北東北地域の周年親子放牧実践農家における子牛の発育成績と親牛の繁殖成績
要約 北東北地域で周年親子放牧を実践している農家において、9ヵ月齢までの子牛の平均日増体量は、雄で1.07kg/日、雌で0.94kg/日で、冬期(12~2月)生まれの子牛と冬期以外の出生子牛との間に差はない。また親牛の...
木材由来セロオリゴ糖給与は離乳期の黒毛和種放牧子牛の発育を向上させる
要約 木材由来セロオリゴ糖を離乳前1か月から放牧子牛に給与すると日増体量および飼料効率が向上する。セロオリゴ糖給与は放牧地を利用した肉用種子牛生産にとって有効な発育向上技術である。 キーワード 放牧、...
黒毛和種牛の骨格筋発達とエネルギー代謝関連因子は放牧によって変化する
要約 黒毛和種牛の筋中では骨格筋形成抑制因子ミオスタチンmRNA発現量が放牧期間中に低下する。放牧によって脂質代謝関連因子の発現量が上昇し脂肪酸代謝によるエネルギー獲得が優勢になるが、筋肉中遊離カルニチ...
要約 メドウフェスク(以下MF)「ハルサカエ」は土壌凍結地帯で高い永続性を有し、泌乳牛50頭の放牧で、チモシー(以下TY)放牧地に比べ、8月以降の面積を2ha少なくすることができる。地下茎型イネ科草優占草地も...
飼料への酵素添加は離乳子牛の飼料摂取量・日増体量を増加させる
要約 スターターへのペクチナーゼ・キシラナーゼ複合酵素添加は、離乳子牛の乾草摂取量を増加させ、人工乳摂取量の増加を早める。また、離乳子牛の第一胃消化能力を向上させ、6~8週齢の日増体量を高める。 キー...
要約 哺乳子牛の第一胃内容液を用いたin vitro法において、ペクチナーゼ・キシラナーゼ複合酵素添加により、ケンタッキーブルーグラス乾草の消化率が向上する傾向にある。また、育成牛の第一胃内容液を用いた場合...
要約 黒毛和種哺乳子牛にローラーミル粉砕トウモロコシを50%含む別飼飼料を給与すると蒸煮圧ぺんトウモロコシ給与に比べ放牧草乾物摂取量が3~19週齢の平均で20%増加する。粉砕トウモロコシの給与適期は放牧草...
放牧哺乳子牛への保護油脂給与時には生草摂取量の低下に注意を要する
要約 黒毛和種哺乳子牛のケンタッキーブルーグラス(KB)主体草地での放牧草乾物摂取量は生後10週齢以降急速に増加する。その際、別飼い飼料に脂肪酸カルシウム(CSFA)を8~12%添加すると生草摂取量が69...
要約 旭川市内の山地酪農放牧草地の年牧草乾物生産量は、不耕起造成20年経過後も5.5t/haに維持されている。年間を通じて草高を10cm以下に保つ管理により、多種のイネ科牧草とシロクローバが高い植被率で維持され...
相対飼料価を指標としたアルファルファサイレージの成分品質評価
要約 相対飼料価(RFV)は、単播アルファルファのロールベールラップサイレージの品質評価にも準用でき、RFV150前後の粗蛋白質含量(CP)は約20%となる。また、草丈70~80cmで刈取ることでCPの高い高品質サイレー...
チモシー優占草地からケンタッキーブルーグラス優占草地への誘導法
要約 ケンタッキーブルーグラス(KB)優占草地を成立させるための技術として、チモシー・KB混播草地を放牧しながらKB優占草地に誘導する方法を提案する。10cm程度の短い草丈で頻繁に放牧する方法により造成後数年間...
チモシー優占草地からケンタッキーブルーグラス優占草地への誘導法
要約 ケンタッキーブルーグラス(KB)優占草地を成立させる技術として、チモシー・KB混播草地を放牧しながらKB優占草地に誘導する方法を提示する。10cm程度の短い草丈で放牧する方法により造成後数年間でKB優占草地...
要約 メドウフェスク草地を集約放牧利用した場合の牧草の収量と栄養価、乳牛による嗜好性、産乳量はペレニアルライグラスと同等である。毎回の入牧時草高は、植生維持の観点から、ペレニアルライグラスよりやや高...
要約 メドウフェスク草地を集約放牧利用した場合の牧草の収量と栄養価、乳牛による嗜好性、産乳量はペレニアルライグラスと同等である。利用草高は植生維持の観点から、ペレニアルライグラスよりやや高めに25~30...
要約 ペレニアルライグラス・シロクローバ混播草地において交雑種の若齢子牛を供試し,兼用利用を取り入れた連続放牧及び輪換放牧した結果,牧草の生産量は輪換放牧区がやや多かった。しかし,被食量及び増体量で...
成果の内容・特徴
成果の内容・特徴