汎用循環式乾燥機によるトウモロコシ子実の乾燥および水分推定手法
要約 米麦大豆汎用の循環式乾燥機を用いたトウモロコシ子実乾燥は小麦設定など40~50℃の通風温度とすることで、穀温が40℃を上回ることなく乾減率1~2%/hで乾燥可能である。仕上水分の確認には、トウモロコシ仕様...
要約 「黒丸くん」は、東北地域における成熟期が晩生で、大粒の黒大豆で煮豆加工に適し、倒伏程度が少なく、最下着莢節位高が高いことから機械化栽培に向いている。 キーワード 黒大豆、東北地域、機械化適性、大...
「エンレイ」に難裂莢性を導入した大豆新品種「えんれいのそら」
要約 「えんれいのそら」は、北陸地域の主力品種「エンレイ」に難裂莢性を導入した品種であり、収量損失が少なく実質的に増収する。それ以外の生態・形態的特性および品質特性は「エンレイ」とほぼ同じであるが、...
要約 ダイズ黒根腐病発生圃場において、播種時期を標準より2~3週間程度遅らせることで黒根腐病の発病を3割程度抑制でき、収量については同等かもしくは若干増加する。 キーワード ダイズ、黒根腐病、晩播 背景・...
要約 大豆品種「シュウリュウ」は、東北地域における成熟期が中生の早でダイズモザイクウイルスに強く、収量が安定して多く、しわ粒が少ない白目大粒で豆腐などの加工に適する。 キーワード ダイズ、中生の早、ダ...
病虫害抵抗性で収量が多い中粒だいず新品種候補系統「東北171号」
要約 だいず「東北171号」は東北地域における成熟期が中生の晩でダイズモザイクウイルスおよびダイズシストセンチュウに強く、しわ粒が少ない白目中粒の多収系統である。 キーワード ダイズ、ダイズモザイクウイ...
ダイズ品種「エンレイ」の縮緬じわが生じた種子の吸水・発芽特性
要約 縮緬じわ粒(以下、しわ粒)としわの生じていない種子(以下、整粒)では、種子の部位ごとの吸水速度が異なる。種子を冠水処理した時に生じる冠水障害の程度はしわ粒でより重度となる。種子活力はしわ粒が整粒よ...
大豆品種「サチユタカ」子実のしわや裂皮は豆腐の加工適性に影響しない
要約 同一圃場で収穫された「サチユタカ」の子実を整粒、しわ粒、裂皮粒に分別して加工した各豆腐の豆乳収量及び破断応力値間には有意な差はなく、しわ及び裂皮は豆腐加工適性に影響しない。 キーワード 大豆、し...
要約 ダイズの選別工場等で利用されている研磨機の、研磨網突起形状を改良し、研磨部を通過したダイズの種皮表面に10μm程度の凹みをつけることによって、石豆(硬実)ダイズを吸水可能にする装置である。ダイズ組...
要約 黒大豆選別機は、ラインセンサデータに基づき、濃度差から損傷粒を選別する。また、濃度差が示す3連の谷型ピークの間隔比から、へそ部を判別して、濃度差による選別から除外することにより、へそ部の白色に...
要約 リュウホウのちりめんじわ粒は作付条件に関わらず、子実水分が急激に低下する成熟期2~5日前から増加する。播種期を遅くすることで子実水分低下は緩慢となるため、晩播栽培による抑制効果が認められる。 ...
ダイズちりめんじわ発生条件の解明と石灰または微量要素施肥によるしわ粒発生率の軽減
要約 ダイズ「エンレイ」のちりめんじわ発生率は、子実肥大盛期の切葉処理で増加する。また、石灰、三要素肥料を無施用で連作栽培すると成熟期の早期化と収量低下に伴い高まるが、石灰施用により軽減される。また...
要約 ダイズ「タチナガハ」に発生した硬実(石豆)は、種皮表面の微細な孔隙構造が極端に少ないため、正常粒に比べて吸水性が劣る。硬実種皮表面に深さ20マイクロメートル程度のキズを1平方ミリメートルあたり約...
要約 粒状ヒドロゲル(可溶性ケイ酸17%、水分83%)を種子に加えて均一にまぜ、24時間25℃で密封静置することにより、播種直後の冠水に強い15%水分のダイズ種子を調製できる。ヒドロゲルの添加量は、種子の新鮮重と...
要約 大豆しわ粒(ちりめんじわ)は、晩播になると多発しやすいが、その際、狭畦栽培とするとしわ粒の発生が抑制される。粒肥大後期に株全体を被覆するとしわ粒が軽減することから、狭畦でのしわ粒低減には茎葉に...
要約 ちりめんじわの発生には子実肥大盛期前後の作物体の老化が関係し、施肥等による生育後半の栄養状態の改善が発生低減に有効である。亀甲じわは成熟期後の乾燥過程において発生するが、収穫時期を早めることに...
要約 亀甲じわは単粒子実水分が13%未満に乾燥した後に、種皮が吸湿すると子葉から種皮が剥離し、立毛中に吸湿と乾燥の繰り返しによって、発生と消滅を繰り返しながら増加する。そのため、従来より早い時期に収穫...
要約 エンレイの子実水分は電気抵抗式の水分計を用いて測定できる。子実をサンプリングし、単粒の水分を測定して平均した後、換算表を用いて平均子実水分を推定する。水分計は携帯式なのでほ場でも測定でき、コン...
レーキ付正転ロータリを用いた大豆の耕うん同時播種による品質・収量向上
要約 レーキ付正転ロータリ(平成17年度研究成果情報)による大豆の耕うん同時播種は、慣行の耕うん播種栽培(慣行ロータリによる2回耕うんなど)に比べて、省力的であり、耕深は15cm程度と深く、麦わらのすき込...
要約 水稲ダイズ輪作圃場においてヘアリーベッチを鍬込むことにより、ダイズの窒素吸収量が増加し、老化の進行が抑制されることで、ちりめんじわ粒の発生が少なくなる。 キーワード ダイズ、ちりめんじわ粒、ヘア...