自給粗飼料による肉用牛生産システム導入で環境影響を低減できる
要約 放牧を含む自給粗飼料による肉用牛生産で生じる環境への影響は、気候変動、酸性化、富栄養化およびエネルギー消費の各評価項目で、輸入濃厚飼料に依存する慣行生産システムでの値を概ね下回る。草地への化学...
ダイレクトカット収穫による大豆ホールクロップサイレージの刈取り適期
要約 粗飼料源としての大豆は、葉部が50%程度黄化した時期にコーンサイレージ用作業機を利用してダイレクトカット収穫すれば、輸入アルファルファ乾草を代替できる高タンパク含量のホールクロップサイレージが調...
カンショ茎葉サイレージの品質は良好であり黒毛和種繁殖雌牛に利用できる
要約 細断型ロールベーラおよびスタックサイロで調製したカンショ茎葉サイレージの発酵品質は良好である。また、ビートパルプやフスマを添加することにより、発酵品質、可消化養分総量(TDN)、消化性および採食...
要約 初産牛(乳牛)への泌乳前期用飼料として、乾物中TDN(可消化養分総量)含量を73%または76%の異なる濃度で給与する場合、TDN73%の飼料において高い乾物摂取量が得られ、分娩後の体重回復も早く、繁殖成績...
とうもろこしサイレージ多給・配合飼料無給与による授乳期の母子羊の飼養法
要約 チモシー主体乾草不断給与下において、とうもろこしサイレージ+アルファルファ乾草給与により、単子の75%、双子の25%が発育標準の平均離乳時体重を超える。母羊の体重減少も日本飼養標準の基準内であり、...
要約 経産牛、初妊牛における移行期(分娩前3週間)の飼料乾物中CP含量を、経産牛では12%、初妊牛では14%にすることにより、飼料摂取量、繁殖成績及び疾病発生状況等に影響することなく、分娩後の乳量、乳成分...
要約 アルファルファを草丈80cmを目安に収穫することにより、利用4年目まで粗蛋白質含量18%以上の高品質なサイレージが安定して生産できる。また、経営計画モデルによると、アルファルファサイレージの給与量が...
要約 アルファルファ「SR58-9」は、菌核病抵抗性が極めて強い系統であり、遺伝性も高い。温暖地向け品種育成において必要な菌核病抵抗性の導入育種母材として利用が期待できる。 背景・ねらい
アルフ...
黒毛和種去勢牛の肥育早期開始体系における6〜13カ月齢の飼料中粗飼料比率
要約 肥育早期開始による肉用牛生産技術として黒毛和種去勢牛の肥育を6カ月齢から開始する場合、採食性、増体性および枝肉成績の点から6~13カ月齢(肥育前期 )の給与飼料の粗飼料比率は40%がよい。 背景・ねら...
舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定
要約 ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した場合,冬期間は成長期であっても増体は期待できず,また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低い。一方,この増体時期において増体量に応じたTDN...
舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定
要約 ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した結果、冬期間は成長期であっても増体は期待できず、また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低かった。一方、この増体時期において増体量に応じたTD...