小規模家族経営制における合理的ファーミング・システムの形成要因の解明
摘要 インドネシア西ジャワ灌漑水田地帯の6集落・948戸の調査から以下を解明した。経営面積は平均0.6ha、農家の7割は0.2~1ha層、階層構造は概してフラットである。61-8年の階層変動は21戸...
摘要 8年度は、現地において野菜作を主幹とした営農方式の基本タイプである中規模野菜作経営(野菜2~3ha)を対象として機械化一貫体系を導入したモデルの基本的な枠組を策定した。中規模野菜作経営モデルの...
インドネシアにおける経済発展に伴う農村社会経済構造変化の解明
摘要 インドネシアにおいて高度経済成長が農村社会経済にもたらす影響を明らかにし望ましい農業経営の発展方向を提示することを目的に、西ジャワ灌漑水田村において無作為に抽出された116戸を対象に聞き取り調...
摘要 8年度は飼料作物に関する特性項目表の作成を行うと共に、表計算ソフトとデータベース接続ユーティリティ(ODBC)を利用して、コンピュータネットワークによるデータ入力が可能となった。本データベース...
摘要 北陸地域の水田地帯では経営の大規模化や圃場整備が進んでいるが、厳しい稲作情勢から、転換畑での野菜等の高収益作目の導入が要請されている。畑地化促進は、土壌水分の低下と空気酸化を基本とするが、次の...
摘要 森林資源利用と環境保全のコンフリクトの解決点を見出すために両者の関係の定量的把握は重要である。そのため森林・林業部門の理想的な統計システムの構築と、それを用いた林業が資源・環境に与える影響の定...
摘要 北海道の一般民有林は、木材価格の低迷や労働力不足等により森林所有者の経営意欲が低下し、保育作業や持続的な木材生産が困難な状況となっている。その一方で、流域管理システムの円滑な推進のためには、川...
摘要 スギ人工林経営について、6年度に作成したモデルを改良し、重度災害時の折損被害発生形態を、間伐型と共倒れ型の2つのケースに分け、4つのシナリオの下でシミュレーションによって土地期望価を算出し、最...
摘要 林業労働者の減少・高齢化に対応して西日本地域を中心に森林管理の作業を実施する第三セクターの設立が相次いでいる。これらは単に、これまで森林管理を支えてきた林家や林業事業体に代わって地域の森林管理...
摘要 第三セクターの事例として福岡県添田町の「株式会社ウッディ」を対象に、その設立の背景、事業内容、労働力確保の状況、経営状況などの実態調査を行った。同社は、平成3年の台風17、19号が九州地方の森...
摘要 日本市場においてウエイトが高まっているチリ造林構造を分析した結果、(1)チリの林産・パルプ工業の主要原料であるラジアータパインの造林は、アェンデ政権時代(1970-73年)に始まる国営造林によ...
摘要 本研究の目的の一つは、山岳地での精度の良いオルソフォトの作成である。このためには、空中写真内の目標物の緯度経度標高(GCP)を精度良く把握する必要がある。このGCPの測量について調査コストと精...
摘要 1980年代後半から高性能林業機械を装備した「高能率事業体」の設立が各地でみられている。高知県嶺北流域は「流域管理システム」の先進地として知られるが、このような事業体を中心に林業生産の維持・発...
摘要 元年度からの北陸農業研究成果情報(第5号~第12号)を、データベース管理システム(DBMS)を用いて、著作権に関わらない書誌的事項;情報名・号数・頁・研究機関名等・担当県名・部会名・専門区分・...
林業活性化のための林業労働者の育成・定着条件の解明(286)
摘要 中山間地域活性化のために、都市出身者やUターン者などの新たなタイプの林業労働者の育成・定着対策確立のために必要となる条件を解明し、彼らを育成、定着させるためのガイドラインを明らかにする。■岐阜...
民有林における森林施業技術の分析と合理的施業体系の確立(662)
摘要 全国11ヶ町村で高性能林業機械を導入することの可否について、森林所有者に郵送によるアンケート調査を行った。回答数は444で回収率は約30%であった。これにより高性能林業機械の導入に1/2の森林...
摘要 不在村者所有森林の増大は地域森林管理や森林組合経営に悪影響を与えているが、北海道では昭和50年代半ばから組織的に不在村者対策に取り組んでいる。本研究では、「列島改造ブーム」時に道外者による転用...
中山間地林業の活性化に資する流域管理政策の効果的運用(284)
摘要 "本研究の目的は、「流域管理システム」の政策推進のネックとなっている私有林における伐採促進方策の提示である。6年度提示した17項目の伐採促進方策について、今日すでに実施されている施策の現状・問...
摘要 福島県いわき市の山間部の三和町を事例に、林家の農林業以外との兼業化、その中での自営林業経営の実態を明らかにし、林家の兼業の深化や自家山林の経営方式の意義を検討した。まず、兼業化については、調査...
摘要 近年の日本においては競争力の強い外国産木材が国内市場を支配するようになったため、森林経営者にとってコストのかかる森林施業が経済的に成り立たなくなってきている。そこで伐採の延期等による低コスト化...