要約 営巣中のカワウ卵のふ化阻害を目的に、効果的なオイリング用液剤の選定および高所への噴霧方法について検討した。鶏卵受精卵に、流動パラフィン(食品添加物規格)を噴霧したところ、卵の発生段階に係らず効...
要約 鶏ふんに含まれる肥料成分の濃度は炭化時の温度により濃度変化を示し、特に植物へ供給可能な形態は成分によって異なる特徴を有している。目的成分によって炭化温度を設定することで炭化物内の肥料成分の濃度...
要約 基盤整備での土壌改良において、リン酸補給資材として使用されている熔リンの代替として鶏ふん炭を利用することにより、土壌の中和やリン酸補給と同時に、土壌への微量要素の補給や炭素貯留が可能となる。 ...
食肉で'氷点下の未凍結貯蔵'を行うための温度設定値の下限は-1.0°Cを推奨する
要約 ウシ45頭、ブタ10頭、ニワトリ12羽を用いて、骨格筋の凝固点を調べたところ、家畜種別の平均値はウシが-1.12°C、ブタが-1.15°C、ニワトリが-1.12°Cである。従って、氷点下の未凍結貯蔵をこれらの食肉に適用...
2020年度に国内で初めて家禽から分離されたH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの特徴
要約 2020年度に国内の家禽で発生した高病原性鳥インフルエンザの初発例から分離された株は、2019-2020年冬季のヨーロッパ発生株と遺伝的に近縁である。感染試験において、本ウイルスの感染が認められた鶏は全て...
感染個体と不活化ワクチン接種個体を識別できる新規サルモネラ症血清学的検査法
要約 サルモネラタンパク質SsaKおよびBamAを固相化抗原としたエライザ法による新規サルモネラ症検査法を用いることで、自然感染した個体と不活化ワクチンを接種した個体とを、産生される抗体の違いに基づき識別で...
アミノ酸バランス改善飼料および鶏ふん焼却熱利用時のブロイラー生産の環境影響
要約 アミノ酸バランス改善飼料と鶏ふん焼却熱の鶏舎暖房利用により、慣行飼料・鶏ふん堆肥化の場合と比較したLCAの結果、ブロイラー生産の温室効果ガス排出量を16%、酸性化への影響を48%、富栄養化への影響を24%...
暑熱下での飼料用玄米給与によるブロイラー肥育前期の成長改善効果と免疫反応への影響
要約 暑熱環境下において、玄米配合飼料の給与によりブロイラーの成長改善効果および免疫反応への影響が認められ、玄米は暑熱環境下においてもブロイラーの飼料原料として有用である。 キーワード ブロイラー、暑...
減化学肥料栽培に活用できる有機質資材の窒素肥効Web計算ツール
要約 Web上で、有機質資材の種別、施用量、施用日、収穫予定日を入力し、日本土壌インベントリーと連動した地図上の地点を選択すると、栽培期間中における資材由来の無機態窒素量の予測値が提示されるツールであ...
ホルマリン固定パラフィン包埋標本上の鶏のTおよびBリンパ球の免疫組織化学的同定
要約 適切な市販抗体を用いてホルマリン固定パラフィン包埋標本上の鶏のTおよびBリンパ球を、免疫組織化学により特異的かつ高感度に同定する手法である。本手法は鶏にリンパ腫を引き起こすマレック病や鶏白血病の...
藁(わら)と畜糞燃焼灰の利用価値を同時に向上させるRURALプロセス
要約 藁と畜糞燃焼灰を混合・静置する「RURALプロセス」は、藁のアルカリ処理によってブドウ糖や乳酸などに転換しやすい材料に変えるとともに、畜糞燃焼灰のアルカリ度を下げて肥料用リン原料として利用しやすく...
発育鶏卵を用いた豚デルタコロナウイルスの培養・分離技術の開発
要約 豚デルタコロナウイルスを発育鶏卵に接種することにより、当該ウイルスを培養・分離することを可能とする技術である。本技術は、罹患豚から得られた糞材料から直接当該ウイルスを分離することを可能とし、新...
飼料用米を活用した鶏肉の低コスト生産および鶏卵の高付加価値化
要約 養鶏における飼料用米の利用により、肉用鶏の低コスト生産が可能となり、特色ある鶏卵を生産することで高付加価値化が可能となる。生産される鶏卵に対する消費者の購入意識も高く、販売価格の増加による生産...
肉料理の「こく」認識に関係する味覚表現用語のアンケート調査による推定
要約 一般消費者および調理従事者を対象としたアンケートから、「こく」が重要視される肉料理とその料理の「こく」の知覚に関係すると推定される味覚表現用語を示す。本成果は食肉の「こく」の評価に用いる用語の...
要約 2017年に国内の地鶏群でみられた大量死の要因は、鶏貧血ウイルスと鶏伝染性気管支炎ウイルスの混合感染症である。この発生で分離された鶏貧血ウイルスは過去の国内分離株と比較してやや強い病原性を有する。...
東北地域における子実用トウモロコシの生産と子実サイレージ調製に係る費用
要約 子実用トウモロコシ生産に係る作業時間は2.58時間/10aで、費用は約6.4万円/10a、約76円/現物1kg当である。フレコンラップ法によるトウモロコシ子実サイレージ調製に係る費用は、100ロール調製で18.1円/現物1...
要約 クロピラリド耐性が弱い作物への堆肥施用に対応するための新たな牛ふん堆肥中クロピラリド分析法である。定量下限値は2μg/kg乾物以下であり、従来の堆肥中クロピラリド分析法にマイクロ液液抽出を付与す...
セリンはカンピロバクターの栄養源として最も重要なアミノ酸である
要約 セリンを主要な栄養源とする条件下で培養したカンピロバクターの網羅的遺伝子発現解析を行ったところ、鞭毛合成遺伝子の発現低下、セリンを基質とするアミノ酸合成遺伝子の発現上昇など、本菌がこの環境に適...
要約 一般消費者や業として調理に従事する者を対象としたアンケートにより作成した食肉および鶏卵・鶏卵調理品の官能評価候補用語集である。本候補用語集は各地域や生産者・団体におけるブランド食肉および鶏卵の...
遺伝子選抜による増体性の改良効果はコマーシャル地鶏でも発揮される
要約 秋田県の「比内地鶏」、岐阜県の「奥美濃古地鶏」、熊本県の「天草大王」、宮崎県の「みやざき地頭鶏」の生産の基になっている種鶏を、コレシストキニンA受容体遺伝子の特定の遺伝子型で選抜すると、コマー...