安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種「CR早生-B1」
要約 「CR早生-B1」はハクサイ由来の抵抗性遺伝子座の導入により育成された安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種である。既存の在来品種と同等の収量性および食味を持つ。 キーワード ナバナ、アブラナ...
要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
自家和合性で果実が大きくヤニ果の発生の少ないウメ新品種「麗和」と「和郷」
要約 「麗和」と「和郷」は自家和合性のウメ新品種である。30g以上の果実が収穫できて、果実の生理障害であるヤニ果の発生が少ない。自家不和合性品種の結実不良が問題となっている地域で結実を安定させる品種と...
根こぶ病に強い暖地および温暖地向けナタネ品種「CRななしきぶ」
要約 「CRななしきぶ」は暖地および温暖地向けの無エルシン酸品種であり、栽培特性は「ななしきぶ」とほぼ同じである。ハクサイから導入した根こぶ病抵抗性を備えており、根こぶ病発生圃場において強い抵抗性を発...
要約 ウメ「南高」に発生する葉縁えそ病(早期落葉や不完全花の発生を伴う)発症樹からは、アンペロウイルス属の2種のウイルスが高頻度で検出され、病原と推定される。発症樹においては、着果数の減少や果実の小型...
要約 果樹の害虫であるチャバネアオカメムシは、免疫応答を活性化する、これまで他の昆虫では知られていない微生物認識タンパク質を持つ。カメムシ類だけに作用する新しい害虫制御技術の開発につながる可能性があ...
クビアカツヤカミキリのフェロモン成分を利用したトラップに雌雄成虫が誘引される
要約 モモやウメなどバラ科果樹の害虫であるクビアカツヤカミキリの雄成虫から放出されるフェロモン成分は光学活性な構造を持つ(6R,7S)-(E)-2-シス-6,7-エポキシノネナールであり、合...
要約 果実は、長期保存のために熱加工を施すと、新鮮な味・食感が失われることが多い。本技術では、脱気中高圧処理による効率的液体含浸と、中温処理による熱殺菌とにより、生食感を活かした長期冷蔵保存可能なコ...
要約 花粉を運ぶ昆虫など(送粉者)が日本の農業にもたらしている利益(送粉サービス)の経済価値を推定したところ、2013 年時点で約 4,700 億円(そのうち約 3,300 億円は野生送粉者による)と推定されました。...
2つのDAM遺伝子はニホンナシの自発休眠現象に深く関わっている
要約 ニホンナシ「幸水」の2つのDormancy associated MADS-box(DAM)遺伝子(PpMADS13-1およびPpMADS13-2)の発現は、自発休眠の誘導とともに高くなり、覚醒とともに低下することから、冬季の...
要約 梅酢添加配合飼料で飼育したマダイ(梅マダイ)と通常配合飼料で飼育したマダイ(対照マダイ)に対して、エドワジエラ症およびイリドウイルス病に関する攻撃試験を実施した。両疾病ともに、梅マダイの累積死...
リンゴ「ふじ」の果梗および種子中元素組成に基づく日本産と外国産の判別
要約 果梗および種子中の元素組成を用いる多変量解析から、日本産と外国産のリンゴ「ふじ」を高い的中率で判別することが期待できる。同様に国内の主要産地の判別も可能である。 キーワード 産地判別、元素組成、...
梅酒および梅ジュース加工に適したウメ新品種「翠香」(すいこう)
要約 ウメ新品種「翠香」は、「月世界」に「梅郷」を交雑して育成した品種である。梅酒等飲料用加工に適しており、梅酒・梅ジュース製品は他の主要栽培品種にはない芳香があり、品質は良好である。 キーワード ウ...
要約
ウメ収穫果実を水に45分以上1時間以内浸漬処理すると食入したアカマダラケシキスイ幼虫を物理的に除去でき、一次加工後の果実品質にも影響しない。また、大型浸漬槽と収穫コンテナ...
要約 冷凍させたウメのヘタに穴を空け、砂糖漬けすることにより、シワにならない砂糖漬け梅を作ることができる。「織姫」「白加賀」「梅郷」は未熟な果実を用いた方がシワになりにくく、「南高」は熟度が進んでも...
ウメ新品種「紅の舞」における結実確保のための人工受粉法と収穫基準
要約 ウメ新品種「紅の舞」の人工受粉に用いる受粉用品種は、交雑和合性から「織姫」「梅郷」「玉織姫」が適し、人工受粉法では毛ばたき受粉の効果が高い。収穫適期はカラーチャート値3で、満開90日後と95日後を...
要約 牛ふん堆肥の局所施用により、土壌の気相率が高くなり、ウメの細根量が増加する。同じ箇所に肥料を局所施肥すると施肥量の2割減肥が可能であり、窒素流亡量が減少する。地下水位の高い水田転換畑で掘削によ...
ウメ「十郎」のマンガン欠乏症に対するマンガン資材の葉面散布効果
要約 ウメ「十郎」で火山灰土壌を中心に5月中旬から葉脈間が黄白化するマンガン欠乏症では、症状発生前の5月上旬から約10日間隔で3回の0.3%硫酸マンガン溶液の葉面散布により、葉の退色や黄白化症状が改善さ...
要約 鹿児島県北薩地域におけるウメ「南高」の花芽分化は、8月上旬から始まり、12月に花器が完成する。発達中の花芽の枯死は秋季以降に認められ、樹勢衰弱樹では枯死数が多い。 背景・ねらい 鹿児島県のウメ「南...
ウメ及びアンズの葉と果実に発生する赤褐色斑点は灰星病の一症状である
要約 青森県において、ウメ及びアンズで落花10 日後頃から葉、果実に針頭大~ 1.5mmの赤褐色斑点が発生している。病斑部からの分離菌はMonilinia fructicola であり、接種試験により症状は再現される。したがって...