鹿児島県の秋作カボチャにおける花粉媒介昆虫の貢献と人工授粉に依らない栽培の可能性
要約 鹿児島県ではカボチャの播種時期を遅らせる抑制栽培(秋作)が行われている。その訪花昆虫の中ではトラマルハナバチの送粉効率が最も高い。ミツバチの送粉効率は劣るが、訪花頻度が高いことで受粉に役立ってい...
小型果実で収穫負荷を軽減できる短節間性種子食用ペポカボチャ品種「ゴールデンライト」
要約 種子食用ペポカボチャF1品種「ゴールデンライト」は、既存品種と比べて果実は小型で軽く、短節間性および株元着果性に優れる。果実や種子は軽いが、種子収量は既存品種と同程度以上である。 キーワード 株元...
要約 カボチャ品種の貯蔵前のスクロース含量に対するグルコース含量の比(G/S比)は、高貯蔵性品種で有意に低く、長期(90日間)貯蔵後のデンプン含量と高い負の相関がある。本指標を用いることにより、カボチャ品種...
ほうれんそうに含まれるルテイン定量法と日本農林規格(JAS)化
要約 生鮮・冷凍ほうれんそうについて、汎用性の高い高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法により、再現性の高いデータを取得する。ほうれんそうは、ルテインとその異性体やクロロフィル等を含むが、本法はルテイン...
要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
ヘプタクロル類リスク低減のためのカボチャ作付適否判断を支援するアプリケーション
要約 ヘプタクロル類の残留基準値超過回避の観点からのカボチャ作付の適否判断を支援できるアプリケーションである。ほ場内1点(1haあたり25点の混合試料)と数点(4点を推奨)の土壌中ヘプタクロル類濃度から、ほ場...
貯蔵性、収量性に優れる加工用短節間性新品種候補「カボチャ北渡交4号」
要約 カボチャ北渡交4号は、果実の肥大性、収量性に優れ、貯蔵後の糖度・粉質性が高く、ペースト加工に適する短節間性F1系統である。 キーワード カボチャ、加工用、高貯蔵性、多収、短節間 背景・ね...
アラビノースおよびキシロース濃度はカボチャ貯蔵性を反映する指標である
要約 カボチャ成分は貯蔵性の違いを反映する。貯蔵性の高い品種ではアラビノース、キシロースの濃度が初期において低濃度で推移することを利用し、貯蔵開始時の濃度から貯蔵性の評価が可能である。 キーワード カ...
貯蔵後の品質に優れる国内産端境期向き短節間性カボチャ品種「ジェジェJ」
要約 カボチャ「ジェジェJ」は、3ヶ月の貯蔵(10℃)後においても品質が優れ、端境期(12~4月)出荷が可能な多収のF1品種である。短節間性を有するため省力的に栽培ができる。 キーワード カボチャ、貯蔵...
「シマカボチャ」に接ぎ木したセイヨウカボチャの高温下での生育と収穫果実重
要約 セイヨウカボチャ「黒皮デリシャス」を沖縄在来のニホンカボチャ「シマカボチャ」台木に接ぎ木すると、高温下での根の乾物重当たりの出液速度が高く、葉の相対含水率が高く維持される。その結果、高温下での...
要約 カボチャ「ジェジェJ」は、2~3ヶ月の貯蔵(10°C)後においても品質が優れ、端境期(12~5月)出荷が可能な多収のF1品種である。短節間性を有するため省力栽培が可能である。 キーワード カボチャ、貯蔵性、...
中国半乾燥地酪農小規模層に対する有機野菜栽培導入の経営的効果
要約 中国半乾燥地域の酪農小規模層は、飼料高騰により経営の持続性が困難になりつつあるが、牛ふんの発酵熱等を利用した有機野菜栽培システムを導入することによって、経営状況を改善させることができる。 キー...
コスト・環境負荷低減のための青果物のバルクコンテナ物流技術の開発
要約 新規バルクコンテナを青果物物流に導入した場合、段ボール箱による物流と比較して、包材コストを3割以上、物流に関わるCO2発生量を3~4割削減可能である。ダイコン、キャベツ、タマネギなどでは...
要約 本病の被害未確認圃場からの病原菌検出および萎凋症状の発生程度に基づく圃場診断により、萎凋症状が未発生の圃場では整枝管理の変更、軽度発生の圃場では土壌pHの矯正、重度発生圃場では土壌消毒の実施を選...
要約 カボチャ「北渡交1号」は、短節間性を有し、大果で果肉が厚く濃黄色の果肉を有する多収のF1系統であり、加工・業務用に適する。 キーワード カボチャ、加工・業務用、短節間、多収 背景・ねらい 加工・業務...
要約 食用種子ペポカボチャのF1品種「ストライプペポ」は種子に殻が無く、種子収量が既存品種に比べて多い。また株元着果性が高く、側枝も少ないことから、収穫作業の省力化が可能である。 キーワード...
リーフレタスFT様遺伝子の葉での発現量は、茎頂の花芽発達に伴って増加する
要約 レタスより単離したLsFT遺伝子は、他の植物のFT様遺伝子と同様に、過剰発現させることによりシロイヌナズナの抽苔を促進する。本遺伝子の発現量は1日のなかで変動するとともに、花芽の分...
ブルームレスで果皮の光沢が優れる中間母本「きゅうり中間母本農6号」
要約 「きゅうり中間母本農6号」は、果実の表面の白粉(ブルーム)が発生しないため、果皮の光沢が優れる。光沢のあるキュウリ品種育成のための素材として利用できる。 キーワード キュウリ、光沢、ブルーム、無毛 ...
要約 日本産とニュージーランド産及びメキシコ産カボチャ種子の無機元素組成から原産国を的中率85%で判別できる判別モデルを開発した。また、メキシコ産とニュージーランド産及びトンガ産カボチャを二群判別モデ...
ディルドリン汚染地では、ウリ科作物、根菜類、イモ類の栽培を避けるのが適切
要約 キュウリからディルドリンが残留基準値を上回る濃度で検出されたほ場では、代替作物として他のウリ科作物、根菜類やイモ類を栽培するのは避けるのが適切です。 背景・ねらい キュウリからディルドリンが食品...