野外の粘着トラップに捕殺されたコナガ成虫は8日以内までPCRに利用できる
要約 野外に設置する粘着トラップから回収するコナガ成虫を、薬剤抵抗性遺伝子診断等のPCRに利用する場合、放置期間が長いほど紫外線によるDNAの劣化が進むが、放置期間が8日以内であればPCR成功率はほぼ9割を超...
気温上昇による春の早まりを大きく上回るコナガ誘殺の早期化が起きている
要約 盛岡市のほぼ同一箇所で1986年から2007年までの期間に蓄積されたコナガの性フェロモントラップ誘殺データから抽出した「連続3日あるいは5日以上誘殺期間初日」等の指標値には、気温上昇による春の早まりを...
性フェロモン剤と防虫ネットの組み合わせによるハウス栽培軟弱野菜の鱗翅
要約 ハウス栽培の軟弱野菜において性フェロモン剤の処理と防虫ネットの開口部展張を組み合わせることで、コナガやハスモンヨトウなど鱗翅目害虫を効率的に防除することができる。 キーワード 性フェロモン剤、防...
タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの誘殺に適した性フェロモントラップ
要約 タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの性フェロモンルアーを用いた誘殺には粘着トラップまたはファネルトラップが適している。 キーワード タマナギンウワバ、イラクサギンウワバ、発生消長、性フェロモン...
分布を拡大しているハイマダラノメイガの雄成虫を誘引する物質の発見
要約 最近各地のキャベツなどで被害が問題となっているハイマダラノメイガの雄成虫を(E,E)-11,13-hexadecadienalと(Z)-11-hexadecenalの混合物によって,野外で効率的に誘引できることを発見した。この混合物はフ...
キャベツ栽培ほ場におけるコナガの防除適期のシミュレーションモデル
要約 表計算ソフトを利用して、キャベツ栽培ほ場におけるコナガのフェロモントラップ誘殺数と気温、降水量の入力データから、コナガの卵、幼虫、蛹の株当たり個体数、摂食葉面積データを出力できる防除適期のシミ...
要約 3~20haのレタス畑に交信攪乱剤ダイアモルアを7月から9月に設置すると、オオタバコガによる被害を軽減できる。 背景・ねらい オオタバコガは、幼虫が寄主植物体内に食入するため、防除が困難でも被害も大き...
要約 春まき栽培キャベツにおけるコナガの防除開始時期を明確にし、適切な防除ができるよう、フェロモントラップ誘殺数とアメダス平均気温による発生予測システムを開発した。晩春まきでは定植時の粒剤施用がより...
要約 性フェロモントラップに誘引されたコナガ雄成虫数とマーキング法によって推定された成虫密度との間には正の相関が認められ,トラップあたり誘引数の約15倍の雄成虫が生息しているものと推定された。野生虫の...
要約 性フェロモントラップに誘引されたコナガ雄成虫数とマ-キング法によって推定された成虫密度との間には正の相関が認められ,トラップあたり誘引数の約15倍の雄成虫が生息しているものと推定された。野生虫の...
要約 フェロモントラップによるコナガの誘殺数から、夏穫りキャベツでの幼虫密度を推定する予測式を作成した。 背景・ねらい コナガはアブラナ科作物の主要害虫であるが
効率的な防除のための発生予察方法が確...
要約 タイ中部の灌漑地帯のアブラナ科野菜ほ場では、コナガは雨季、乾季ともに高い増殖ポテンシアルを有し、高密度で発生していることを示した。また、コナガの体型は小型で、その年較差がほとんど無いことを明ら...