要約 イアコーンは、経営面積62.5haの北海道畑作経営の輪作体系を前提とした営農モデル試算によると、10a当たり利益(償却費差引前)が16.8千円以上の場合に小麦やてんさい、大豆、小豆の一部に替わって9.5ha~24.6...
要約 黒ボク土畑への40t/haまでの木炭施用は、土壌表面からの温室効果ガス発生量に影響を及ぼさない。大気中の二酸化炭素に由来する木炭中の炭素は分解し...
畑地における作物由来炭素投入量の推定および土壌炭素貯留量の将来予測
要約 北海道の畑作地帯では、作物純一次生産量の38%が作物残さや緑肥として土壌に還元されている。RothCによる将来予測では、現状のままでは土壌炭素貯留量は緩やかに減少し、畑全体への堆肥施用により緩やかに増...
品種特性データの操作性が向上した系譜図作成ソフトウェア;EvoTree PLUS
要約 系譜図自動作成ソフトウェア;EvoTreeを多種類の品種特性データ(文字列・数値)に対応できるデータ構造へ改変し、データの操作性・汎用性を高めた。改良したEvoTree PLUSはマニュアル・作物系譜データ等と共に...
農薬自動混合装置付防除機を活用した少量散布によるバレイショ防除の省力化
要約 農薬散布後の洗浄が簡単な自動混合装置は最大12%以内の誤差で薬剤を希釈できる。バレイショの少量散布防除を7ha規模で試算すると慣行防除の年間作業時間を67%に短縮できる。 キーワード バレイショ防除、自...
下層が堅密・強酸性な土壌における心土肥培耕による酸性矯正の効果
要約 石灰資材を投入した心土肥培耕の施工により、心土の物理性改善と酸度矯正が同時に実現し、作物の生産性が向上する。また、総費用総便益比によって当該技術の経済性を評価すると、十分な経済効果を発揮すると...
ダイズシストセンチュウ防除技術としての輪作およびアカクローバ間作の再評価
要約 非寄主作物栽培下でダイズシストセンチュウ密度は、年間約60%減少する。秋小麦にアカクローバを間作した場合の線虫密度低下率は、1年間で約70%であり、非寄主作物の輪作よりも優れるが、その差は小さい。...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
要約 有機物の長期(30年)連用により土壌理化学性が改善され、畑作物も増収する。生産力の向上のためには、残さのすき込みに加え、年平均1t/10a程度の堆肥を施用することが有効である。作物に吸収される堆肥由来...
要約 休閑期間に緑肥導入や隔年のロータリ耕管理を行うことで休閑後の雑草発生を抑えられるとともに休閑期間中の作業時間の短縮が図れる。特に休閑後1、2年目に秋まき小麦を栽培する場合には期間の長短にかかわ...
要約 休閑期間に緑肥導入や隔年のロータリ耕管理を行うことで休閑後の雑草発生を抑えられるとともに休閑期間中の作業時間の短縮が図れる。特に休閑後1、2年目に秋まき小麦を栽培する場合には期間の長短にかかわ...
地下水中硝酸性窒素削減のための普通畑およびたまねぎ畑における対策
要約 深層土壌の土壌溶液中硝酸性窒素濃度によって、圃場からの硝酸性窒素流出のモニタリングが可能である。硝酸性窒素削減対策として、てんさい茎葉すき込み後のばれいしょ作では土壌硝酸性窒素量に応じた減肥、...
土壌生息菌 Pythium oligandrum耐病性誘導物質の特性
要約 Pythium oligandrum から抽出した細胞壁タンパク質画分(CWP)は、テンサイおよび 小麦に対して耐病性誘導活性を有し、植物体の抵抗性関連酵素の活性増強や細胞壁への キーワード Pythium oligandrum、耐病性...
土壌生息菌Pythium oligandrumの耐病性誘導物質の特性
要約 Pythium oligandrum から抽出した細胞壁タンパク質画分(CWP)は、テンサイおよび小麦に対して耐病性誘導活性を有し、植物体の抵抗性関連酵素の活性増強や細胞壁へのフェノール物質(主にフェルラ酸)の沈着を...
要約 黒ボク土・多湿黒ボク土で簡易耕を行うと、土壌硬度・固相率が上昇、気相率は低 下する。スィートコーンやてんさいで増収、小麦は同等の収量、豆類は減収する危険性が ある。秋まき小麦の簡易耕では残渣処理...
貫入式硬度計を用いた耕盤層の簡易判定法と広幅型心土破砕の施工効果
要約 畑土壌における貫入式硬度計の測定値は山中式硬度計の値と密接な関係にあり、1.5MPa以上で耕盤層有りと判定できる。広幅型心土破砕の施工により土壌硬度が低下し、てんさいでは根重増により糖収量が高まり、...
要約 次作に対する肥効、菌根菌感染、根粒菌着生、ネグサレセンチュウ発生抑制から、エンバク(野生種)はダイズと、ヒマワリ、マメ科緑肥はタマネギ、トウモロコシと、シロカラシ、マメ科緑肥はテンサイと組み合...
テンサイそう根病の媒介菌休眠胞子の直接観察のための蛍光染色法の改良
要約 土壌中のテンサイそう根病の媒介菌(Polymyxa betae)休眠胞子は、SDSによる前処理により各種蛍光色素ならびにFITC標識レクチンによって染色され、蛍光顕微鏡観察が可能となる。 キーワード てんさい、そう...
要約 リン酸吸収を菌根に依存しないアーバスキュラー菌根菌非宿主作物の生育は、前作物の影響を受けにくい。一方、宿主作物の生育・収量は宿主作物跡地で優る。しかし、前年に宿主を栽培することによる増収効果に...
要約 連作および短期輪作では、各作物とも土壌病害虫の発生に伴って収量低下が認められる。収量の長期変動パタ-ンは作物によって異なるが、いずれも4年以上の長期輪作より低収で推移する。根菜類、麦類、豆類を...