ウイルス遺伝子導入植物における組換えウイルス検出システムの開発
摘要 "植物ウイルスの遺伝子を導入した植物において、導入ウイルス由来mRNAと侵入してくるウイルスのRNAの間で組換えが起こり新しいウイルスが出現するか検討するために、RNA組換えでウイルスが出現す...
植物ウイルス感染初期過程における生体膜の微細構造変化と分子認識機構(141)
摘要 抗ウイルス活性を示す新規有用物質の探索として、コンドロイチン硫酸(Chs)によるタバコモザイクウイルス(TMV)の抗ウイルス活性機構について検討した。Chs混在下ではTMVは凝集体を形成し、か...
摘要 ウイルスやその変異株の核酸やタンパク質の特性は、個々のウイルスの特性を反映して、しかも安定した形質であることから、ウイルスの分類基準として利用することは重要である。7年度はスリランカで採集した...
摘要 イネ縞葉枯ウイルス(RSV)の4分節RNAの全塩基配列を決定し、ゲノム構造を明らかにした。決定した配列の相同性検索の結果、RNA末端塩基配列、ウイルス蛋白質のアミノ酸配列において、動物を宿主と...
試験管内RNA合成法によるウイルスの病原性支配領域の解析技術の開発(34)
摘要 植物ウイルスについて、試験管内RNA合成法と塩基置換法とを確立し、機能領域の解析および弱毒ウイルス作出のためのウイルス遺伝子デザインの基本技術の開発を試みた。キュウリモザイクウイルスに付随する...
摘要 主要な植物ウイルスの遺伝子の塩基配列の解析は、終了したものが多く、ウイルスの類縁関係も遺伝子解析の結果からより正確に分類することが可能となった。しかし、ウイルスのコードするタンパク質やその機能...
植物ウイルス感染初期過程における生体膜の微細構造変化と分子認識機構(144)
摘要 5年までは、主として2次元の単分子膜、さらには生体膜モデルとして、3次元の人工膜リポゾームを用いて植物ウイルス蛋白質が膜に侵入する際の蛋白質及び膜の構造変化について検討してきた。また、タバコモ...
摘要 サツマイモ帯状粗皮病の病原ウイルスであるサツマイモ斑紋モザイクウイルス強毒系統(SPFMV-S)のRNAゲノムは約1万個の塩基から構成されている。本ウイルスのウイルスゲノムRNAをクローニング...
温州萎縮ウイルス遺伝子のカンキツへの導入と抵抗性検定(228)
摘要 温州萎縮ウイルス遺伝子をカンキツへ導入し、抵抗性カンキツを作出する為、6年度は温州萎縮ウイルスの一系統と考えられるカンキツモザイクウイルス外被タンパク遺伝子のクローニングと塩基配列の決定を行っ...
摘要 キュウリ緑斑モザイクウイルス(CGMMV)の移行タンパク質遺伝子、及びサツマイモ斑紋ウイルス(SPFMV)の外被タンパク質を植物に導入してウイルス抵抗性を付与する事を目的にしている。それぞれの...
摘要 キュウリ緑斑モザイクウイルス(CGMMV)のcDNAクローンを用い、本ウイルスゲノムのうち移行タンパク質(MP)をコードする領域を適当なプライマーを合成した後に、PCR法により増幅し、制限酵素...
摘要 Longidoridae科線虫は、農作物に寄生・加害し、また、植物ウイルスの媒介者ともなる有害線虫である。本科には、世界で350種以上が記載されているが、日本では果樹、クワ等から10種が知られ...
摘要 イネ縞葉枯ウイルス(RSV)の粒子はヌクレオキャプシドが螺旋状に巻いた8~10nmの糸状粒子であるが、部分的にほどけた状態のものが多く多形現象を示すことが多い。RSV標品のNaCl濃度を1Mに...
植物ウイルス感染初期過程における生体膜の微細構造変化と分子認識機構(151)
摘要 4年度までは、主として単分子膜法を用いて、膜の疎水性領域に植物ウイルス蛋白質の疎水性領域が強く相互作用して膜に侵入する事、膜がレシチン様物質である時、特に強く膜に侵入する事を解明した。さらに、...
摘要 ウイルス病感染作物より病原ウイルスを高感度かつ迅速・簡便で、どこででも利用できる濾紙を用いた新しいウイルス診断法を開発した。また、ウイルス媒介昆虫1頭からのウイルス検出を、トマト黄化えそウイル...
摘要 植物ウイルスゲノムにコードされる外被タンパク質の遺伝子を導入することによるウイルス抵抗性植物の開発研究が盛んに行われている。本遺伝子導入による抵抗性はウイルスの脱外被阻害であり、発病遅延等比較...
摘要 昆虫と植物間を循環伝搬する一群の微生物のうち、植物に病原性を示すが、昆虫には病原性のないグループ(多くの植物ウイルス、MLO)については多くの報告があるが、それ以外の組み合わせのもの(昆虫と植...
摘要 イネ縞葉枯ウイルス(RSV)と宿主植物の相互作用及び、共進化機構を明らかにするため、RSVの遺伝子の解析を進めている。本年度は、RSVのRNA2の塩基配列を決定し、ゲノム構造を明らかにした。R...
摘要 ウンカ類から分離された小球形ウイルスはその特徴からピコルナウイルス科に属すると考えられた。本ウイルスは昆虫新ウイルスと判定されたので、Himetobi P Virusと命名した。ピコルナウイル...
植物ウイルス感染初期過程における生体膜の微細構造変化と分子認識機構(153)
摘要 前期に於て、主として単分子膜法を用いて、脂質膜の疎水性領域にタバコモザイクウイルス(TMV)外被蛋白質の疎水性領域が強く相互作用して脂質膜に侵入する事、脂質膜がレシチン様物質である時、特に強く...