有用物質産生に関わる新規遺伝子同定のためのカイコ網羅的遺伝子発現データ
要約 シルクタンパク質産生に重要な時期のカイコ幼虫における絹糸腺と他の主要組織の網羅的遺伝子発現データである。カイコ高精度ゲノム配列、ショウジョウバエやヒトの遺伝子との対応を含むデータであり、有用タ...
要約 質量分析(MALDI biotyping法)を利用し、ギ酸処理によって得られるペプチド断片のマッチング解析を行うことにより迅速に繭および絹の特性を判別する手法である。ごく微量の繭や絹でも高効率に分析でき、由来...
新規ナノバイオ強化材料の開発に繋がるシルクフィブリル階層構造の評価法
要約 カイコやミノムシの糸などシルクが有するフィブリル階層構造を、小角X線散乱法を用いて定量かつ階層的に解析・評価する方法である。フィブリルの均一性や発達度合いを評価可能であり、シルクフィブリルを利...
要約 シルクのX線散乱情報とアミノ酸配列情報とを定量的に結びつける手法である。本手法により、様々な生物がつくるシルクのアミノ酸配列と階層構造との関係が分かり、人工シルクのスマート素材開発に役立つ。 キ...
カイコ完全長cDNA解読による遺伝子構造決定とデータベースによる公開
要約 カイコの21種類の完全長cDNAライブラリを作製して11,104クローンについて塩基配列を決定した。得られた配列情報を用いた解析により、カイコの多くの遺伝子の正確な構造を明らかにした。完全長cDNAの配列情報...
カイコの糖鎖修飾関連酵素(グルコシダーゼII)の遺伝子単離と生産
要約 組換えタンパク質生産宿主であるカイコから、複合型糖鎖合成に重要な酵素の1つであるグルコシダーゼII(αおよびβサブユニット)遺伝子を単離する。両者の複合体発現により本来の基質となる糖鎖に対...
要約 カイコで新たに同定された糖鎖修飾酵素は、特徴的な基質分解活性や分布様式を示し、チョウ目に特有の糖鎖をもつ蛋白質の合成に関与すると考えられる。本酵素の活性調節により、昆虫細胞を利用した、様々な糖...
要約 カイコのポストゲノム研究におけるリソースの開発と利用のために、トランスポゾンを用いたエンハンサートラップ法を開発し、新規突然変異系統を多数作出した。また、エンハンサートラップ系統情報のデータベ...
要約 イネいもち病菌のESTを35,189配列解読し、その配列を用いて4,155の遺伝子情報を詳細に決定した。解読したEST配列、決定した遺伝子座及び関連解析の結果はデータベースに格納し、ウェブサイトを通して公開し...
要約 カイコBACクローン約8万の両末端塩基配列解析した。その情報を元にカイコ品種p50TとC108T間で検出した一塩基多型(SNP)を利用し、BACをマーカーとした高密度のSNP連鎖地図を構築した。 キーワード カイコ、...
要約 昆虫の脱皮ホルモン生合成の制御に、液性のペプチド性因子だけでなく神経軸索を介した機構も関与することを解明した。これは、神経投射による脱皮ホルモン生合成制御機構を分子レベルで解明した初の例である...
要約 カイコ2型濃核病ウイルスに対する抵抗性遺伝子(nsd-2)を、カイコゲノム情報を用いて単離した。抵抗性カイコと感受性カイコでの候補遺伝子の塩基配列の比較により、中腸で発現している膜タンパク...
カイコ遺伝子の80%を網羅するESTデータベースとマイクロアレイ作製
要約 カイコの様々な組織のcDNAライブラリーを作成し、これらから任意に選んだクローンを解析し、約85,000個のESTを決定した。これらは17,615種に分類され、カイコの全予測遺伝子の80%を網羅する。得られたEST分...
要約 カイコゲノムについてホールゲノムショットガンシーケンシングを行い、213,289のコンティグを得た。総コンティグ長は387Mbとなり、カイコ全ゲノム(490Mb)の80%を解読した。 キーワード カイコ、ホールゲ...
要約 蚕糸・昆虫農業技術研究所で保有している昆虫培養細胞株について、特性データ及び画像データのデータベース化を図るとともに、電子情報としてWWWホームページから外部に公開しうる検索機能を有するシステム...
要約 カイコのゲノム解析を推進する上で基盤となる高密度連鎖地図を作成するために、PAPD等のPCR多型を用いて約500の分子マーカーによる連鎖解析を行いカイコの全27常染色体とX染色体に相当する28個の互いに独立...