要約 土壌中の硝酸態窒素は、ウーロン茶抽出滓を添加すると土壌水分が最大容水量の60%では有機化、最大容水量では有機化及び脱窒により減少する。硝酸態窒素5mgを低減する茶滓量は、最大容水量の60%では乾物1g、...
要約 アスパラガス栽培において牛ふん籾殻堆肥や籾殻堆肥を厚さ2~3cmに表層施用すると、堆肥からの窒素供給により生育がよくなるが、表層土及び下層土への養分の移行は少ない。また、地温の変化が少なく、8割以...
県内堆肥センター産堆肥を用いた水稲50%減化学肥料栽培の可能性
要約 県内堆肥センター産堆肥を乾物窒素濃度と窒素肥効率を考慮して施用することで、化学肥料の50%を堆肥で代替できる。 キーワード 堆肥センター、水稲、減化学肥料 背景・ねらい 特別栽培農産物生産では、有機...
要約 市販されている有機質肥料の窒素無機化率は50~70%である。総施肥窒素量の半量を有機質肥料で代替えする減化学肥料栽培において、有機質肥料の窒素無機化率を考慮して施用すると、水稲の窒素吸収量は慣行栽...
要約 促成トマト「ハウス桃太郎」の養液土耕栽培は、地力が中程度の圃場では、慣行施肥量(窒素26kg/10a)を50%程度まで削減でき、10t/10aの果実収量を得るための総かん水量の目安は160L/株である。また、その場...
要約 本県で開発した「もみがら耕栽培装置」のUコンポ枠と培地に杉バークを用いた簡易隔離床栽培は、OK-F-1のECを0.8dS/mに調整し、底面給水させ、2本仕立て株間20cmとすることにより、養液栽培と同程度の収量が...
要約 長崎型イチゴ高設栽培システムを用いたメロン栽培における基肥施肥量は株当たりN成分9gで体内窒素濃度が生育後期まで安定し、ネットの美しい、高糖度の果実が得られる。また、環境保全の観点からも基肥施肥...
諫早湾干拓初期における営農排水条件下での緑肥栽培による土壌理化学性改善
要約 諫早湾干拓初期の土づくりにおいて、排水対策を講じたほ場で栽培した夏作トウモロコシ、ソルガム、セスバニア及び冬作イタリアンライグラスは緑肥作物として利用でき、2年4作で土壌理化学性の改善が認められ...
要約 堆肥等有機物の長期連用により地力差を生じた水田土壌で、乾土100gあたりの可給態窒素量(摂氏30度湛水静置培養法)が13mg以上ある場合には、窒素施肥量を基肥・追肥ともに20~30%減肥することにより、減収...
要約 沖縄県八重山・南部離島地域の施設圃場では、交換性塩基や可給態リン酸含量が基準値より著しく高い傾向にあり施肥改善が必要である。また、2層目のち密度が高いほ場がみられ、物理性の改善も必要である。 キ...
黒ボク土茶園のうね間部表層土壌における土壌窒素無機化量の迅速な評価法
要約 黒ボク土のかぶせ茶園において一年間に無機化する土壌窒素量のうち、23~63%がうね間部分に由来する。うね間部表層土壌における土壌窒素無機化量は熱水抽出窒素量によって評価することができる。 キーワー...
要約 点滴チューブと養液コントローラを組み合わせた養液土耕栽培システムを導入し、適正な施肥管理を行うことで、大面積を均一にかん水することが可能となり、残存窒素量が減少するとともにほ場内の分布むらも解...
要約 尿素肥料を液肥に用いた茶園での樹冠下点滴施肥は、土壌への無機態窒素の蓄積を生じさせず、亜酸化窒素の大気への放出量を低減できる。 キーワード 茶、樹冠下点滴施肥、亜酸化窒素、無機態窒素
背景・...
要約 アスパラガスの半促成やハウス雨よけの、2季どり、または長期どり栽培において、株養成のための立茎開始以降に養液土耕(かん水同時施肥)を用いると、夏秋期の増収効果が高く、かん水・施肥の省力化と減肥...
要約 肥効調節型肥料のロングトータル313-180日タイプ及び270日タイプを窒素で株当たり各々2.0g、計4.0g、珪酸加里肥料を加里で1.0g、ようりんを5.0g定植時に培地上へ施肥する全量基肥高設ベンチ栽培は、液肥...
有機質資材中のカリウム及び牛豚ふん堆肥中硝酸態窒素含量の簡易分析法
要約 飼料を含む有機質資材現物中のカリウム含量及び牛豚ふん堆肥中硝酸態窒素含量は、希硫酸ミキサー抽出法により小型反射式光度計を用いて簡易に分析できる。 キーワード 家畜ふん尿、有機質資材、カリウム、硝...
要約 コマツナの可食部中の硝酸イオン含量は、栽培時期により変動する。コマツナの硝酸イオン含量を低減し、収量を維持する作付前土壌窒素の目安を明らかにした。それに基づく診断施肥(適正窒素施肥)により秋ま...
要約 牛ふん堆肥、豚ぷん堆肥と菜種油粕の単年度の窒素の年間分解率を推定し、年次別分解率を考慮した施肥体系により、初年度から総窒素肥料の50%を有機質由来で代替でき、化学肥料を削減できる。 キーワード
要約 点滴チューブを用いた施設ピーマン(促成)の養液土耕栽培で、窒素施用量を慣行栽培の70~76%に低減しても、慣行栽培とほぼ同等またはそれ以上の収量が得られ、施肥効率も向上する。また、単肥が利用可能な...
牛糞堆肥と被覆肥料利用による湛水土壌中条播栽培の窒素施用量削減技術
要約 無湛水出芽方式の湛水土壌中条播栽培において、被覆尿素入り複合肥料の側条施肥による基肥-穂肥体系は慣行の速効性肥料分施体系より窒素施用量を総施用量の20%削減できる。牛糞堆肥2t/10a連用により、さら...