飼料用のライムギ単播草地はイノシシの牧草被害を抑制し、高収量が期待できる
要約 5種類の寒地型牧草種間でイノシシによる採食被害割合に違いがあり、ライムギの採食被害割合が最も低い。採草用のライムギ単播草地では、侵入防止柵なしでイノシシの牧草採食被害を抑制し、高収量が期待でき...
要約 黒ボク土畑への40t/haまでの木炭施用は、土壌表面からの温室効果ガス発生量に影響を及ぼさない。大気中の二酸化炭素に由来する木炭中の炭素は分解し...
ペレニアルライグラスのCBFホモログ遺伝子の単離と遺伝子座の同定
要約 ペレニアルライグラスから複数の新規なCBFホモログ遺伝子が単離でき、これらは低温で発現誘導される。4つのCBFホモログ遺伝子がクラスターを形成し5番染色体に座乗する。この領域は他のイネ科作物のCBF遺...
オーチャードグラス黄さび病(仮称)の新発生と抵抗性の系統間差異
要約 北海道、岩手、宮城、福島、栃木各県の牧草地、道路法面等のオーチャードグラスにおいて、本邦未報告のさび病の一種、黄さび病(仮称、英名:Yellow Rust)が発生している。本病への抵抗性には品種・系統...
要約 大麦の赤かび病抵抗性検定法として、人工気象条件下でポット栽培した開花期の穂に病原を噴霧接種し恒温過湿条件下で発病を促す「ポット検定」法を開発した。本検定法は、圃場検定との相関や年次間相関も高く...
要約 覆雪期間の大幅な延長と寒気暴露処理ができる積雪制御装置を用いて、秋播小麦の耐雪性と耐凍性の検定が可能である。 キーワード 秋播小麦、耐雪性、耐凍性、積雪制御、装置 背景・ねらい 寒地の小麦栽培にお...
要約 覆雪期間の大幅な延長と寒気暴露処理ができる積雪制御装置を用いて、秋播小麦の耐雪性と耐凍性の検定が可能である。 背景・ねらい 寒地の小麦栽培においては、冬期の積雪や凍結環境に対する耐性、すなわち耐...
要約 寒地畑作地帯の秋播き小麦刈り跡地へ、アルファルファを部分耕バンドシーダで簡易耕しながら施肥播種することにより、翌年は3回刈りで10a当たり年間900kg前後のアルファルファ乾物収量が得られる。 背景・...
要約 寒地畑作地帯の秋播き小麦刈り跡地へ、アルファルファを部分耕バンドシーダで簡易耕しながら施肥播種することにより、翌年は3回刈りで10a当たり年間900kg前後のアルファルファ乾物収量が得られる。 背景・...
小麦容積重の測定方式間差異およびフォーリングナンバーとアミログラム最高粘度の関係
要約 ブラウエル穀粒計による小麦の容積重は、リットル重測定器による値より約25g重い。フォーリングナンバーとアミログラム最高粘度の相関は高くないが、最高粘度が概ね300(低アミロース系統では700)を下回る...
要約 北海道石狩・空知管内における長期積雪(根雪)の日数、長期積雪の初日、長期積雪の終日の平均、再現期間値を求めるとともに、約1km2を単位とするメッシュ気候図を開発した。 背景・ねらい 寒地の北海道では、...
要約 小麦のハードニングステージは体内水分量の変化パターンにより2期に分けられ、前期においては水分の減少に伴って耐凍性が増大する。後期は水分の減少はほぼ停止して、蓄積物質の影響が大きい。その時期に...
要約 小麦のハードニングステージは体内水分量の変化パターンより2期に分けられ、前期においては水分の減少に伴って耐凍性が増大する。後期は水分の減少よりは蓄積物質の影響が大きく、耐凍型品種では単・二糖...
阿蘇中標高地におけるロールベール乾草及びラップサイレージの高位生産体系の実証
要約 阿蘇高原・中標高地の標高500mの採草地4haにおいて、イタリアンライグラスとライ麦の混播及び自生のイヌビエの利用により年間乾物収量約14~20t/haを生産するロールベール乾草及びラップサイレージ生産体系...