実需者ニーズに応じた品質を備えた広域栽培可能な安定多収大豆品種の育成
摘要 ダイズでは、高タンパク含量で複合抵抗性を備えた有望系統や極多収系統の選抜を進め、極多収系統では目標500kg/10a 以上の収量となる系統を見いだした。短節間遺伝子については、主要品種に導入した系統で倒...
次世代作物開発にむけた新規遺伝子の探索および新規育種素材の開発
摘要 重要農業形質に関わる既知及び新規の有用遺伝子に関する多型情報を収集し、イネでは122 品種について任意の遺伝子に関する対立遺伝子変異をブラウザ上で閲覧できるようにしたほか、カタログ情報の内部公開用...
摘要 バイオマーカー開発に向け、高温登熟性に関連する発現遺伝子群を見いだしたほか、高温耐性系統の選抜に用いるタンパク質を同定した。また、イネのリン要求性をバイオマーカーによる診断で判別できることを確...
摘要 1.コシヒカリと長粒品種IR64の間で作成した正逆染色体断片置換系統群において、置換領域を細分化した解析法によっ て種子形に関して65か所の遺伝子座を検出した。同組み合わせのF2集団では8か所しか検出で...
作物-微生物の相互利用機構の解明と利用に関わるゲノム育種技術の開発
摘要 イネBSR1の耐病性付与機構解析およびダイズ、コムギ、サトウキビへの導入を開始した。低温時に耐病性が低下する原因遺伝子の一つを同定した。根粒菌のシグナルの受容体と相互作用する新規因子同定、根粒原基...
摘要 1.日本晴とコシヒカリの出穂期の変異に関わるQTL(Hd17)の単離同定に成功した。この遺伝子はシロイヌナズナの概日時計に関与する遺伝子(ELF3)の同祖遺伝子であること、長日条件下での出穂抑制遺伝子で...
摘要 国産ダイズのゲノム育種を推進するため、次世代シークエンサーを使って国産品種のゲノム解読を行ない、ゲノムワイドな品種間SNP情報を収集した。解析コストが大きく変化したため、平成24年度はイルミナHiSeq...
摘要 1. アジア栽培イネ品種の出穂期の遺伝変異を説明するために、多様な実験系統群を組み合わせた詳細かつ網羅的なQTL解析を実施した。その結果、出穂性は単離済みの作用の大きな遺伝子の機能の有無の組み合わ...
摘要 1.エンレイ×PekingのF2集団を用いて、マーカー総数2,178の高密度連鎖地図を構築した。Williams82のゲノム塩基配列と比較すると、逆位、転移などが見出され、アセンブリーの精緻化に役立つ情報が得られた。...