発生予察用フェロモントラップでタバコガ類と誤認されやすいチョウ目昆虫
要約 オオタバコガ発生予察用フェロモン剤にはオオタバコガのほか10種以上のチョウ目昆虫が誘引される。そのうち越冬世代のフタオビキヨトウとウラギンキヨトウは、越冬世代のオオタバコガと誤認される危険性が高...
性フェロモンによる交信撹乱を用いてカキのフジコナカイガラムシを防除できる
要約 フジコナカイガラムシの性フェロモン成分をゴムセプタムに含浸させたフェロモン剤による交信撹乱は、飼育容器から小規模野外の各レベルで交尾阻害効果を示す。さらに現地カキ園においても交信撹乱による密度...
気温上昇による春の早まりを大きく上回るコナガ誘殺の早期化が起きている
要約 盛岡市のほぼ同一箇所で1986年から2007年までの期間に蓄積されたコナガの性フェロモントラップ誘殺データから抽出した「連続3日あるいは5日以上誘殺期間初日」等の指標値には、気温上昇による春の早まりを...
要約 ハーブ類を栽培している大型施設(1,000m2規模)において、複合交信撹乱剤(アルミゲルア・ウワバルア・ダイアモルア・ビートアーミルア・リトルア剤)を200本/10a設置することにより、ハスモンヨトウ及びコ...
性フェロモン剤と防虫ネットの組み合わせによるハウス栽培軟弱野菜の鱗翅
要約 ハウス栽培の軟弱野菜において性フェロモン剤の処理と防虫ネットの開口部展張を組み合わせることで、コナガやハスモンヨトウなど鱗翅目害虫を効率的に防除することができる。 キーワード 性フェロモン剤、防...
要約 アスパラガスの半促成長期どり栽培において、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウおよびオオタバコガに対する交信攪乱フェロモン剤をハウス圃場および圃場周辺部に幼虫の発生前から設置すると、これら害虫の...
タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの誘殺に適した性フェロモントラップ
要約 タマナギンウワバ、イラクサギンウワバの性フェロモンルアーを用いた誘殺には粘着トラップまたはファネルトラップが適している。 キーワード タマナギンウワバ、イラクサギンウワバ、発生消長、性フェロモン...
要約 性フェロモントラップへのウワバ類の誘殺数は、イラクサギンウワバがタマナギンウワバに比べて多く、イラクサギンウワバの誘殺ピークは年間5~6回認められる。 キーワード イラクサギンウワバ、タマナギンウ...
だいこんのキスジトビハムシを主体とする根部加害性害虫の防除法
要約 キスジトビハムシは、発生源雑草管理やエンバク前作、播種時テフルトリン粒剤 作条施用と多発期の茎葉散布併用による防除で、ネキリムシ類は性フェロモントラップで 発生量を把握し、少発生時はキスジと同時...
キャベツの鱗翅目害虫に対する複合交信攪乱剤 コンフューザーVの防除効果
要約 キャベツ圃場に複合交信攪乱剤コンフューザーVを100本/10aで処理すると、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガ、コナガおよびイラクサキンウワバに対して高い誘引阻害効果と交尾阻害効果が認...
分布を拡大しているハイマダラノメイガの雄成虫を誘引する物質の発見
要約 最近各地のキャベツなどで被害が問題となっているハイマダラノメイガの雄成虫を(E,E)-11,13-hexadecadienalと(Z)-11-hexadecenalの混合物によって,野外で効率的に誘引できることを発見した。この混合物はフ...
要約 複数の作物がモザイク状に分散する野菜地帯において、複合性フェロモン剤を用いた交信攪乱法の適用は、多種の野菜類を加害するハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガ、コナガの防除が可能である...
要約 アブラナ科野菜のハイマダラノメイガの防除は生育初期が重要である。誘致植物としてハクサイの幼苗や、クレオメ(フウチョウソウ科)を用い、その新芽の被害推移を調査することにより発生モニタリングが可能...
要約 オオタバコガの性成熟に関連した飛翔特性を明らかにした。本種は羽化3日後に卵巣が発育して交尾する。雌雄ともこの時期に最も活発に飛翔するが,既交尾雌は飛翔活性が低くなり,その日周性が変化する。 背...
要約 3~20haのレタス畑に交信攪乱剤ダイアモルアを7月から9月に設置すると、オオタバコガによる被害を軽減できる。 背景・ねらい オオタバコガは、幼虫が寄主植物体内に食入するため、防除が困難でも被害も大き...
要約 性フェロモントラップに誘引されたコナガ雄成虫数とマ-キング法によって推定された成虫密度との間には正の相関が認められ,トラップあたり誘引数の約15倍の雄成虫が生息しているものと推定された。野生虫の...
要約 性フェロモントラップに誘引されたコナガ雄成虫数とマーキング法によって推定された成虫密度との間には正の相関が認められ,トラップあたり誘引数の約15倍の雄成虫が生息しているものと推定された。野生虫の...
要約 ドウガネブイブイ3齢幼虫はカラシ油の主成分であるイソチオシアン酸アリルに誘引性を示した。 背景・ねらい コガネムシ類成虫は光・性フェロモン・食餌植物・産卵場所(堆きゅう肥など)等に、幼虫は食餌(作物...
要約 ネギコガ第2世代幼虫防除適期は、性フェロモントラップによる成虫誘殺の上昇期として設定できる。 背景・ねらい にんにくにおけるネギコガ幼虫の茎葉部食害は第2世代幼虫による場合が大きい。
この時期の...
要約 初夏どりキャベツにおいて、性フェロモントラップへの誘殺数からコナガ防除開始時期を現地で簡便に予測する方法を確立した。 背景・ねらい コナガは合成ビレスロイド剤が急激に効力低下したように薬剤抵抗性...