課題名 | b.難防除雑草バイオタイプのまん延機構の解明及び総合防除技術の開発 |
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課題番号 | 200709515 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,雑草バイオタイプ・総合防除研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,雑草バイオタイプ・総合防除研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,九州研,雑草バイオタイプ・総合防除研究チーム |
協力分担関係 |
静岡大学 神戸大学 農業生物資源研究所 農業環境技術研究所 北海道立中央農業試験場 岩手県農業研究センター 宮城県古川農業試験場 福井県農業試験場 長野県農事試験場 静岡県農林技術研究所 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)雑草動態モデルの開発では、冬作雑草のカラスムギ、ネズミムギの種子損耗に及ぼす石灰窒素処理の効果を明らかにし、エンマコオロギの種子摂食行動も地表種子の損耗に効果があることを確認した。主要水田雑草であるコナギやイヌビエについても、飼料イネと食用イネの両栽培条件で動態予測に必要な種子生産量や埋土種子データが蓄積された。2)除草剤抵抗性雑草に関しては、麦作雑草スズメノテッポウについてチフェンスルフロンメチル抵抗性とトリフルラリン抵抗性の簡易検定法を確立し、それを用いた北部九州の広範な調査により、各除草剤成分に対する抵抗性や両成分に対して同時に抵抗性を示す複合抵抗性バイオタイプの発生場所を明らかにして地図上に示した。また、スルホニルウレア抵抗性水田雑草イヌホタルイでは多型解析に適した30種類のISSRマーカーを得るとともに、多年生雑草であるオモダカとウリカワの抵抗性検定法を確立した。3)雑草イネに関しては、米品種識別用STS/SNPマーカーを雑草性赤米系統に利用することにより、雑草イネと栽培系統の類縁性の評価が可能となった。自生なたねについても、夏期湛水による種子損耗効果を実規模ほ場で確認し、収穫後のなたね残さ管理等の耕種的方法による埋土種子低減効果を明らかにした。4)機械除草と除草剤散布ユニットを組合せたハイブリッド除草機の開発では、水田用、畑用のそれぞれに適した除草剤散布ユニットの選定と改良により、除草剤散布精度を向上させたハイブリッド除草機を構築した。5)畦畔侵入性雑草については、乾田直播栽培の播種期移動によるイボクサ防除効果を確認するとともに、種子動態データを蓄積した。畦畔から侵入するアシカキについても水稲収量に及ぼすデータを得た。 |
カテゴリ | 病害虫 簡易検定法 乾田直播 栽培条件 雑草 雑草イネ 除草 除草機 除草剤 水田 総合防除技術 抵抗性 抵抗性検定 なたね 難防除雑草 播種 品種 防除 |