要約 機能性成分の主要構成要素であり、牛乳中では複合糖質の構成糖として存在するシアル酸の濃度は、放牧された搾乳牛の食草時間と正の相関を示す。また、舎飼いから昼夜放牧に切り換え後11日以降にその増加が有...
要約 泌乳牛に長鎖脂肪酸カルシウムを給与するとグレリン分泌が高まり、ルーメンバイパスメチオニンを併給するとさらにグレリン上昇する。この機構は、脂質代謝に対するメチオニンの制御作用と関連する。 キーワ...
ミカン粕サイレージ給与は血中、乳中のβ-クリプトキサンチン濃度を増加させる
要約 食品加工残渣である温州ミカンジュース粕(ミカン粕)はサイレージ調製により保存が可能で、泌乳牛用混合飼料に乾物あたり20%混合すると血中および乳脂肪中のβ-クリプトキサンチン含量が顕著に増加する。 キー...
黒毛和種牛の骨格筋発達とエネルギー代謝関連因子は放牧によって変化する
要約 黒毛和種牛の筋中では骨格筋形成抑制因子ミオスタチンmRNA発現量が放牧期間中に低下する。放牧によって脂質代謝関連因子の発現量が上昇し脂肪酸代謝によるエネルギー獲得が優勢になるが、筋肉中遊離カルニチ...
要約 カルノシン、カルニチン、クレアチンの含有量はロースで、タウリン、オルニチン、ナイアシンは肝臓で、ユビキノンは心臓で、それぞれ顕著に高い値を示すが、内臓(特に心臓)における含有量に対する飼養条件...
放牧が黒毛和種経産牛における腰最長筋の脂肪酸組成および共役リノール酸含量に及ぼす影響
要約 産次が進み繁殖供用を終えた黒毛和種経産牛を放牧で仕上げると、舎飼で肥育した場合や去勢牛と比べて、腰最長筋においてα-リノレン酸や共役リノール酸を多く含み、n-6系脂肪酸を過剰に含まない牛肉となる。 ...
要約 放牧飼養のみで育てられた和牛の筋肉には、ユビキノン、カルニチン、クレアチンという機能性成分と抗酸化ペプチドであるアンセリン+カルノシンが豊富であるだけではなく、水溶性呈味成分(各種遊離アミノ酸...
肉用牛にグルタチオン強化酵母を給与すると半膜様筋の剪断力価が低下する
要約 グルタチオン含量を高めた乾燥酵母(グルタチオン強化酵母)粉末の黒毛和種への給与により、血液中の還元型グルタチオン濃度は増加しγ-GTP活性は減少する。また肉質に関しては半膜様筋の剪断力価が低下す...
要約 緑茶飲料残渣サイレージを調製する場合、市販乳酸菌製剤を添加しなくても、粗飼料や濃厚飼料と混合することにより、嗜好性が増し、簡易な良質サイレージの調製が可能となる。 キーワード サイレージ、緑茶飲...
要約 肥育の仕上げに放牧を行った日本短角種の肉は、抗酸化ビタミンであるビタミンEおよびβ-カロテンの含量が高く、貯蔵中のドリップロスが少なく、また脂肪酸の組成が推奨値を満たしているが、貯蔵中の変色の...
要約 肥育の仕上げに放牧を行った日本短角種の肉は、抗酸化ビタミンであるビタミンEおよびβ-カロテンの含量が高く、貯蔵中のドリップロスが少なく、また脂肪酸の組成が推奨値を満たしているが、貯蔵中の変色の...
要約 牛ロース芯における総カルニチン含量は月齢の進んだ牛で増加し、経産雌肥育牛では極めて高い値となる。すなわち、幼牛よりも成牛の肉に多く含まれる。また、牛肉中カルニチン含量を、霜降りや肉色などの見た...
要約 牛ロース芯における総カルニチン含量は月齢の進んだ牛で増加し、経産雌肥育牛では極めて高い値となる。すなわち、幼牛よりも成牛の肉に多く含まれる。また、牛肉中カルニチン含量を、霜降りや肉色などの見た...
放牧と脱脂米ぬか給与により肥育した無角和種の肉質及び脂質中の共役リノール酸の割合
要約 放牧と脱脂米ぬか給与により肥育した無角和種の肉は、低脂肪の赤身肉であり、その脂質中の共役リノール酸(cis9trans11 CLA)の割合は、一般肥育した無角和種及び黒毛和種の肉よりも高く、無角和種の肉を差...
要約 長期間放牧飼養した繁殖雌牛の肉には、一般的な肥育牛と比較して、脂肪燃焼機能成分であるカルニチンが著しく多く、運動機能に関わるクレアチンも有意に多い。さらに、共役リノール酸(CLA)やn3不飽和脂肪...
要約 長期間放牧飼養した繁殖雌牛の肉には、一般的な肥育牛と比較して、脂肪燃焼機能成分であるカルニチンが著しく多く、運動機能に関わるクレアチンも有意に多い。さらに、共役リノール酸(CLA)やn3不飽和脂肪...
要約 有色かんしょ粕は、乾物中の可溶無窒素物およびTDN含量がそれぞれ93、81%で、ビートパルプまたはアルファルファーミールを混合することにより、日乳量30kg程度の泌乳牛用TMR(混合飼料)の配合原料とし...
要約 茶飲料残渣には付着乳酸菌と単少糖類が少ないため、無処理のままでは良質なサイレージを調製しにくい。しかし、乳酸菌とセルラーゼを添加することで茶飲料残渣サイレージの発酵品質は改善される。 背景・ね...
要約 ダッタンソバ「北系1号」は自殖性で、畑作地帯だけでなく、普通そば(他殖性、虫媒)が栽培できない冷涼な地帯でも栽培できる。普通そばより収量性が高く、機能性成分であるルチン含有量も多いが、子実は小さ...