上げ期5ヵ月間に乾物ベースで配合飼料の60%程度代替給与しても、良好な枝肉成績が得られる。 キーワード 黒毛和...
アルカリ-CARV法によるテンサイからの効率的バイオエタノール生産技術
要約 テンサイ根冠部を原料として、磨砕物のNaOH処理・中和後に粘性低下処理を行うエタノール製造工程(アルカリ-CARV法)によりバイオエタノールを製造する。アルカリ処理により粘性低下効率が大幅に向上し、理論...
カンショ焼酎粕濃縮液を含む発酵TMRは泌乳牛の飼料として利用できる
要約 カンショ焼酎粕濃縮液を添加して調製した発酵TMRは発酵品質に問題はなく、乳量および牛乳の風味に影響を及ぼさず、泌乳牛用飼料として利用可能である。 キーワード カンショ焼酎粕濃縮液、発酵TMR、泌乳牛、...
低温糊化性でん粉を有するでん粉用カンショ新品種「こなみずき」
要約 カンショ「こなみずき」はでん粉の糊化温度が一般品種のでん粉より約20℃低い。この低温糊化性でん粉はゲルの離水率や硬度が低く、耐老化性に優れ、高分解性である。いもの収量およびでん粉歩留は「シロユタ...
紫サツマイモのORAC値は高く、DPPHラジカル消去活性と高い正の相関を示す
要約 紫サツマイモ「アヤムラサキ」「ムラサキマサリ」「アケムラサキ」は他の肉色(白、黄、橙)のサツマイモ品種と比較して、ORAC値が約10倍高い。紫サツマイモのORAC値はDPPHラジカル消去活性と高い正の相関を示...
澱粉合成酵素の発現抑制によるカンショへの低温糊化澱粉特性の付与
要約 Ⅱ型澱粉合成酵素の発現をRNA干渉法により抑制した形質転換カンショを作成することにより塊根の澱粉に低温糊化澱粉特性を付与できる。澱粉の糊化開始温度は原品種より10℃以上低下し、多くの形質転換体の塊根...
カンショ残さ添加低リジン飼料を用いた筋肉内脂肪含量が高い豚肉生産
要約 カンショ残さを添加し、リジン要求量に対しリジンが不足する低リジン飼料を肥育の前後期(体重30~120kg)給与すると、ロース芯中における筋肉内脂肪含量と背脂肪内層中のオレイン酸含量が多い豚肉を生産でき...
要約 β-カロテンを含む「九州144号」は、直播栽培で多くの子いもを着生し、品質低下の要因となる種いもの残存率が低い。子いも収量は慣行の挿苗栽培を上回り、でん粉やβ-カロテンなどの品質は挿苗栽培のいもと同...
高カロテン、多収で醸造適性に優れるカンショ新品種候補系統「九州144号」
要約 「九州144号」は、カロテン含量が高く、多収で、貯蔵性やセンチュウ抵抗性に優れる。カロテンを生かした醸造酒や焼酎原料に適する。 キーワード サツマイモ、βーカロテン、多収、センチュウ抵抗性、醸造適性...
多収で紫肉色の安定した加工用カンショ新品種候補系統「沖育96-1-15」
要約 「沖育96-1-15」は、いもの変形が少なく外観の良い多収系統である。紫肉色が濃く均一で安定しているため、加熱後の発色が良く加工用に適している。 キーワード サツマイモ、紫肉色、沖育96-1-15、多収、加工...