背景・ねらい タマネギ出荷量は1990年頃から減少傾向にあり、年次の変動も大きい。それに代わり輸入量が増えてきている。生産量は133万tであるが、加工用として28万tを輸入しており(2019年財務省貿易統計)、安定...
回転搬送機構により土塊の除去ができる拾上機と運搬車によるサトイモ拾上・収容体系
要約 歩行型タマネギピッカーをベースに改造した回転搬送機構を有する拾上機と運搬車によるサトイモの拾上・収容体系である。畝上のサトイモを拾い上げた後、土塊が除去されたサトイモが運搬車上のフレキシブルコ...
要約 需要が多い薬用作物のうち「トウキ」、「ミシマサイコ」、「カンゾウ」、「オタネニンジン」および「シャクヤク」の5作目について、作業の省力化、低コスト化と安定生産に資するためのマニュアルである。導...
収穫直後から高糖度で粘質の良食味サツマイモ新品種「あまはづき」
要約 「あまはづき」は、収穫直後から肉質が粘質で糖度が高い、多収の良食味サツマイモ品種である。サツマイモネコブセンチュウに"強"、つる割病および黒斑病に"やや強"の複合病虫害抵抗性で...
テンサイ作業受委託の円滑化には農作業支援組織による情報統合と調整が重要
要約 テンサイの作業受託を円滑に運営している農作業支援組織は、生産者、糖業(集荷業者)、輸送業者と互いに情報共有をする際に、支援組織のマネージャーがそれぞれの情報を統合して作業計画等を示しており、この...
要約 四季成り性のイチゴ品種「夏のしずく」は寒冷地・高冷地における夏秋どり栽培に適しており、国産イチゴの端境期である6月~11月に収穫可能で、3t/10a以上の収量が見込める。輸送性や日持ち性に関わる果実硬...
東北地域での春まき・秋まき栽培の特性データに基づいたタマネギ品種・系統の分類
要約 国内外のタマネギ95品種・系統は、各2回の秋まき・春まき作型における特性データに基づいて、4つのグループに分類し、早生、中生および晩生を判定できる。また、両作型間で高い相関を示す形質については、栽...
要約 寒冷地の雇用型大規模水田作経営のニンニク作導入は、他産業従事者並みの農業所得(1人当たり500万円)の確保、1人当たり2,000時間の就業機会創出、1年を通した常雇・家族労働力の平準化に貢献する。上記所得...
要約 「イチゴ価格予測シミュレーター」は、過去の卸売価格動向に基づき、翌週分と1シーズン分(11月~翌年4月)の日別卸売価格を予測することができる。有利販売を目指した出荷だけでなく、契約的取引の商談で活用...
要約 AI機械学習を利用して、トマト産地において過去の出荷情報と気象情報から産地全体の出荷量を予測する技術である。その時点までの出荷量実績と気象予測とを入力することで将来の予測出荷量が算出できる。 キ...
要約 ブロッコリーの慣行的な収穫基準が花蕾径12cmであるところ、栽培期間を延長して20cm程度まで大型化させて収穫することで、頂花蕾収量3t/10a(全国平均約1t/10a)およびフローレット収量2t/10a(全国平均推定0.5...
要約 土壌・種イモ伝染性で難防除なショウガ青枯病の防除技術体系を開発・確立した。本体系は、病害発生時、圃場対策、種イモ対策の主に3つの場面に分けて、青枯病の診断および汚染程度に応じた防除対策を行う。 ...
大規模温暖地水田作経営における長ネギの機械化栽培体系の導入効果
要約 大規模温暖地水田作経営における長ネギ栽培に、機械化による規模拡大および複数品種の栽培による出荷期間の延長を組み合わせた機械化栽培体系を導入することで、長ネギ部門の労働生産性が向上し、労働報酬の...
着脱容易で耐久性のある果実被覆資材によるリンゴ日焼け軽減技術
要約 果実への着脱が容易で繰り返し使用可能な果実被覆資材を、強い直射日光にさらされる部位に着果している日焼け発生リスクの高い果実に被覆することで、簡便に日焼けの発生を軽減させることができる。 キーワ...
要約 ルテインを機能性関与成分とする宮城県産寒締め栽培ホウレンソウ(商品名)「野菜でルテイン ちぢみほうれんそう」について、「光による刺激から目を保護するとされる網膜(黄斑部)の色素を増加させる」ことを...
たった1個の栽培果実も廃果も外来種を含む哺乳類の効率的なエネルギー獲得源になる
要約 ハクビシンは1日に必要なエネルギー量の22%に相当する柿1個を最短1分で食べ、イチゴ廃果場の1回の訪問だけで1日分のエネルギーを獲得することがある。アライグマも1回の廃果場の訪問で1日分の1/4のエネルギ...
牛枝肉への3週間の乾燥熟成処理は歩留を下げるが肉質を改善する
要約 枝肉庫内で約3週間の乾燥熟成処理を行うと、脱水により枝肉重量は約1%減少し、部分肉重量は約9%減少するが、硬さの低下や旨味の増加など肉質が改善される。 キーワード 枝肉熟成、歩留、肉質、肉用牛 背景・...
加工・業務用ホウレンソウの機械収穫体系を利用した刈り取り再生栽培技術
要約 歩行型の加工・業務用ホウレンソウ収穫機を利用することで、省力化と生産費の削減が図られ、刈り株から再生した2番草を再収穫することが可能となる。再収穫により厳冬期の収穫量確保とともに、さらなる生産...
多収で極晩生の一季成り性イチゴ新品種候補「イチゴ盛岡36号」
要約 一季成り性イチゴ盛岡36号は、極晩生で寒冷地・高冷地の半促成栽培および露地栽培に適する。1果重が大きく、果実の形は円錐形でよく揃うため商品果率が高く、収量が多い。痩果(種子)の浮きは発生しない。う...
大果で高糖度の観光農園・直売向け良食味イチゴ新品種「あまえくぼ」
要約 「あまえくぼ」は促成栽培に適し、大果で糖度が「さちのか」よりも1割以上高い良食味品種である。うどんこ病および炭疽病に中程度以上の抵抗性を示し、摘果等の栽培管理作業の省力化が可能であり、観光農園...