果皮が着色しやすく日持ちが良い早生のリンゴ新品種「紅みのり」(べにみのり)
要約 「紅みのり」は果皮が着色しやすく食味良好な早生のリンゴ新品種である。安定して結実良好であり、果実の日持ちが良い。 キーワード リンゴ新品種、着色良好、良食味、早生、結実良好 背景・ねらい 地球温暖...
果肉が赤く食味の良い生食・加工用リンゴ新品種「ルビースイート」
要約 リンゴ「ルビースイート」は大果で果皮の赤い中生品種である。果肉が赤く、やや多汁で、甘味は中位で酸味が少なく、食味が良い。果肉や果汁の色を活かした特徴ある加工品の製造にも利用できる。 キーワード ...
グリーニング病多発生環境下でキングマンダリンの高収益栽培を可能とする総合管理技術
要約 無病苗とネオニコチノイド系殺虫剤施用を軸とする生育初期防除の徹底と初期生育量確保のための適切な肥培管理によるグリーニング病の総合管理技術(IPM)により、ベトナムメコンデルタのグリーニング病多発...
西アフリカ・サヘル地域の農村における農地-集落系の窒素フローの評価
要約 西アフリカ・サヘル地域では、農地から村に持ち込まれる収穫窒素物の66%は粗放管理畑に依存しているが、粗放管理畑への窒素供給は風成塵のみであり、窒素投入量から窒素持ち出し量を差し引いた値はマイナス...
要約 北海道におけるチンゲンサイの適正な総窒素施用量はハウス・露地栽培とも15kg/10aである。化学合成農薬の使用回数は、生物農薬等を利用して、ハウス栽培では現行基準どおりでよく、露地栽培では殺菌剤が4回...
JM7台利用樹の衰弱症状における年輪異常発生年の特定と樹勢回復法
要約 JM7 台利用樹の衰弱症状が認められた樹において、年輪の異常が確認された年代は2000 年及び2001 年に多い。また、衰弱症状が現れている樹では、接ぎ目コブの上部まで盛り土を行うことにより発根し、根量が増...
要約 カキ「早秋」は、長さ20cm未満の結果母枝や20cm以上の結果母枝の下位節から発生した新梢で結果率が高い。また、長さ20cm以上40cm未満の新梢で結果率が高く、果実品質は新梢長による明らかな差がない。 キー...
要約 和歌山県ウメ産地の代表的な4種類の土壌のうち、岩屑土は乾燥しやすいのでかん水間隔を短くする 必要があり、窒素の溶脱は比較的少なく、塩基類の溶脱は多い。灰色低地土は気相が少なく液相が多いため 根の...
要約 露地野菜の無化学肥料栽培における施肥法では、カリの土壌診断に基づきたい肥の施用量を判断し、たい肥で補えない窒素・リン酸・カリを各種有機質肥料で施用する。この無化学肥料栽培法では、化学肥料栽培と...
要約 西アフリカ・サヘル帯では低肥沃度土壌における低位作物生産性が農業問題の中心であり、改善技術の開発は急務の課題である。通常、技術開発を行うためには、在来手法の定量的な評価による現状問題の把握が...
要約 北海道におけるカリフラワーの適正なN施肥量は18kg/10aである。軟腐病に対して品種間差異が認められ、生物農薬の効果も高い。コナガ等の重要害虫に対し、生物農薬や薬剤の適切な散布間隔で効率的な防除が可...
要約 落葉後に枝を採取し、ごく簡易な方法でNPS(ニンヒドリン陽性物質)含量を測定することにより、モモ樹の初期生育を推定することが可能である。 背景・ねらい モモ園では不順天候や園地の老朽化による樹勢の...
要約 早春まき栽培のかぶにおける標準窒素施肥量は、ハウス作型は12kg/10a、露地トンネル作型は11kg/10aである。両作型とも消毒済み種子の使用およびキスジトビハムシに対する粒剤施用1回で病害虫の被害を受ける...
要約 ニガウリの養分吸収特性を考慮した液肥組成による養液土耕栽培は、クリンカアッシュや草炭を幅0.5m深さ0.2mの土層に容積比1/3混和の局所管理で平畦にすると、慣行栽培以上の収量が得られ、かつ塩類集積の少...
要約 平行整枝長梢せん定栽培は長梢せん定した結果母枝を直線上に誘引し、平行に配置する技術である。「巨峰」の有核栽培では、結果母枝列を1.5m間隔とし、結果母枝列1m当たり5房着房させることで収量、果実品...
要約 窒素ターンオーバーモデルを基本に,気象,土壌,肥培管理等の指定により,畑ほ場の窒素動態・収支を算出するシステムを開発した。気温,降水量,投入肥料・堆厩肥の施用回数,種類,量,鍬込深等を細かく設...
オウトウ「佐藤錦」のシアナミド剤による休眠打破と収穫期の前進化
要約 オウトウ「佐藤錦」に対し、7℃以下低温遭遇時間1000時間時点(12月下旬)から自発休眠覚醒期(1月中~下旬)までの期間にシアナミド剤0.5~1.0%溶液を散布することにより自発休眠が打破され、収穫時期の前...
要約 北海道におけるコマツナの品種特性を作型別に明示した。また、防虫ネット を利用することで殺虫剤散布回数を1~2回省略でき、ハウス栽培では土壌残存窒素 1mg/100g 当たり施肥窒素 1kg/10a減肥栽培が可能であ...
ブドウ欧州系2倍体品種の中梢剪定栽培による着房新梢率と果実品質
要約 欧州系2倍体品種の着房新梢率は品種により異なる。中梢剪定(4~5芽剪定)栽培で果実品質が優れる品種は「マスカット・ビオレ」、「ルーベル・マスカット」、「赤嶺」、「ロザリオ・ビアンコ」である。 キー...
要約 土壌表面管理の異なる露地のモモ園において、動水勾配法と水収支法により土壌水の流れを測定し、これに土壌溶液濃度を乗ずることで土壌養分の流亡量を把握することができる。窒素、石灰、苦土の年間流亡量は...