要約 ハクサイの重要病害である黄化病に対し、土壌の発病抑止性などを評価する方法である用量-反応曲線(Dose-response-curve)診断法を開発した。本診断法を活用することで、圃場の黄化病の発生のしやすさをより正...
ハクサイ黄化病の発病抑止土壌に特徴的に見出される発病抑制効果を示す糸状菌
要約 ハクサイ黄化病の発病抑止土壌に特徴的に生息する糸状菌はPCR-DGGE法の微生物群集構造解析により見出される。本糸状菌は黄化病の発病抑制効果を示し、土壌の発病抑止性に関連している可能性がある。 キーワ...
根こぶ病に強い暖地および温暖地向けナタネ品種「CRななしきぶ」
要約 「CRななしきぶ」は暖地および温暖地向けの無エルシン酸品種であり、栽培特性は「ななしきぶ」とほぼ同じである。ハクサイから導入した根こぶ病抵抗性を備えており、根こぶ病発生圃場において強い抵抗性を発...
年明けどりに向く根こぶ病抵抗性ハクサイF1品種「CR寒次郎」
要約 マーカー選抜により2つの根こぶ病抵抗性遺伝子を付与された両親をもつF1品種「CR寒次郎」は、根こぶ病菌病原型グループ1、2、4に抵抗性を有する。「CR寒次郎」は年明けどりの作型に適し、栽培適...
要約 支柱を用いてテグスを圃場上面1mの高さに1m間隔で平行に張り、側面は25cm間隔で4段のテグスで囲むことで、カラスの侵入を効果的に抑えられる。短時間で簡易に設置と撤去ができ、作付ごとに圃場を移す畑作物...
「つけな中間母本農2号」由来の晩抽性を選抜できるDNAマーカー
要約 「つけな中間母本農2号」の極晩抽性は、花成抑制遺伝子BrFLCの変異に起因すると考えられ、低温にさらされてもBrFLCの発現量は減少せず花成が誘導されない。BrFLC内の多型をマー...
要約 「あきめき」は3つの根こぶ病抵抗性遺伝子を集積したハクサイF1品種で、根こぶ病菌の4つの病原型に抵抗性を有する。播種後約75日で収穫可能な中早生品種であり、草姿は立性で外葉は濃緑色、球内部は鮮やかな...
土壌pH上昇による野菜可食部カドミウム濃度低減効果の品目間差異
要約 野菜7品目のポット栽培試験のデータを線形混合モデルにより解析すると、栽培土壌のカドミウム濃度低下と比べて土壌pH上昇による可食部カドミウム濃度低減効果の方が品目間差異は大きい。土壌pH上昇による低...
コスト・環境負荷低減のための青果物のバルクコンテナ物流技術の開発
要約 新規バルクコンテナを青果物物流に導入した場合、段ボール箱による物流と比較して、包材コストを3割以上、物流に関わるCO2発生量を3~4割削減可能である。ダイコン、キャベツ、タマネギなどでは...
要約 ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子Crr1aは、TIR-NB-LRRモチーフを有するタンパク質をコードし、根の中心柱および皮層周辺において発現する。Crr1aを導入することで、根こぶ病の病原型グループ...
ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子座CRbの詳細遺伝地図および選抜マーカー
要約 根こぶ病病原型グループ3に抵抗性を付与するCRbは、2つのDNAマーカーKB59N07とB1005との間の約140kbのゲノム領域に座乗する。CRb周辺のDNAマーカーを活用することにより、根こぶ病抵抗性...
要約 ハクサイの主要カロテノイドはβ-カロテン、ルテインであるのに対し、オレンジハクサイの主要カロテノイドはプロリコペン、β-カロテン、フィトエンである。総カロテノイド量、ポリフェノール量は通...
「はくさい中間母本農6号」の晩抽性を選抜できるDNAマーカー
要約 花成の低温要求性が高い「はくさい中間母本農6号」由来の晩抽性は主に4つの量的形質遺伝子座(QTL)で支配される。これらのQTLに連鎖するDNAマーカーにより、同中間母本と同等の晩抽性を有する個体を交雑後代...
Brassica rapaの高レベル自家不和合性を制御する遺伝子座
要約 純度の高いF1種子の生産を可能にする高レベル自家不和合性に関与する主要なQTLは、Brassica rapa連鎖地図の2つの連鎖群に検出され、最も作用力の大きなQTLは連鎖群R07に位置する。 キーワ...
香川県の河川河口部の全窒素濃度を流域の土地利用から推定するモデルの開発
要約 香川県の河川河口部の全窒素濃度を、流域内の水田・畑・森林・都市の4つの土地利用の面積割合のみを用いて予測する、簡易モデルを開発した。このモデルを用いた予測値は実測値をよく再現した。 キーワード ...
要約 「あきめき」はマーカー選抜と戻し交雑により3つの根こぶ病抵抗性遺伝子を集積したF1品種で、4つのグループの根こぶ病菌すべてに抵抗性を有する。播種後約75日で収穫可能な中早生品種であり、外...
根こぶ病強度抵抗性のマーカー選抜が可能な「はくさい中間母本農9号」
要約 DNAマーカーにより二つの根こぶ病抵抗性遺伝子(Crr1、Crr2)を選抜した「はくさい中間母本農9号」は、根こぶ病菌系「No.5」に対して安定した抵抗性を示す。選抜マーカーは市販F1品種との識別性...
要約 非病原性キサントモナス属細菌をキャベツに散布するとキャベツ黒腐病の発病が抑制される。同じ非病原性キサントモナス属細菌をハクサイ、ダイズに散布するとハクサイ黒腐病、ダイズ葉焼病の発病が抑制される...
野菜可食部カドミウム濃度低減化におけるうね内部分施用による苦土石灰量削減
要約 苦土石灰と化成肥料を同時に、うね内に部分施用(幅20cm・深さ20cm)すると、エダマメ、ハクサイ、キャベツの可食部カドミウム濃度を従来の全面施用と同等程度に低減可能であり、全面施用と比べて資材施用量を...
1うね2条の平うね栽培で肥料施用量を削減できる「平うね内部分施用機」
要約 1つの平うねで2条の露地野菜を栽培する平うね栽培において、基肥を移植苗の近傍にのみ帯状に施用することができ、単位面積当たりの肥料施用量を30~50%削減できる。成形板を交換することによって、1うね1条...