要約 優良な苗木を早期に普及するためには、その育成期間を短縮することが重要です。それは、育林コストの低減にもつながります。スギの実生コンテナ苗を生産するためには従来2年から3年かかっていましたが、今...
要約 太陽熱土壌消毒、防虫ネット、バンカー法、天敵製剤、栽培用器具等の温湯消毒、有機JAS規格に適合する殺虫・殺菌剤などを活用した施設有機栽培ミニトマトの総合的病害虫管理体系を実践することにより、10aあ...
クリ幼木では晩秋から冬季の窒素施肥によって翌春に芽が枯死する危険性がある
要約 晩秋から冬季の窒素施肥によってクリ幼木では芽の枯死が発生する。多くの施肥基準では晩秋から冬季に基肥を施用する施肥体系になっているが、凍害発生が懸念される場合は晩秋から冬季の窒素施肥を避けるべき...
ニホンナシ「あきづき」および「王秋」の果肉障害対策マニュアル
要約 ニホンナシ「あきづき」および「王秋」で発生するコルク状果肉障害および水浸状果肉障害について、発生要因や対策技術を解説し、生産現場で果肉障害の発生を低減させるために活用する技術マニュアルである。...
要約 みつ入りリンゴの香気成分中のエチルエステル類の組成をもとに調合したフレーバーを添加すると、リンゴ加工品のみつ風味と嗜好性が高まる。 キーワード リンゴ、みつ風味、嗜好性、エチルエステル類、フレー...
要約 冬季に窒素肥料を施用するとニホンナシの開花率が低下する。多くの施肥基準では冬季に基肥を施用する施肥体系になっており、施肥基準を見直す必要が...
モモ栽培では硫酸カリウムと同様に塩化カリウムを肥料として利用できる
要約 果樹栽培で主要なカリウム肥料である硫酸カリウムと比較して安価な塩化カリウムを、モモ栽培に肥料として同等量施用した場合、樹に対する塩素の濃度障害や塩基の溶脱などの問題はなく、硫酸カリウムと同様に...
みつ入りリンゴの嗜好性はエチルエステル類の集積により高くなる
要約 みつ入りリンゴの嗜好性が高くなる現象の要因は、官能評価と香味成分プロファイリングから解析できる。みつ部位の低酸素条件により集積するエチルエステル類はフルーティ、フローラルな香気特性を持ち、嗜好...
要約 有機物長期連用ブドウ園の表層0-10cmにおける土壌炭素濃度は、稲わら表面施用では3年、牛ふん堆肥では10年程度、バーク堆肥では20年程度の施用で増加が見られなくなる。一方、草生管理は下層(深さ20-30cm)ま...
要約 サツマイモ体内には、窒素固定活性を持つBradyrhizobium属、Pseudomonas属、Paenibacillus属エンドファイトが生息する。サツマイモから分離したBradyrhizobium属細菌の...
高水分バイオマスを加水材として利用した高品質豚ぷん堆肥製造技術
要約 豚ぷんの堆肥化において、材料の過乾燥を防止するために切返し時に高水分のシークワーサージュース滓やパインアップル茎葉を混合することで、CN比が6ポイント低く全窒素濃度が約1%高い堆肥生産ができる。 キ...
要約 イネは緑葉で働く特有の酵素をもつことを見いだした。本酵素は水田のような湛水環境に適応するための酵素であり、肥料三要素のひとつである窒素の利用に重要な役割を担うことを明らかにした。 キーワード イ...
果樹園における化学肥料削減に資する適正施肥に関する取組の現状
要約 果樹園では、樹種ごとの減肥基準策定割合は低く、策定を進めるためには周辺地域との連絡試験やデータ共有、現地実証試験が望まれている。低成分肥料の使用や配合肥料への低価格資材の利用など、取り組みやす...
要約 堆肥から分離したバチルス属細菌(T3株)は、高温耐性を持つ新種の硝化細菌である。この分離株を用いると、高温下の堆肥化過程で悪臭の原因であるアンモニアの揮散低減が期待できる。 キーワード 堆肥、高温耐...
要約 総資産に対する純資産が小さい等の特徴を持つ農業法人の経営診断を行う際の判断材料となる、経営類型別の財務指標の標準値とランク区分である。農業法人や指導機関が経営類型と規模を考慮した経営診断を実施...
要約 イネ遺伝資源36品種等の中でもブラジル原産の陸稲品種IAC25は高い生物的硝化抑制活性をもつ。IAC25は硝化抑制活性の弱い日本晴よりも土壌中で硝酸態窒素の蓄積を抑制する。 キーワード イネ、根分泌液、硝酸...
要約 広葉樹林には生物多様性が社会に大きな恩恵をもたらす昆虫類が多く、山菜やキノコの採取もさかんです。また、森林資源に依存する地域住民ほど、森林保護よりも利用を重視していることがわかりました。 背景...
サトウキビは窒素多施用条件で栽培しても硝酸態窒素が蓄積されにくい
要約 サトウキビを窒素多施用条件で栽培すると、多くの窒素を蓄積する系統があるが、飼料作物の安全性の観点から設定された許容限界値(0.2%)を越える硝酸態窒素が蓄積する品種・系統はない。 キーワード サト...
農耕地から発生する亜酸化窒素の削減効果を定量的に評価 -硝化抑制剤入り肥料の平均的な削減率は-38%-
要約 農耕地から発生する亜酸化窒素の削減技術に関する圃場試験の文献値を収集し、統計解析を行いました。その結果、慣行肥料と比較した平均的な削減率は硝化抑制剤入り肥料で-38%、被覆肥料で-35%であることを明...
要約 北海道におけるチンゲンサイの適正な総窒素施用量はハウス・露地栽培とも15kg/10aである。化学合成農薬の使用回数は、生物農薬等を利用して、ハウス栽培では現行基準どおりでよく、露地栽培では殺菌剤が4回...