モザンビーク飼料資源を用いた発酵TMR給与は牛乳生産量と収益性を向上させる
要約 モザンビーク南部で入手できる飼料資源を活用して良質な発酵TMR(混合飼料)を調製できる。発酵TMRを給与することで、慣行的な飼養法に比べてジャージー種乳牛の採食量と消化率を改善し、乳生産量と収益性を...
トウモロコシ子実主体サイレージ(HMSCおよびCCM)の生産利用技術
要約 普通コンバインで収穫したトウモロコシ子実や芯入り子実を粉砕密封すると良質なハイモイスチャーシェルドコーン(HMSC)やコーンコブミックス(CCM)が調製できる。TDN含量はそれぞれ93、87%で、イアコーンサイ...
要約 近赤外分析計を用いて、自給飼料の飼料成分を迅速かつ正確に定量できる汎用性の高い検量線である。対象は水分、粗タンパク質、粗脂肪、粗灰分、中性および酸性デタージェント繊維であり、飼料給与診断の基礎...
飼料用稲麦二毛作体系によるホールクロップサイレージの生産技術
要約 水田を活用したダイレクト収穫による飼料用稲麦二毛作体系において、地域に適した品種を用い、乳苗移植栽培や堆肥と液肥を活用した栽培技術、作業競合回避技術等の導入により、年間実乾物収量で1.8t~2.0t/1...
要約 麦焼酎粕濃縮液は、泌乳牛用混合飼料に使用しても、飼料の乾物摂取量に影響しない。また、乳牛の血液性状、泌乳量、主要乳成分に影響を与えず、濃厚飼料の節減効果が期待できる。 キーワード 麦焼酎粕濃縮液...
アルファルファ跡地のトウモロコシ栽培では窒素施肥量を節減できる
要約 アルファルファ草地のすきこみ後に初めて栽培するトウモロコシでは窒素肥料を節減できる。アルファルファの利用期間を2年、トウモロコシ栽培時のスラリー施用量を5t/10aとした場合では、窒素肥料を無施用...
生ビートパルプ、スイートコーンパルプ、規格外ニンジンの飼料価値
要約
北海道における有機性廃棄物によるカドミウム負荷の実態と土壌・作物へのリスク軽減策
要約 北海道で発生する有機性廃棄物に由来するカドミウム(Cd)の農地への負荷量は、全耕地面積当たり年間0.27g/10aである。北海道施肥ガイドに準じた施用量の範囲では、作物のCd濃度はコーデックス基準値を下回っ...
飼料イネ・ニンジン二毛作における家畜ふん堆肥及び尿液肥の施用効果
要約 水田(水稲または飼料イネ)の裏作にニンジンの作付が行われている二毛作地域において、家畜ふん堆肥、尿液肥を施用することにより、飼料イネ及び裏作ニンジンの収量を維持・向上することができる。 キーワ...
要約 泌乳牛において夏期高温環境下では体温が上昇し、また血漿中の還元因子であるSH基、ビタミンC濃度の低下と、酸化生成物であるチオバルビツール酸反応物(TBARS)の増加がみられ、酸化ストレスが亢進している...
要約 さとうきび梢頭部サイレージの発酵品質は良好であり、TDNは輸入エン麦乾草と同程度である。これを泌乳牛用飼料として用いる場合、給与飼料中の25%(乾物ベース)まで混合しても牛の肝機能、乳量および乳成分...
飼料イネ跡における大麦・イタリアンライグラス混播の最適播種量と刈取適期
要約 大麦・イタリアンライグラス混播の最適播種量はイタリアンライグラス3kg/10aに大麦5~7kg/10a、又はイタリアンライグラス2kg/10aに大麦7kg/10aであり、乾物収量、可消化乾物収量ともに高くなる刈取適期は1番...
要約 大麦・イタリアンライグラス混播は、イタリアンライグラス単播と比較して乾物収量が高く、乳牛による嗜好性に優れている。エンバク単播は1回刈りで高収量なため省力的である。いずれも飼料イネの裏作として...
要約 乳脂肪中の共役リノール酸割合の増加に効果のある脂肪酸カルシウムを乳牛に効率的に給与するには、 大豆粉と組合せたペレット化が有効である。 キーワード 乳牛、ペレット化、脂肪酸カルシウム、共役リノー...
ルーメン微生物の増殖効率を高める低蛋白TMRで優れた泌乳成績が得られる
要約 泌乳最盛期に給与する混合飼料中の粗蛋白質含量を14%程度する場合、ルーメン非分解性蛋白質の割合を高めるよりも、ルーメン微生物の増殖効率を高める飼料構成にすることで、優れた泌乳成績が得られる。 キ...
要約 セミソリッドふん尿処理農家の既存施設に後付けで設置可能な固液分離装置として、マニュアスプレッダをふん尿供給機に改造して固液分離機の上部に配置した装置を開発した。装置の利用費用は経産牛80頭および...
要約 菓子・乾麺屑はTMR中の殻類と置換し、乳牛へ給与することが可能である。これら食品製造残さの給与により、第一胃アンモニア態窒素濃度と血中および乳中尿素窒素濃度が低減する。 キーワード 乳用牛、菓子屑...
要約 牧草サイレージに、道産農業副産物を第一胃内pHの顕著な低下を起こさない割合で混合したTMRにより7,300kgの、また、放牧草に道産農業副産物を併給することにより8,000kgの乳生産が得られる。 キーワード 乳...
要約 沖縄県内で普及推進している暖地型イネ科パンゴラグラスのトランスバーラを輸入飼料の代替えとして活用することにより乳量、乳成分を維持できる。 キーワード 乳用牛、暖地型イネ科自給粗飼料、トランスバー...
要約 輸入粗飼料に依存している沖縄県内の酪農経営において暖地型自給粗飼料でイネ科のギニアグラスまたはマメ科のファジービーンを代替えすることにより乳量、乳成分が維持できる。 キーワード 乳用牛、暖地型自...