普通作物管理技術の改良 2 雑草イネの省力的防除技術の開発 (1)雑草イネの特性と出芽動態の把握
摘要 県内の系統は2020年秋埋設試験では、翌春の発芽種子数が多くなる傾向が認められ、2021年秋埋設試験では、長野の基準系統に比べ越冬前の出芽数が少なく、県内の2系統の休眠性が深いことが再確認された。県内...
普通作物管理技術の改良 2 雑草イネの省力的防除技術の開発 (2)防除体系の確立
摘要 所内試験で雑草イネに対する代かき時、移植時、雑草イネ発生始期の除草剤単用および体系処理の効果を確認した。現地試験において体系処理による除草効果を実証した。
外来雑草や除草剤抵抗性雑草等新規難防除雑草の総合的管理技術の開発
摘要 遺伝的・生態的特性にもとづく雑草イネの総合的管理技術を 11 県の被害地域へ技術移転し、除草剤2剤体系(慣行は3剤)の適用性や秋耕による埋土種子低減効果を検証した。難防除雑草の総合的雑草管理技術に...
普通作物管理技術の改良 1 除草剤・生育調節剤の効果査定 (1)水稲除草剤 (2) 難防除雑草の発生実態解明と防除技 術の確立 1)雑草イネ
摘要 県内で発生している雑草イネ系統は長野県で発生している系統よりも休眠性が深く、越冬前までの出芽率は著しく低く、越冬後~代かき、移植以降の出芽率が高かった。初期除草剤2剤、一発剤5剤、中期剤2剤につ...
生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築
摘要 雑草動態モデルの汎用化と長期的管理システムに関しては、a)雑草イネの現地モニタリングデータを活用して、耕地雑草個体群動態モデルにより蒸気除草による雑草イネ駆除効果を評価し、収穫後不耕起と隔年の蒸...
生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築
摘要 雑草動態モデルの汎用化に関しては、a)「耕地雑草の個体群動態モデルプロトタイプ」を拡張し,米ムギ二毛作及び水田輪作ダイズにおいて共存する2草種の動態を同時に試算するモデルを作成した。b)不確実性を...
b.難防除雑草バイオタイプのまん延機構の解明及び総合防除技術の開発
摘要 1)麦・大豆作雑草の個体群動態-収益統合モデルの開発では、雑草個体群動態モデルプロトタイプに確率変動や昆虫による種子食害率を組み入れて拡張し、カラスムギの密度低下が種子食圧に依存していることを...
摘要 雑草化の重要形質である休眠特性では、休眠覚醒のパターンが雑草イネ系統ごとに異なり、最長で約200日間の休眠期間をもつ系統が存在した。各種マーカーによる解析から、岡山県に発生する雑草イネは、生態・...
摘要 16年度の岡山県の現地調査では、インド型雑草イネの発生は確認されず、発生後数年で死滅したと考えられた。アイソザイム分析の結果、日本の在来種には確認されていない特異的なSdh1-1型が、インド型雑草イネ...
水稲直播栽培における難防除雑草の優占化機構の解明と効率的制御法の確立
摘要 岡山県では乾田直播栽培、長野県では湛水直播栽培を継続する地域で雑草イネの発生が確認された。アイソザイム分析の結果、長野県に発生する雑草イネのほとんどは日本型の遺伝子型を示し、これまで考えられて...