要約 機能分子を結合するための「結合の手」(アジド基)が組み込まれたクリッカブルシルクの量産化を実現するため、実用品種との交雑育種を実施する。その結果、クリッカブルシルクの生産量が約3倍に向上するとと...
要約 カイコの卵巣移植技術の簡易化手法である。凍結保存した卵巣を効率的に使用することができる。特に凍結保存していた有用な遺伝子組換えカイコ系統の再生に有効である。 キーワード 凍結保存、個体再生、卵巣...
要約 染色性を高めるようなアミノ酸配列を導入した遺伝子組換えカイコ系統は、染色性が向上するのみならず、超極細の糸を生産できる。より少ない染料で良く染まるため環境に優しい上に、超極細であることから、し...
要約 質量分析(MALDI biotyping法)を利用し、ギ酸処理によって得られるペプチド断片のマッチング解析を行うことにより迅速に繭および絹の特性を判別する手法である。ごく微量の繭や絹でも高効率に分析でき、由来...
要約 緑色蛍光シルクを作る遺伝子組換えカイコについて、第一種使用規程の承認を得て、遺伝子組換えカイコとして世界で初めて養蚕農家での実用的な飼育を可能にすることにより、新たな価値を有する蚕業創出に先鞭...
要約 メス決定因子Fem piRNAによる分解を受けない耐性型Masc(Masc-R)を全身で強く発現する遺伝子組換えカイコのメスは若齢幼虫で致死する。この仕組みは雄蚕飼育法に応用できる。 キ...
要約 カイコにオニグモの遺伝子を組み込んで、強くて切れにくいクモ糸の性質を付与した新しいシルク(クモ糸シルク)を生産するカイコの実用品種による作出に成功した。クモ糸シルクは通常のシルクの1.5倍の切れ...
要約 天然の高分子量を維持したセリシン(バージンセリシン)の水溶液を安定的に調製する技術を確立するとともに、カイコの品種を改良して原料繭の生産性を向上させることにより、民間企業が香粧用素材としてバー...
要約 マニュアル化した遺伝子組換えカイコの大量飼育法により生産した、緑色蛍光絹糸および赤色蛍光絹糸を活用して、撚糸会社、織物会社、有名デザイナーおよび人形メーカーによる異業種連携により、ウエディング...
遺伝子組換えカイコを用いた蛍光色を持つ高機能絹糸の開発とその利用
要約 遺伝子組換えカイコの作出技術を利用して、緑、赤、オレンジ色等の蛍光を持つ絹糸を始めとして、極細の繭糸、細胞接着性を高めた絹糸を作る実用系統を育成した。次いで、導入した遺伝子産物の性質を残したま...
要約 短葉性を示すネギの新品種「砺波No.5」及び「砺波No.9」を育成した。両品種はいずれも葉身が短く、葉鞘の太さを確保しやすく、辛みが少なくて葉鞘・葉身ともにやわらかく良食味である。 キーワード ネギ、新...
要約 カイコBACクローン約8万の両末端塩基配列解析した。その情報を元にカイコ品種p50TとC108T間で検出した一塩基多型(SNP)を利用し、BACをマーカーとした高密度のSNP連鎖地図を構築した。 キーワード カイコ、...
要約 カイコ2型濃核病ウイルスに対する抵抗性遺伝子(nsd-2)を、カイコゲノム情報を用いて単離した。抵抗性カイコと感受性カイコでの候補遺伝子の塩基配列の比較により、中腸で発現している膜タンパク...
要約 易にゲル化や乳化する天然高分子セリシンと、紫外線遮蔽効果や抗酸化性、抗菌性を示すフラボノイドを同時に分泌するセリシン蚕品種を交雑育種法により開発した。 背景・ねらい 近年、セリシンは生体適合性な...
桑新芽は血糖値改善物質1-デオキシノジリマイシンを高含有する
要約 桑葉に存在する血糖値改善物質として知られる1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は新芽に最も多く含まれる。新芽を利用することで従来製品に対し、DNJをおよそ5倍含有する桑葉商品の開発が期待できる。 キーワー...
要約 蚕品種「セリシンホープ」より得られる未変性セリシンを原料とし、セリシンのみからなり、弾力性と成形性を有するハイドロゲルを作製した。セリシンハイドロゲルは、組織再生や創傷治癒への応用が期待できる...
要約 施設栽培コマツナにおいて、UVカットフィルム、防虫ネットおよび太陽熱処理を用いた物理的防除体系によって虫害を大幅に軽減できる。品種により軟弱徒長となる傾向があるが、品種選定により品質の確保は可能...
要約 緯糸に嵩高性のあるネットロウシルクを用いて、デニム用織物を作出した。斜文織りを採用することにより、デニム地裏面(皮膚との接触面)にシルクを配置させた結果、保温性等シルクの機能性をより効果的に発...
カイコの突然変異第一白卵とキヌレニン酸化酵素遺伝子を利用した新規マーカー
要約 カイコの突然変異第一白卵にキヌレニン酸化酵素遺伝子を導入することにより、幼虫の皮膚や単眼並びに蛾の複眼、卵色などが茶褐色になる。そのため、この系は組換えカイコをスクリーニングするためのホストと...
要約 カイコ受精卵を2カ年保存する方法を開発した。産卵後の高温保護を60日間行った後、20日と短期間で-2.5℃に移行させて370日間貯蔵する。その後、5℃に90日保護し、中間手入れ(10~15℃、9日間)を行い、0℃に12...