要約 クロピラリド耐性が弱い作物への堆肥施用に対応するための新たな牛ふん堆肥中クロピラリド分析法である。定量下限値は2μg/kg乾物以下であり、従来の堆肥中クロピラリド分析法にマイクロ液液抽出を付与す...
要約 遺伝子手法による食中毒菌検出技術と定量PCR法技術を活用することにより、従来の培養法よりも簡便にサルモネラの増殖挙動データを取得できる。得られたデータは、食品加工工程および流通におけるサルモネラ...
ヒト由来H7N9亜型鳥インフルエンザウイルスに対する各種鳥類の感受性
要約 2013年4月中国で感染したヒトから分離されたH7N9亜型鳥インフルエンザウイルスは鳥類に対する病原性は低いが、ウズラで高いウイルス増殖が認められる...
日本に初めて侵入したH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス
要約 2014年以降世界中に拡散したH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの国内分離株の性状を明らかにした。過去に日本に侵入したH5N1亜型ウイルスとはニワトリに対する病原性や血清学的性質が異なる。 キー...
紫外線LEDを用いた微小吸血昆虫(ヌカカ類)の採集装置の開発
要約 家畜の疾病を媒介するヌカカ類は、紫外光に強く誘引されることから、消費電力の少ない紫外線LEDと、軽量のリチウムイオンバッテリーを組み合わせて新規に開発した携帯型採集装置により、疾病防除のための効...
リバースジェネティックス法による高病原性鳥インフルエンザ弱毒ワクチン株の作製
要約 増殖性が高くバイオセーフティレベル2で取り扱えるH5亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの抗原性を保持した弱毒ワクチン候補株をリバースジェネティクス法で作製する。この手法は、流行ウイルスに適合す...
家畜由来Salmonella Enteritidisにおける遺伝子型の経年的変化
要約 1975年から2009年に分離された鶏、牛、豚、および山羊由来S. Enteritidis分離株のMultilocus variable-number tandem repeat analysis(MLVA)による遺伝子型別の結果は、1989年ごろから新たな遺伝子...
要約 木質バイオマスを原料とした炭素吸着剤を飼料に添加すると、採卵鶏に対し産卵成績を含め有害な生体影響を及ぼすことなく、鶏卵へのダイオキシン類の蓄積を抑制できる。 キーワード ダイオキシン類、炭素吸着...
2009年のウズラ由来H7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染経路の推定
要約 2009年2~3月に愛知県で分離されたH7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAI)の分子疫学的解析及び感染性・伝播性試験の結果から、このウイルスが数年間ウズラの間で維持されていたことが示唆される。...
食品製造ラインの迅速自主衛生管理に有効な蛋白質ふき取り検査法
要約 蛋白質拭き取り検査法の有効性を検討したところ、本法は実際の微生物汚染との間で高い相関を示す。食品製造現場での初期投資を抑えた自主管理法として有効である。 キーワード 自主衛生検査、蛋白質ふき取...
要約 無窓鶏舎内において空中浮遊細菌濃度と空気力学径1~5μmの粉塵濃度には高い相関があり、測定が容易な粉塵濃度を指標にして空中浮遊細菌濃度の動態を把握することが可能である。これらは点灯・消灯や給飼な...