要約 水で抽出した土壌中農薬は、土壌種が異なっていても作物が吸収可能な画分(作物可給性農薬)として評価できる。さらに、酵素免疫測定(ELISA)法を用いる...
土壌診断に基づく被覆肥料施肥によるハウス栽培コマツナの減肥高品質化
要約 ハウス栽培コマツナにおいて、土壌中窒素基準量から作付け前土壌中無機態窒素量を差し引いた診断施肥量に対して、25%減肥したリニア40日タイプ被覆肥料を施用すると、可食部中の硝酸イオン濃度が低下し、グ...
施設軟弱野菜連作下におけるチンゲンサイ栽培に適した窒素施肥法
要約 施設軟弱野菜連作下において、チンゲンサイの生育は、作付前の土壌中無機態窒素と施肥窒素の合計量が20mg/100g乾土以上で抑制されることから、施肥窒素量は、この値から作付前の土壌中無機態窒素を差し引い...
要約 牛ふん炭化物は、含有成分のリン酸及びカリがコマツナ栽培において化学肥料代替効果がある。ただし、pHとECが高いので多量施用した場合に砂質土では生育低下が起こる。生育低下は除塩で軽減される。主な溶脱...
要約 土壌還元消毒により土壌のアンモニア態窒素が増加し、無機態窒素量は太陽熱消毒に比較し約3倍増加するが、可給態窒素量は処理により減少する。コマツナ等の栽培では、土壌還元消毒後は作付け前に土壌診断を...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
要約 施設栽培の青ネギ、イチゴ等では堆肥を施用する農家が多い。また、硝酸態窒素含量や可給態リン酸含量は施設野菜の改善目標値の上限を上回り、次層においても多量の塩類集積がみられることから施肥量を適宜減...
要約 コマツナの可食部中の硝酸イオン含量は、栽培時期により変動する。コマツナの硝酸イオン含量を低減し、収量を維持する作付前土壌窒素の目安を明らかにした。それに基づく診断施肥(適正窒素施肥)により秋ま...
要約 都産生ごみ堆肥は、窒素含有率が3%前後と高いが、施肥量を調節することによって、慣行の家畜糞堆肥と同様に利用できる。施用量は、10a当たり果菜類で2t、葉茎菜類で1~2t、根菜類で1t程度であれば、...