根接ぎとフルアジナムの併用処理はナシ白紋羽病発病樹の回復に有効である
要約 ナシ白紋羽病で衰弱した樹を回復させるための方法として、根接ぎ(寄せ接ぎ)とフルアジナム水和剤(商品名:フロンサイドSC)の併用処理が有効である。 キーワード ナシ、白紋羽病、根接ぎ 背景・ねらい
JM7台利用樹の衰弱症状における年輪異常発生年の特定と樹勢回復法
要約 JM7 台利用樹の衰弱症状が認められた樹において、年輪の異常が確認された年代は2000 年及び2001 年に多い。また、衰弱症状が現れている樹では、接ぎ目コブの上部まで盛り土を行うことにより発根し、根量が増...
機械深耕と堆肥の局所施用を組み合わせた日本なし「幸水」の樹勢回復技術
要約 高樹齢化した日本なし「幸水」に対し、ホールディガーおよびコイル式深耕機を用いて深耕を行い、堆肥を土壌中層に局所施用することは、細根を大量に発生させ、果実の肥大効果が認められ、樹勢回復、多収生産...
要約 日本なし「幸水」成木樹へ施肥した重窒素の吸収率は、11月基肥よりも6月追肥が高い。従って、春~初夏にかけて窒素を分施することで、現在の基肥主体の施肥法よりも効率的な施肥ができる。 キーワード 日本...
要約 水田転換園や有効土層の浅い園に植栽されているうめの弱樹勢樹では、圧縮空気の注入により、土壌の物理性が改善されて、樹勢が高まり、さらに潅注施肥との併用は、収穫後の干ばつ時の樹勢の回復にとくに有効...
要約 日本なし 「幸水」は高樹齢化によって樹勢低下が目立ってきているが、摘らいによって短果枝の展葉数が増加し、新梢の発生も多くなり樹勢回復に有効である。果実肥大は促進され、小玉果が減少し収益性が向上...
要約 ユスラウメ台を用いたもも栽培においてジベレリン(GA)を開花期前後に散布すると、新梢伸長が促進され、葉芽の着生が多くなるなど樹勢強化につながる。 背景・ねらい
ユスラウメ台を用いたもも栽培で...
要約 1998年8月下旬の集中豪雨により発生したモモ「あかつき」園の浸水・冠水被害は、樹冠のほぼ全体が浸水した樹は浸水直後に枯死するものが多く、50%以上が浸水した樹は、次年度の生育もかなり低下し生産量も劣...
有機物資材を用いた土壌物理性改善によるハウス栽培ももの樹勢回復
要約 有機物資材の局所深耕処理はハウス栽培ももの根量を増加するとともに新梢伸張も促進し、樹勢を回復する。その結果、果実重は増加する。 背景・ねらい 山梨果試の現地調査結果より、ハウス栽培ももの樹勢低下...
二度切りが早期加温ハウスぶどう「デラウエア」、「キングデラ」の樹勢・花穂着生・果実品質に及ぼす効果
要約 二度切り(収穫後に再せん定する技術)は、「デラウエア」、「キングデラ」で樹勢回復、花穂の増加、品質向上効果が認められ、実施時期は6月が適期であった。 背景・ねらい ぶどうの早期加温栽培では、連年...
要約 潮風害による落葉被害は、3年後にほぼ回復した。根の半分程度の断根樹は回復に3年を要した。断根率が高い樹の回復には樹体管理と土壌管理が有効である。わい化栽培に用いる木製支柱の耐用年数は10年程度と考...