摘要 1)カメムシ寄生蜂(チャバネタマゴクロバチ)については、発育時に短日処理を行うことにより、雌成虫の造卵抑制及び、低温耐性を獲得することを見出した。2)くり害虫であるモモノゴマダラノメイガに対し...
摘要 1)天敵昆虫による密度抑制機構の解明については、19年度におけるクリタマバチ虫えい数の増加の確認に引き続き、本年度には虫えい当たりのチュウゴクオナガコバチの羽化数の減少を見出し、チュウゴクオナガ...
摘要 (1)天敵糸状菌Paecilomyces fumosoroseusのモモシンクイガに対する殺虫活性は15℃で最も高く30℃では消失することを明らかにした。(2)NIAES-AeAl2およびSeHe920Y7培養系でのクサギカメムシとツヤアオカメムシ...
生物多様性保全に配慮した里山林の評価手法と管理技術に関する調査
摘要 (目的)被害や撹乱を受けた里山地域の森林について,生物多様性に配慮した持続可能な森林経営に向けた生物指標を探索し,林分の管理技術を開発する。(研究の要約)ナラ類集団枯損被害は,平成元年以来,増...
摘要 目的:生物工学研究所で見いだされた水稲のいもち病に有効な糸状菌および各種病害防除に開発されつつある防除素材ならびに大豆のハスモンヨトウ防除に有効な昆虫病原性ウイルスや芳香性誘引物質等,各種生物...
摘要 (目的)カキの主要害虫であるカキノヘタムシガの性フェロモン製剤を開発し、それを利用した発生予察法及び交信撹乱防除法を開発して、カキの「ぎふクリーン農業技術」を確立する。 (計画)1.カキノヘタム...
売れる米つくりのための病害虫管理技術の確立 (3)斑点米カメムシ類の効率的防除方法の検討
摘要 (i)ネオニコチノイド系粉剤の出穂6日前散布の防除効果は認められるが、その程度は対照粉剤より低い、(ii)ネオニコチノイド系粉剤の出穂期散布の防除効果は対照粉剤と同程度、(iii)ネオニコチノイド系粉剤...
クリシギゾウムシ成虫の配偶行動の解析及び誘引生理活性物質の探索
摘要 配偶行動の観察から、クリシギゾウムシは羽化4日以降に成熟し、日没前-前夜半に活動することを明らかにした。成虫と近縁種pecan weevil のフェロモンの構成成分を誘引源とした捕獲試験により、成虫はクリ...
クリシギゾウムシ成虫の配偶行動の解析及び誘引生理活性物質の探索
摘要 クリシギゾウムシはほとんどが羽化後2日目までに交尾を完了した。交尾時刻は日没前後~前夜半に集中していた。交尾時にコーリングのような特徴のある配偶行動は認められなかった。クリシギゾウムシ近縁種の...
スギノアカネトラカミキリの性フェロモンを利用した簡易型トラップの開発(633)
摘要 スギノアカネトラカミキリの雌成虫が性フェロモンを放出する雄成虫に対してどのように定位するのか網室内で調査した。雌成虫の多くは網室の北側および南側の壁を歩行で登り、その途中あるいは天井に達してか...